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イヤミ

いやみ

「イヤミ」は「おそ松くん」初出のキャラクター。「新・おそ松くん」では実質主人公。また長年に渡る「ミスターイヤミ」シリーズの主人公である。
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シェー!!!

ちょっとまってチョ!!

ミーはおフランス帰りザンス!!


夢を見る人にしか、ルーヴルから美術品を拝借した話なんてしてあげないザンス(浦沢直樹「夢印」より)


曖昧さ回避ザンス編集

  1. 嫌み、嫌味…言葉や素振りでわざとらしく人に不快感を与えること。類義語に皮肉がある。
  2. いやみ…上記嫌味の表記ゆれの他に、水木しげる作品に登場する妖怪の名前でもある。
  3. 赤塚不二夫作品の登場人物、本項に記述

概要ザンス編集

おそ松くん』で初登場し、『レッツラゴン』『天才バカボン』『もーれつア太郎』など幅広く登場する。『おそ松くん』以降に描かれた作品では逆に出演していない作品を探すのが困難なほどである。


「ミー」「〜ザンス」「〜してチョ」という外国かぶれの口調や、飛び出た三枚の出っ歯、L字にはねた髭が特徴。

重度のフランスかぶれで殆どの話で「おフランス帰り」を自称しており、後述する「いやみ」でおフランスと比較していやみや悪口を言う事が多いが、実際にフランスに行ったことは無い。


性格は名前の通り「いやみ」な男性。六つ子を始めとした登場人物にいやみや嫌がらせ、イタズラを仕掛けるのが大好物。

年齢は作品によって異なるが、『おそ松くん』では30~36歳である。

「週刊少年サンデー」連載期では特に金汚く、インチキ商売や詐欺まがいの行為で一儲けを企む事も多い(その際におフランスに実際に行くことを目標にすることが殆ど)

「おそ松くん」を始め赤塚作品は主役キャラ以外は話によって職業やポジションがコロコロ変わる「スターシステム」であり、イヤミもそのお約束に漏れず学校の先生、怪しげなセールスマン、医者、泥棒、ルンペン(ホームレス)…と多種多様に登場する。

エピソードによっては上記の「いやみ」が鳴りを潜め、優しい善人として登場することもある。


漢字表記は「井矢見」で、現在では主にカタカナで表記される。また、本名は「井矢見重太郎」(つまりイヤミは苗字)である可能性がある(ストーリータイトル「講談 井矢見重太郎の一席」より。ただし話の中には名前が出てこない。この名前の元ネタはおそらく戦国時代の剣豪「岩見重太郎」)。

なお『おそ松さん』第二期5話ED「イヤミ音頭」や11話「復讐のチビ太」では「伊矢見」と書かれた札や表札も登場しているが、誤記なのか意図的に変えているのかは不明。一方、第三期9話「シェー」ではイヤミ自筆の書置きの署名で原作通りの「井矢見」表記も登場している。


他に「おドイツ」イヤミという亜種(容姿は似ていない)が登場したこともある。


演者一覧編集

CV:小林恭治(第1作)、肝付兼太(第2作)、鈴村健一(第3作=おそ松さん)、北川米彦(もーれつア太郎第1作)、緒方賢一(レレレの天才バカボン)

演:所ジョージフジテレビ「月曜ドラマランド」)、村田充(舞台版『おそ松さん』)、窪寺昭(舞台版『おそ松さん』第2作)明石家さんま(『フジテレビオレたちひょうきん族』内のコント)、片岡愛之助(ワイモバイルのCM)、前川泰之(実写映画『おそ松さん』)


口調ザンス編集

語尾に「~ザンス」を付けて話し、驚くとポーズをとって『シェー!!』と叫ぶ。

原作ではひらがなで「~ざんす」と表記される一方、アニメ版のサブタイトルはカタカナで、どちらの表記もアリ。

重度のフランスかぶれだが、一人称は英語の「ミー (me)」である(おそらく下記のトニー谷のネタに由来する)。


服装・スタイルザンス編集

原作では痩せ型で、3枚の出っ歯と顔の角に生えたひげ、まっすぐ揃えた前髪に顎まで伸ばした長髪を内巻きにした髪形が特徴。

服装はピンクと紫の中間に近い奇抜な色のスーツに赤いネクタイ(蝶型、帯型)を着用しており、靴ひも付きの靴を履いている。場合によってはステッキやハットを身に着け、スーツに「十」模様があしらわれていることも。シェー‼を披露した際には、膝を曲げた方の足につま先がベロベロに伸びきった靴下が見られる。そして靴を脱ぐと片方はベロベロに伸びきった靴下で、もう片方は指が全て見えるぐらい破けている。

