ジュウシマツとは、スズメ目カエデチョウ科キンパラ属コシジロキンパラの亜種であるチュウゴクコシジロキンパラから作出された愛玩用家禽。
飛ぶ力が弱く野生で生きることはできない。
概要
体長約12cm、体重13~18g。寿命は7年前後。
鳴き声は「プッ、プッ」「ププピー」。「バーカ!」ではない。
江戸時代に中国経由で日本に輸入されたコシジロキンパラが愛玩用(コンパニオン鳥)として品種改良されたもの。原種は中国南部から東南アジア、南アジアに広範に生息して繁栄している小鳥。
丈夫で飼いやすく、複数で飼っても喧嘩をしない(十姉妹という名もそこから)。また飼育下でも容易に繁殖する。こういった性質から、神経質なため飼育下で上手く繁殖が出来ない比較的近縁のスズメ目の小鳥に代わって里親(卵の抱卵段階から代役をする)になる事も多い。
なおコンパニオン鳥として飼われているため、喰われることはほぼない状態で、繁殖用の鳴き声に磨きをかける余裕が生まれたため、繁殖期の雄が歌う「愛の歌」が、ある種の「文法」に基づいた複雑な構造を持つ事が判明している。これを少々アレンジしたものを原種のコシジロキンパラ雌へ聴かせたところ「通常の3倍の産卵」をしたという。鳥であるため一応著作権はないうえ、「歌は父親から引き継ぐのがデフォ」「隣のおっさんの歌のいいフレーズはパクる」という伝播の習性が認められているものの、コシジロキンパラ雄へジュウシマツハイパーラヴソングを歌うように訓練させて野性へ戻し、観察したところ、彼の歌はだんだんしょぼくなっていったという。
文字からすると鳥の漢字は無いがれっきとした鳥類である。
関連イラスト
(十四松ではない)