深海奏汰
しんかいかなた
奇行が多い海洋生物部長
「おさかな……♪ うみがめ……♪ どざえもん……♪」
「(くるしくても、たいへんでも……。ぼくは『ちじょう』で、いきていきます。うたってます、ずうっと)」
海を思わせる青い髪に、小さいアホ毛がチャームポイント。どこか神秘的
3年生の中では身長も体重も真ん中くらい。
制服は特に着こなしに奇をてらったところはない。
ユニット衣装は、彼も好きな海の青色。全身青にしたいらしい。
夢ノ咲学院3年生。『五奇人』のひとりで、海洋生物部の部長を務める。
おっとりしていてマイペースな不思議っ子。いつもニコニコしていてつかみどころがなく謎が多い。
一人称は「ぼく」、親しい人は下の名前で呼び、『おてら』のひと『こうてい』さん『ごろつき』など思う所がある人は役職で呼ぶことが多い(例外もある)
のんびりとした柔らかな口調で、誰に対しても敬語で喋るほか、ゲーム内の台詞はほぼ全てひらがなで表記されている(唯一の例外は千秋と初めて出会った際に覚えた「ヒーロー*」のみ)。
「ぷかぷか…♪」が口癖で専用の2Dモーションまで用意されている。「あうあう」というあざとい鳴き声(?)を発することも
水と海を愛しており、学院前の噴水に浸かり、水浴びをする姿が頻繁に目撃されている。冬でもおかまいなしに水浴びをしようとするため、周りの人間が戸惑うことも多い。仲良くなった人を噴水に引きずり込む習性がある。ただし本人はカナヅチで、噴水で水浴びという妥協策を取っているらしい。
海洋生物部の部室に巨大な水槽と謎の装置を設置したり、学院内の噴水で制服のまま水浴びをしたりと奇行が目立つため、教師からはよく睨まれている。
世間知らずでマイペースであるため、エビカツパンを購入しパンだけ押し付けてくる、王子様というテーマを考えてくる際にほら貝を吹きまくる、チョコレート作りで中にサバを入れようとする、etc...など水が絡まない奇行も枚挙に遑がない。
普段はのんびりしているがアイドルとしての技能は高く、ユニット『流星隊』の流星ブルーとして様々なパフォーマンスをそつなくこなす。
流星隊の名乗りは「あおいほのおは、しんぴのあかし! あおいうみからやってきた~♪ りゅうせいぶるう! しんかいかなた……☆」
時々名乗りの後に「きらっ☆」と行った効果音を発する。
本人のほわほわした雰囲気とは裏腹に親しい人には割と遠慮が無く毒舌な面も。
意外と怪力で海洋生物部の水槽も自分で運んだり、同じぐらいの体格の 男2人を軽々と脇に抱えることができる。
必殺技は「ちょっぷ」でMVのSPPでは手刀を披露してくれるものもある。
部室で飼っている海の生き物は家族として大切にしており、海洋生物の話題になると過剰にテンションが上がる。なお、食べることに躊躇はなく、捌くこともできる。
プロデューサーの誕生日には深海魚を渡してこようとしたことも。
また深海魚のぬいぐるみがお気に入りで、仲良くなると「ちょうちんあんこう」のぬいぐるみを渡してくれる。
ちなみに好きな食べ物は魚ではなく醤油。ごはんやみそ汁に醤油をかけようとしてくるほどの醤油好き。醤油片手に謎の構えをしているスチルも存在する。
初期は海洋生物以外にはあまり興味がないようで、特に流星隊の後輩とは最初どう接していいかわからず若干距離をとっていた。次第に愛情を注ぐようになり現在は「こどもたち」と呼び母のようにかわいがり、「よしよし」や「いいこいいこ」を頻繁にしてくるようになる。
かつての友人五奇人のことは大切に思っており、スーパーノヴァで流星隊のライブをした際には心の中で呼びかけていた。
家に関しては謎が多く、本人も詮索させたがらない。学生の頃は奇人と家の関係者や土地のお偉いさんの生徒以外には語っていなかった。
新章では引き続き「流星隊」の一員として活動。寮の同室は燐音と日和。
あおうみ水族館の宣伝や経営にも関わっている。「かなてぃ」としてマスコットキャラクターとして振舞っているようだ。
「流星の篝火」ネタバレ注意!