服を脱ぐと、胸毛があることが確認できる。基本的には先述の通り痩せ体型だが、パラレルだと、脚がスラリと長く肩幅も胸筋もあるバランスの良い体型の時がある。


おそ松くん』アニメ第二期では、前半は原作とほぼ同じ姿だったが後半では太くて短い手足、スネ夫のように毛先が広がった髪型、顔の真ん中にひげとスタイルが大幅に変更されており、デベソで胸毛が生えている。


*1*8*3*

おそ松さん』では基本的な特徴は変わらないが、非常にスレンダーな体型となっている。

奇抜な色のスーツは相変わらずだがネクタイが無くなり、立て襟シャツ、ポケットチーフが飾られ、ブランド品のような革靴を履いている。

手足も長くなり、昔のイヤミと比べるとなかなかお洒落でスマートなルックスになったことが窺える。


そっくりさんザンス編集

イヤミの娘

チビ太、六つ子とお願いしてどうにか連れていって貰えることになったハタ坊と一緒に無賃でスキー場へ行くことに。そこに居合わせたのは、スキー講師のイヤミとイヤミの娘(名前不明)。チビ太は女の子なのにスキーが上手い娘を格好良く思い好意を持つが、なんと娘の興味の対象はハタ坊に。一方六つ子はイヤミに教えて貰うが、イヤミは「イヤミ行為」をするばかり・・・。六つ子も娘に教えて貰おうとするが、娘は相変わらずハタ坊贔屓するばかり。チビ太と六つ子は「ハタ坊なんか連れてこなければ良かった」と不満を募らせるが・・・

語尾が「~ザマス」でイヤミと同じ髪形にチビ太と同じ格好だが、頭にリボンをつけている。


デパチビ

デパチビの散歩ざんす

「おそ松くん」の「デパチビよこんにちはざんす」(電子書籍のeBook版では27巻)に登場。イヤミが町で会った犬で、イヤミそっくりの出っ歯犬。イヤミとはそっくりというだけでなんの縁も無いようである。「ゲプッゲプッ」と鳴き、イヤミに似ている部分も多々ある。


アポレオン

「もーれつア太郎」の『花のデコッ八 フランスイーヌの場合は』にナポレオン皇帝のペット名犬アポレオンの子孫(自称)として登場する。デパチビとはヒゲが異なり、イヤミの人格を持ち、野良犬たちのリーダーで人語を話す。


各作品でのイヤミザンス編集

『おそ松くん』ザンス編集

イヤミ

おそ松くん』原作では当初六つ子が主役だったのだが、イヤミ・チビ太が登場して以降は六つ子vsイヤミ・チビ太コンビの話が急増し、「少年キング」連載版では作品のタイトルとは裏腹に完全にイヤミが主役となり、逆に六つ子は滅多に登場しなくなってしまった。

だがしかし、コミックボンボン連載「最新版おそ松くん」でまた脇役に戻った。紳士気取りで周りの人に振り回されて酷い目にあっている。

自分と同じ出っ歯の生えたトト子を想像して美しいと思えるほどの謎の感性の持ち主。


最新版おそ松くん「イヤミの出っ歯王国」(コミックボンボン掲載。eBooK版33巻収録「デッパデッパデッパの巻」)では、出っ歯を馬鹿にされた事に

怒りをきたしブルドーザーに乗り込み六つ子達を追い出して町を破壊。跡地に新王国を建国!

