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恋する十四松

こいするじゅうしまつ

アニメ「おそ松さん」第9話Bパートのサブタイトル。
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概要

アニメ「おそ松さん」第9話Bパートのサブタイトル。
(Aパート→チビ太とおでん)
松野家五男の明るい狂人・十四松が主役の、片思いからの失恋を描いた、ギャグアニメであるおそ松さんには珍しい終始シリアス調で進められる回の一つである。

ストーリー


いつも能天気でパワフル、突拍子の無い行動を繰り広げる異常に明るい松野家五男、松野十四松。彼は毎日毎日異常に明るくバカだった。だがある日を境に、彼は別人のように変わってしまう。なんと、“普通の人間”になってしまったのだ。兄弟の急な変化に困惑するおそ松カラ松チョロ松一松トド松…そんな夜、一体十四松はどうしたのかと5人が考えていると、おそ松が十四松が何かを握りしめて寝ている事に気づいた。そして、彼らは衝撃の事実を知ってしまう。それは、十四松が女の子とツーショットで写っている楽しそうなプリクラだった。それに文字通り大きな衝撃を受ける彼らであったが…。
これは絶対何かあると悟った彼らは、翌日出掛けていく十四松を尾行する事に。そして、その行き先のオシャレなテラスカフェで十四松の前に現れたのは…十四松とプリクラに写っていたあの女の子だった。彼女はよく笑い、十四松のギャグが大好きな、笑顔の絶えない女の子だった。笑顔で付いていく女の子の姿と、十四松、それを陰から見守る兄弟達…。
そして十四松は。次に会った時、ついに告白すると言うのだ。それを全精力をあげて兄弟達は応援する。彼らが見守る中、ついに決戦の日が来た。






























結末

そしてある雨の日、十四松は意を決して彼女に告白する。しかし…彼女はその告白を受け取る事なく、走り去ってしまう。呆然と立ち尽くす十四松、そんな様子を傘もささず見守っていた5人の兄弟……
その夜、6人はチビ太のおでん屋に訪れた。十四松を励まそうとしていたのだ。しかし、相変わらず兄弟たちの間に喧嘩が勃発し…しかしその喧騒に混じり、十四松は涙を流した。ふられてから今まで、ずっと我慢していたのだろう。十四松は泣き止まなかった。いつしか兄弟喧嘩は収まり、十四松の泣き声だけが夜の屋台に響いていた。
そしてしばらく経ち、泣き止んだ十四松にトド松は重い口で事情を聞く。彼女のことを聞いたのだった。すると十四松は、自分が彼女と出会った経緯を静かに語り出した。

「1か月ぐらい前…彼女、死のうとしてて――――――」

1ヶ月前、彼女が荒れ狂う海岸で入水自殺をしようとしていた所に、十四松が通りかかったのだ。荒れる砂浜で素振りをいつまでも続ける十四松。そんな中、十四松が高波にさらわれてしまい……。十四松はその彼女により助けられたが、意識は無いままだった。懸命に十四松の命を救おうと努力する彼女…すると、心臓マッサージの最中、十四松の顔の至る所から水が勢いよく飛び出した。胸を押せば水が飛び出す…そんな十四松の姿に、いつしか彼女は笑い声をあげていた。
十四松は彼女に救われ、また彼女も、十四松に救われていたのだった。そして、彼女は今夜、田舎に帰ってしまうというのだ。
再び涙を流し始める十四松に、長男おそ松が静かに、しかしはっきりと告げた。

「会いに行けば。まだ間に合うでしょ?」
「引っ越しする日に誰かに会うって、結構めんどくさい事だよ。」

この言葉を受け取り、十四松はすぐさま新幹線のホームへ向かって走り出した。兄弟はいない。たった1人で走り出したのだった。
ホームでは、彼女が僅かな荷物を持って新幹線に乗り込もうとしていた。するとその時、そこに響く走り靴音。彼女はそれに気付き振り向いた。するとそこに息を切らしやって来たのは…
十四松だった。
十四松の姿を見て、彼女は何かを言おうとするものの、その先の言葉が見つからない…。すると、十四松は…
「また…会えマッスルマッスル!!ハッスルハッスル!!」

そんな十四松の姿を見た彼女は、十四松の気持ちに答えられない申し訳なさに耐えきれず、次々と涙を零した。その様子を見て大慌てでお得意のギャグを繰り広げる十四松だったが、十四松が奮闘するほど、大切な友人からの異性としての好意には答えられない罪悪感に彼女の涙は増すばかりだった。
しかし…新幹線のドアが閉まり、彼女と十四松はついに遮断されてしまう。そして、無情にも走り出してしまう新幹線……。しかし、十四松が諦める事はなかった。走り出す新幹線に並走し、彼女にギャグ顔を繰り返し見せ続けた。垣間見える十四松の表情は、真剣そのものだった。
そして遠ざかる新幹線の中、十四松が最後に見た彼女は……
確かに、笑っていた。
そしてその一瞬後、新幹線はホームを出て、すぐに見えなくなってしまった。彼女を救ったのは、きっと十四松だった。そして十四松はその場に仰向けに倒れ込み、心の底から叫んだ。


「ありが特大サヨナラホームラーーン!!」

涙を目に浮かべながら笑う十四松の姿は何とも清々しいものだった。
そして…新幹線の中では、彼女は涙を流していた。それは彼女が握りしめていた、“14”のリストバンドが証明してくれることだろう。
……彼女の言う『田舎』は、一体何処にあるのだろうか。それは途轍もなく、遠い遠い彼方の、誰も知り得ない場所なのかもしれない。






























余談

  • 彼女が十四松を発見するシーンにて、彼女が立っている崖の側面に赤い字で「自決」と書いている。真実…全ては闇の中である。
  • ラストシーンにて彼女が乗って行く電車の行先は「さいはて」になっている。また、駅のモデルは上野駅だと思われる。
  • この次の回(第10話)は「イヤミチビ太のレンタル彼女」という別の方向から見た彼女ネタになっている。
  • 1期最終回「おそまつさんでした」にて、花の精やダヨーン娘と共に何と彼女も再登場した。彼女のユニホームの胸番号は"十四"背番号はリボンだった。ただしこの話がお祭り回的な位置づけだったためか、再会の描写は無かった。
  • 2期第8話「十四松とイルカ」にてイルカトレーナーとして再登場。ただし話の都合上いつもと設定が異なるため、こちらでは十四松とは初対面の設定となっている。


関連イラスト

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