概要
プレイステーションで発売されたゲームのみでの出演となっている。
大昔にミイラ化し、鵺野鳴介(ぬ~べ~)の霊力によって現代に蘇った人魚。
その恩を返すべく、自分の肉を食べさせてぬ~べ~を不老不死にしようとする。しかしぬ~べ~は不老不死になるつもりがなかったため、恩を返しきるまで童守町に居着くことになった。人の感情に敏感で純粋な心の持ち主だが、頭が弱くドジなのが欠点。
ミイラ化した状態では日本の伝承で言い伝えられているような醜い姿であったが、復活後の姿に関してはあの広からナチュラルに「顔はカワイイ」と評されている事からかなりの美少女。姿そのものも、日本の伝承における猿の上半身と魚の下半身をくっつけたような醜い姿ではなく、西洋における人魚のような半人半漁の姿である。
ちなみにミイラ化した状態では、某有名ギャグ漫画でお馴染みのあのポーズをしていたが、本人曰く200年前に村祭りの明かりに誘われて陸に上がり、村祭りに参加して踊っていたものの海への帰り方がわからなくなり、そのまま山の中で干からびてしまったとのこと。
またスリーサイズはB90/W57/H85とされている。
陸上では人間と同じ形態に変化して完全な人間に成りすますことが可能だが、その際にガバッと大股を開いて下半身を見せつける癖がある(本人は純粋に変身した姿を見てほしいだけなのだが)。
人間状態で活動する際にはぬ~べ~が用意したセーラー服を着用しており、単行本に掲載された読者からの質問コーナーで「なんで教師のぬ~べ~がセーラー服なんか持ち歩いてるの?どこからセーラー服を手に入れたの?ぬ~べ~は変態なの?」という辛辣な指摘が飛んできたこともある。厳密に言うとそのセーラー服は蘇った速魚が街を彷徨っていた際にどこかの家の外に干してあったものを拝借したものであり、普段はぬ~べ~が預かっている。
西洋における人魚の特徴を併せ持ち、強い妖力を帯びた歌で相手の感情に強く働きかけ、感情をコントロールする能力を持つ。歌の歌詞次第では大惨事を引き起こすシロモノである。
アイドルを目指した回では、ゲストで来たアイドルをひがんで凶行に走った参加者をなだめるために、心をこめて一曲歌い上げ、会場はおろか地球規模ですべてを宥めてみせた。
彼女の血はどんな大怪我でも治すことが出来るものの、一定期間、「頭がとてつもなく悪くなる」という致命的な副作用がある。
ぬ~べ~が重傷を負った際、速魚の血で助けてもらった時は一週間ほどは掛け算九九すらまともに唱えられなくなってしまい、「教師人生が終わるかと思った」と戦慄させる程だった。
更に、血肉を食べて不老不死になった場合は副作用が更に輪をかけて酷くなるうえ、人魚の生き胆を食べない限り永遠に効力が消失しないという恐ろしい代償が付く羽目になる。
人魚の肉を喰らい不死身になったとされる伝説の尼『八百比丘尼(やおびくに)』に肉を与えた人魚が速魚だったという設定になっているが、比丘尼も不老不死になると同時に永遠にとてつもないドジなアホの子と化してしまった(そのせいで比丘尼から大変、恨まれている)。
ぬ〜ベ〜対絶鬼の死闘の際には、回復要員として活躍したが、頭が悪くなる副作用の被害は玉藻にまで及んだ。