問題は、当時連載されていた別の漫画キャラ達も出っ歯に変えてやると言うラストが

著作権問題に引っかかる為かお蔵入りにされている。


アニメ版『おそ松くん』ザンス編集

アニメ第一期では「サンデー」連載期と同じく六つ子に嫌味や嫌がらせ、インチキ商売を仕掛ける悪い大人という役割が多い。原作初期のエピソードの名無しのゲストキャラをイヤミ当てはめてアニメ化というエピソードもいくつか存在する。

アニメ第二期ではチビ太との共演が特に多く、サンデー後期〜キング期のように実質イヤミが主人公という状エピソードが多い。OP「正調おそ松節」に至っては9割イヤミが登場している始末である(ED「おそ松くん音頭」は打って変わって六つ子メインだが)。

一期・二期共に原作通り職業が毎回変わる(というより役といった方がよいか)。


声優は第1作の小林恭治が赤塚先生には最もはまり役だったようで、後に慣れるまで二代目の肝付兼太版のイヤミはイメージが違うとぼやいていたという。

ただし今知られているように現代においては肝付兼太版のほうが有名になりつつあり、赤塚先生も番組が終わる頃には別のタイプのイヤミとして承服していた。


『おそ松さん』ザンス編集

今夜はサイコー!!!

アニメ『おそ松さん』では「とんでもないモンスターに育った」個性派揃いの六つ子に主役を返上し、全く登場しない回すらあったが、1クール目OP「はなまるぴっぴはよいこだけ」では非常に目立つシェーをしていたり、1クールED「SIX_SAME_FACES~今夜は最高!!!!!!~」でボーカルを務めたり(ちなみに背景はもう一人の事実上の主役だったチビ太の好物のおでん)と他の脇役とは一線を画す扱いを受けている(2クール目EDではトト子に出番を譲っているが)。


相変わらずイヤミな性格で六つ子を騙すこともあるが、原作や「くん」アニメ版と比べると全体的に根っからの性悪というわけでもなく、むしろボケ役にまわった六つ子に対してツッコミを入れる常識人ポジにつくこともしばしば。

また、第4話のアバンタイトルで「シェー‼」の練習をするなど、意外にマメな姿も窺える。


アニメ主役回ザンス編集

第1期・第2期ともに第6話と第18話で主役が回ってくる。他にも何話か。


第1期6話B「イヤミの大発見」

ようやく主役として登場。河川敷の下に住むホームレスであり、競馬で負け続け財産をする。かつて持ちネタの「シェー」が人気を博したことを覚えていて、お役所に自分を街のイメージキャラとして雇えと持ちかけるが追い出された。

そんな中、デカパン博士により自身の出っ歯がレアメタルであることが判明(イヤメタルと命名されるも会見での反応はイマイチだった)。そこで一躍有名人・金持ちになり、フランス永住権がかかった大統領面会を約束するも、不慮の事故で出っ歯を失い、かまぼこ板でごまかしたがためにペテン師の汚名を着せられ再びホームレス生活になる。しかしおそ松に頭を叩かれたことで再び出っ歯が生える(鉋と同じ要領)が、その後ブラック工場で出っ歯を大量生産させられる羽目に……。


第1期10話「イヤミチビ太のレンタル彼女チビ太との主役回。→イヤ代


第1期18話B「逆襲のイヤミ

やはり主役の座を六つ子に奪われたことを不服に思っていたことが判明。そこで優勝したら次回からはそれまでの地位にかかわらず、誰でも主人公になれるカーレース・『イヤミカート』を開催するが…→イヤミカート


第1期20話C「イヤミの学校

チビ太と共にお笑いの学校を開いて、生徒から受講料を集めて稼いでいた。そこに六つ子が訪問し、完全にお笑いをナメきっている六つ子にお笑い界の厳しさを叩き込んだ。かつて昭和の大スターだっただけあり、笑いに関してはシビアな一面を持っているようである。

さらに物語のラストにはイヤミ自身が体を張ってお笑い界の厳しさを体現する姿は必見。

チビ太「イヤミ先生の舞台、本当によーく見とくんだゾ?」


第1期22話B「ファイナルシェー

シェーを拳法の構えだと思われて助力を乞われる。ある意味で素晴らしい活躍を見せた。


第2期6話Aイヤミがやって来た

イヤミが六つ子の家で好き勝手暴れ回る話だが、1期3話で六つ子に家を荒らされた仕返しともとれる。


第2期9話B「ゲームセンターイヤミ

自販機の下で拾った小銭をゲーセンにつぎ込む。他の客(第2話の少年たち)に「僕たち子供が絶対付き合っちゃいけないようなおじさん」と言われつつもゲームを次々に攻略して尊敬を集めるが……。