数々の伏線を撒き、謎が多いとされていた奏汰の家の正体は八尾比丘尼伝説をもとにした由緒ある旧家と土着の宗教が混じったような一族である。
具体的には、大昔から地域に蔓延る「わるいもの」(人の負の感情を増幅させる"なにか")を鎮める役目を持つ「かみさま」を頭首とし、「大海を支配する一族の末裔」「海とともに生きた超古代文明の子孫」などの噂される一族。
夢ノ咲学院の周囲の地域の富裕層はかつてこの一族を人柱のようにして繁栄したと言われており、御伽噺のようにも思えるが実際に地域の有力者たちは奏汰の一族を尊重している。
奏汰は「いきがみさま」として育てられた、深海家の当主。生まれた時から他者の願いを叶えれる神様として、願いを叶えることだけを役目と教えられ多くの信者から崇められていた。
家から外に出ることもできなかったことから常識には疎く、夢ノ咲入学当時は日常会話すら危うかった。
家族とは仲が悪いわけではないが、母親にはあまり会ったことがなく、入学当初は「親」の意味も知らなかった。また、両親は家では特殊な格好をしているらしく、外で一般的な服装をしていれば「ふつうのひとたち」であるようだ。
ちなみに、学院の生徒達もよく通っている水族館(あおうみ水族館)を経営しているのも深海家である。
奏汰が海の生き物に好かれるの恐らくこの生まれが理由。荒ぶった心を静める歌を歌うこともできる。またカナヅチなのは、家から逃げ出さないようにあえて泳ぎを教えられないようにしていたため。
幼馴染の三毛縞斑は、父が警察官であると同時に三毛縞家自体が深海家の信者であることから幼い頃から深海家に出入りしていた。斑自身はある一件から奏汰が人間であると確信し、その立場から救おうと何度か駆け落ちのようなものをしようとしたらしいがいずれも失敗に終わっている。奏汰にとっては唯一外の世界を知る手段でもあり、斑がこっそり持ち込んでくれた雑誌によってアイドルを知り、『かみさま』と似たその姿に憧れアイドルを志すようになる。
神崎家とも古くから深い関係がある。神崎家は代々、『いきがみさま』が道を間違えた場合、また"わるいもの"が蔓延った際に生贄として「『いきがみさま』を斬る」=「奏汰を斬る」という颯馬にとっては酷な役目が与えられている。颯馬は幼い頃から深海家の信者であったため今でも無意識に奏汰のことを尊重してしまう癖がある。
夢ノ咲1年時は「かみさま」という自認が強く、役目を果たそうと目についた生徒の願いを叶えまくっていた。そのため、次第に奏汰に言えば何でも叶えてくれるという噂が広まり「八尾比丘尼」というサークルが出来てしまう程の影響力を持つことになった。奇人の中でも特に学院内での影響力が強かった。
実際は願いを叶えていたのは、信仰を本物にしたかった深海家の熱心な信者であり、奏汰に秘密で人員と金にものを言わせて無理矢理願いを叶えたように見せかけていた。
五奇人・深海奏汰を倒すための「海神戦」の騒動を経て、にんげんとしての自覚を持ち「ヒーロー」としての道を歩みだす。
流星隊に所属する際「家庭について一切聞かない」という条件をつけたが、これは自分の家が特殊であるが故に周囲を巻き込まないための配慮でもあったようだ。
なんとズ!!では三毛縞の協力により、宗教は解体されることになり、健全化が図られた。また、サブマリンでは流星隊の後輩たちに家の事情を話し受け入れてもらうことができている。
過去の姿
守沢千秋:流星隊の隊長にして、同じ三年生の親友。奏汰が「にんげん」になろうとするきっかけになった人物であり、逆に奏汰は千秋にとっては「ヒーロー」になるきっかけとなった人物である。詳しくは「流星の篝火」を参照されたい。ともに「こどもたち」たる鉄虎、翠、忍への接し方を模索する間柄。ズ!!では抱え込みがちな千秋に「ちょっぷ」をしたりと副隊長として千秋を支える。
三毛縞斑:実は幼馴染。「げぼく」「ごろつき」など温厚な奏汰が唯一容赦のない物言いをする相手でもある。斑は先代流星隊副隊長。斑を尊敬する千秋に対し、「そんけいするところなどない」と切り捨てるような表現はしているが、家の事情や流星隊加入までの過程で感謝はしている。奏汰がアイドルを目指すようになったのは斑が外に出れない奏汰のために持ってきた雑誌がきっかけ。ズ!!では危ない橋を渡る斑を心配しているようだ。
羽風薫:海洋生物部部員で仲良し。女好きで男に対しては塩対応な薫だが一年時から奏汰とは仲良し。癒しの対象として転校生と共に奏汰の名前を挙げている。薫も名家の出身であるためか奏汰の家の事情も薄々察していて「もしも困ったらウチにおいで」と気にかけている。
神崎颯馬:海洋生物部の後輩。かなり尊敬されているが実は家同士かなり深いつながりがある。奏汰は健気に慕う颯馬のことをからかったりしつつも、かなりかわいがっている。
五奇人:はじめてできた対等の学友達であり、今でも大事に思っている気の置けない友達。
コメント
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