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概要

日本の伝説の女性。日本の伝説上の人物の中では有名な人物の一人で、彼女の伝説を直接パロディした物語や、オマージュしたキャラクターは多く、数多くの作品に影響を与えている。

伝説

若狭国(福井)に暮らしていた漁師の娘は、不老不死(あるいは不老長寿)になれるという人魚の肉を食したが、不老不死ゆえに家族友人に先立たれ、永遠にその最期を見なければならない運命を背負う。

その後、彼女は出家して「八百比丘尼」と呼ばれる僧侶となり、全国を行脚したと言われており、日本各地にそれにまつわる伝承が残されている。

彼女の末路は伝承によって異なるが、八百年生きた後、失踪し行方不明になった、千年の不老長寿であったため残り二百年の寿命を他者に譲った、再会した人魚の生き肝を食べて不老不死を解除し八百歳の老婆になった、等様々である。

各地の伝承に共通して、生前は椿の花を愛したと言われ、特に白い椿(或いは白地に薄い赤の斑が入った椿)は、八百比丘尼を象徴する花として伝承されている。

八百比丘尼伝説をベースにした作品

八百比丘尼をモチーフとしたキャラクター

火の鳥』における八百比丘尼

CV:久保田民絵

異形編」と「太陽編」に登場。但し、太陽編では名前だけである。

戦国時代、一国一城の主であり数々の非道を行い成り上がってきた父親から男児として育てられてきた女、左近介(さこんのすけ)。そんな父が致死性の鼻の病(鼻癌)にかかり、「父さえ死ねば自分は女として生きられる」と考え、その治療を行わせないために、治療に当たるはずだった尼・八百比丘尼を殺害する。

しかしその罰として、無限に繰り返す時間の中に閉じ込められてしまい、以降、己自身が八百比丘尼として成り代わり、永遠に若い頃の自分(左近介)に殺され続けるという宿命を負わされる。

「太陽編」で、霊界の戦いで傷ついた神々(異形の妖怪達でもある)の手当てを行っているのは、負った罪を清算する方法であると語られている。

地獄先生ぬ~べ~』における八百比丘尼

魚の速魚の肝を食べて不老不死になった尼で、自分を不老不死の妖怪にした速女を憎んでおり、本心では普通の女子に戻りたがっている。

バトルシスターをそのまま仏教の尼さんにしたような服装で、法衣を脱ぐとへそ出しショートパンツに大量の銃というものすごい格好になる。

関連タグ

人魚  不老不死

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