第2期18話「イヤミはひとり風の中」原作のリメイク回の主役である。イヤミカート時の「古き良きおそ松を取り戻す」という悲願が1期越しで叶ったとも言える。


第2期19話B「ふくわ術

チビ太たちとニセ腹話術師に扮して、子供騙しの悪だくみで小銭を巻き上げるが……。


第2期23話C「悩むイヤミさん

楽屋ネタ回。ミーは人気が無いと今頃になって悲観する。

昭和のギャグキャラとして確立した特徴を分析して、「おそ松さん」の六つ子達から浮いてしまう己を再確認したが悩みは解決しなかった。(それは揺るぎない個性の裏返しでもあるのだが)


(以下は短編)

第1期3話の「10月31日」ではハロウィンの仮装をして押しかけてきた六つ子に、お菓子を渋々あげたにもかかわらずその直後、家の骨組と畳一畳、自分が履いていたパンツを除いた全てを盗まれた。今作では六つ子のクズっぷりが強調されているためイヤミ自身の言動は目立ってはいないが、上記のような善行が報われないオチであるのはいつの時代も変わらない。


第1期11話の「マッチ売りのイヤミ」にてマッチ売りの少女に扮して登場。自慢の歯で着火したマッチの火に豪華な食事を楽しむ金持ちの家の風景が映し出されるが…。


第1期19話A「時代劇おそ松さん」ではお代官となったトド松越後屋のテンプレの如く怪しげな取り引きをするが、お代官がビビリなために重箱の中身を爆弾かと怪しまれてしまう。困ったイヤミは中身はお金だと言うが、「お前が絶対そんなのくれるわけない」と嘘つき扱いされて全く信用されなかった。そして肝心の中身は…


第2期5話「夏のおそ松さん」の「暑いざんす」では、チビ太と夏の炎天下を過ごす。デカパンの研究所では壊れたクーラーをハンマーでさらに打ち壊して八つ当たり。脳みそに直結するVR機器で涼しさに浸るがそれが命取りに。他、「花火」では柄シャツを着て花火見物をしていた。

エンディングは「イヤミ音頭」であった。


第2期14・15・17話では「UMA探検隊」の隊長に扮した。頼りない十四松やハタ坊の世話を焼く。


その他の出番ザンス編集

第1期13話〜15話・21話および、第2期7話・10話には出ない。→おそ松さん(アニメ)


【第1期】

 (後に封印された)第1話ではイケメン化した六つ子の設定に合わせ、フランス帰りというかフランス人そのもの(チョロ松「こいつ人気出すため国籍まで変えてきたよ!」)な容姿の金髪長身の爽やかイケメン教師として登場し、スタイリッシュなシェーも披露(ただし詰めが甘く、実は出っ歯が隠れている)。昭和ネタを出してしまった六つ子のフォローに来たり、巨人になったチビ太によって学校が破壊された際にパニック状態になった生徒達をデカパン校長と共に率先して避難誘導させていた。

 第2話では六つ子を騙してブラック工場で働かせた。

 第4話のアバンタイトルにて、ダヨーンと二人でシェーの練習(実は後の回の伏線だったりする)。Bパートではトト子のライブチケット(8,500円)を強制ながらも購入した。

 第5話にて女性を口説こうとしたり、大いなる欲望を秘めて選挙に出馬したりするが、エスパーニャンコのせいで失敗した。

 第8話Bパートでは、トト子のライブのグッズ販売員として登場。黒い本性丸出しのトト子&彼女に翻弄されポンコツ状態の六つ子達に終始ツッコミを入れていた。一方で「AVに出れば人気が出る」と不謹慎な発言もした。(しかしその際、何故か彼ではなくカラ松がとばっちりを受けた。)

 第9話Aパートでは、相変わらず猫の集団とちくわぶを巡って争っていた。

 久々の登場となった第16話Aでは、チビ太・デカパンと共に世紀末なキャラとして登場した。

 第17話では概念化された世界で文字となって登場。そのイヤミを体現する文字は「歯」であった。歯という文字になってもシェーはできる模様。

 第24話Bでは、就職したチョロ松を社員寮まで車で送っていた。相変わらず名前の通り嫌味なことを散々言うが…。


 そして第25話では、ドラフト選抜を決める野球試合にて六つ子たちをハタ坊の旗で応援したり、途中からは松野家チームに参加し、18話のレース回で出てきたスイッチで相手チームを消したりなど活躍を見せた。だが、宇宙最強チーム「四銀高校」の圧倒的な強さで松野家チームが危機一髪になっているにもかかわらず、1人ロケットで逃げようとする。しかし、宇宙人にレーザーで攻撃されてしまう。


【第2期】

 第1話の前半でチビ太と再会し、フランスに行ってきたとニューヨーク旅行の写真を見せる。チビ太と久しぶりに松野家を訪れるが、変わり果てた六つ子らに慄いて逃げ出した。後半では巨大化し、ちゃんとした六つ子が乗る巨大ロボと戦う役を務めた。

 第2話Bパートでは少年にウンコをぶつけられスーツが汚れたが、デカパン博士の「超洗剤」で対処し、出っ歯総会のパーティへ行った。

 第3話Cではテレビプロデューサーをしていた。MCの照英さんに掛けてシェーがショエーになる。

 第8話A「合成だよん」では第2話の少年にまた服を汚されて母親に抗議していた所をダヨーンにさらわれ、おそ松と合体させられて「イヤ松」になった。Bパートでは水族館の関係者役。

 第11話「復讐のチビ太」では家に逃げてきたおそ松を一松と間違えつつ「帰ってちょ」と言うが六つ子の3人に押し入られた。結局は親切にしてやるが、彼が六つ子に優しいときは裏があるのだ。なお家に第1期に出た女性がいた理由は謎。

 第12話は出番がほぼ無いが、Bパート「栄太郎親子」にて新ギャグを考える栄太郎が「シェー」をしたことに焦った一松とトド松が「人のやつ!」とイヤミの等身大の看板を出した。Cパート「返すだス」ではエスカレーターに乗ってデカパンとすれ違った。

 第13話「年末」の短編「よいお年を」では、スーツのまま雪山に連行されたようで、六つ子の2人にスノボ代わりに踏まれるわ転がされるわのあげく崖から落とされた。「かさじぞう」では昔話のお婆さんに扮した。

 第16話「宇宙海賊」では海賊の捜索騒ぎに巻き込まれ、悪人面を理由に疑われてしまい懸命に否認した。

第21話Aではセリフが無いが女性役でみんなと踊っていた。

 第22話「海外旅行」では牢屋に閉じ込められるが脱出。やせ細って体でヨガを極めてよくわからない強さを得ていた。

 第24話「」では宝探しに行く途中で、おそ松を誘うが断られた。

 最終回の第25話では○○して○○へ行ったが、六つ子がすべてを諦めかけたのと対照的にイヤミはいつもと変わらない調子で暴れていた。そして××の状態になりながらも「シェー!」と復活した。


「誰が誰でもおんなじザンス」編集

六つ子とは気の知れた仲だが、第1期2話にて「おや、おそ松ザンスか?」「トド松」「おそ松はこっち」と間違えるなど、今でもきちんと区別はできていない模様。

25話になっても六つ子に声援を送る皆の中で一人だけ違う名前を呼び、第2期2話や11話でも変わらず間違える。

「ダレがダレでもおんなじざんす!」(「SIX SAME FACES」の歌詞より)


アニメ外で公式フィギュアに関わった時もやはり見分けがついていなかった(イヤミが出品者だから六つ子の顔と服がちぐはぐというネタ。2018年時点の関連リンク)。


暮らしぶりザンス編集

暇ではないようだがやはり職業がコロコロ変わる(これはデカパンもそうだしダヨーンに至っては量産されている)。相変わらず独身のようだ。


第1期3話「10月31日」で私生活の一端が窺えるが、この時代になっても家は畳、ふすま、ブラウン管テレビなど昭和臭丸出しで、食べているお菓子もいもけんぴかりんとうなど昔ながらの渋いチョイスが目立つ。(その他のお菓子としては酢昆布(見た目は都こんぶ)、干し梅ココアシガレット甘いか太郎、兵七餅(兵六餅のパロディ)が確認できる)

第3話での悲劇が第6話以降の極貧生活に直結しているかどうかは視聴者の考察のネタとなっている。

第2期になっても橋の下に住んでいた(第2話)が、第6話では極貧生活を活かして六つ子を出し抜き、そのおかげか定かではないが第11話にて1期ぶりの家に住んでいる。

第2期最終回では○○も川岸にあった。


ゲームでは編集

おそ松さんのへそくりウォーズ」では出っ歯をさらに伸ばして攻撃をする。ちなみに歯が伸びるネタは「おそ松くん」にもある。「おそ松さん」の2期8話Bでも、おふざけが過ぎた十四松その調教師を伸縮する歯で薙ぎ、プールへ落としていた。

戦闘ボイスは「シェー!」「ミーを主役にするザンス!」など。


『もーれつア太郎』ザンス編集

もーれつア太郎』原作版においては、本官さんと並ぶ他作品出身でありながらの準レギュラーキャラクターア太郎が銀行強盗に誘拐される事件が初登場で、最初は六つ子の家の隣に住む小説家の先生だった。その時は強盗を皆で懲らしめた後、強盗が盗み出した大金を急に太ったことにして着物にしまい持ち逃げしようとしたが、一緒に居合わせた六つ子に怒られ着物ごと剥ぎ取られる。その着物はその場でア太郎と一緒に捕まっていたパンツ一丁の×五郎が熱を出したので着せられた。基本的に話の本筋には関係ないがちょこちょこ色んな役柄で登場する。しかし、パラレルストーリー物においてはかなり事件の確信に迫る重要な役だったりする。

風雲もーれつ城』では、バカボンのパパそっくりの殿様の毒殺を企て、事件の首謀者であることがバレると、城の家臣たちを次々と斬り捨てる強さを見せつける徹底した悪役ぶりを見せつけた。ハタ坊が演じる、剣の腕前が抜群の殿の弟に成敗されることとなる。

また先述にもある『花のデコッ八 フランスイーヌの場合は』は犬であるが実質主役である。


『まかせて長太』ザンス編集

長太の家の家業である「便利屋」のライバルの便利屋であり、仕事も上手く売れているが、長太たち親子に嫌味を言ってきた。


『大日本プー太郎一家』ザンス編集

コミックボンボンで連載された作品で、最終回でゲスト出演。


『ネコの大家さん』ザンス編集

大富豪の遺産を相続した主人公の猫の「スパゲティ」は富豪の実の息子の「ハンバーグ(人間)」に命を狙われることになる。その時雇ったのが殺し屋のイヤミだった。だが渡された似顔絵は下手で、イヤミは間違えて他の猫ニャロメを撃ってしまう。なんとかニャロメは一命をとりとめイヤミはニャロメと暮らすことになった。


『レレレの天才バカボン』ザンス編集

天才バカボン』4度目のアニメでも脇役として登場。寿司屋の客、タクシーの運転手、銭湯の客などの役を演じた。


余談ザンス編集

赤塚先生曰く、モデルになっているのはボードビリアンのトニー谷と、少年サンデーの編集者だった樺島氏。


アニメ第2作では、明石家さんまにオファーが来たが、「そんなギャラでは出すわけにはまいりまへん」と事務所が拒否した。後に(原則)関西ローカル番組で語り、「心残りや」と言っていた。ちなみにさんま本人は『オレたちひょうきん族』で『おそ松くん』のパロディコントをしたときにはイヤミに該当する役を演じていた。


『おそ松さん』第2話で登場した際に乗っていた車は日産・キャラバン。ただし六つ子を乗せて工場に移動する場面だけ何故かトヨタ・アルファードに変わり、到着時にはキャラバンに戻っている。


小学館ビッグコミックオリジナル誌より浦沢直樹による新作が2017年秋発表、タイトル『夢印』。イヤミがゲスト出演?!(©フジオ・プロ/赤塚不二夫のクレジットがある為許諾を受けた登場と思われる)


藤子不二雄(藤子・F・不二雄)のSF短編スーパーさん」では、オチにイヤミ化した主人公の女の子が登場する。こちらも©フジオ・プロの吹き出し付き。



関連イラストザンス編集

イヤミさんイヤミのこだわりとは


関連タグザンス編集

赤塚不二夫 おそ松くん おそ松さん シェー おフランス

イヤミとチビ太 イヤ代 サイボーグイヤミ

イヤミはひとり風の中

明石家さんま

テラザウラー:日本語吹き替え版の口調がイヤミをモチーフにしている。日本語版は飛田展男つまりダヨーンの人。

星プロ(ドコモ):最初に公開されたCMに少しだけ登場し、主役3人に対し「クビザンス!」と言って突っぱねている(ただしロングVerにしか登場しないどころか、以降は全く出番無し)。

非関連タグ編集

フランス

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