「十四松くん・・・私・・・」
概要
CV:桑島法子
『おそ松さん』に登場するキャラクターで、とある縁がきっかけで十四松と付き合っていた女性。本編で本名は明かされておらず、EDのクレジットでも"彼女"としか表記されていない。
その為、pixivでは"十四松の彼女"という名称で表記する。
なお、元々このタグ自体は彼女だけに対して使用される物だが、現在は十四松とのイラストが殆どである為カップリングタグとしての役割も果たしている。
人物像
茶色の長髪を左サイドに寄せた1本の緩い三つ編みや鼻の頭にあるそばかす、少し太めの眉と純朴な容姿をしている。性格は温和で大人しげな雰囲気だが、十四松の奇行ネタを見て見事にツボにハマるという少し変わった一面を持っている。
また、普通の人ならドン引きしそうな彼とのパワフルな公園デートでも楽しそうに過ごしている。特に、十四松が新たに生み出した水芸ネタは笑い過ぎて思わず失神する程気に入っている事も明かされている。
作中での活躍
第1期
9話Bパート『恋する十四松』
初登場。他の兄弟達がこっそりと様子見している事は知る筈も無く、十四松といつも通りのデートを満喫する。
しかし、出会ってから1か月が過ぎた頃に彼から告白を受けた彼女は何故か止むを得ず振ってしまう。その後、彼女についての詳細や出会いのきっかけはその日の夜に十四松本人の話から1ヶ月前にとある出来事を機に海辺の崖から入水自殺をしようとしていた事、その日に偶然同じ浜辺で素振り中に高波へ飲まれた彼を一生懸命になって助けた事、心臓マッサージ中の水芸で彼女が思わず笑った事、更に今夜の新幹線で田舎に帰る為もう会えない事が明かされた。
そして、予定通りその車両へ乗ろうとした丁度その時にホームへ駆けつけた十四松と再会を果たす。1度振ってしまったにもかかわらず来てくれた彼に何と言えば良いのかと戸惑っていた中、当の本人から「また・・・会えマッスルマッスル!ハッスルハッスル!」というエールで彼の優しさと自身の申し訳無さに耐え切れず、彼女は思わず涙を零した。
その後、車両のドアが閉まり新幹線が少しずつ出発し始めた後も必死に並走しながら渾身のネタを出し続ける十四松を見届け、最後は涙を流しつつも満面の笑顔を見せる事が出来た。そして、車両の中で再び涙を流した彼女の左手首には"14"と書かれた黄色のリストバンドが巻かれていた。
25話『おそまつさんでした』
松野家のセンバツメンバーの1人として登場。突然の死を迎えたコーチ松の墓参りに来ており、感傷に浸った後のシェーも披露している。
その後、決勝戦では"十四"の文字が書かれたユニフォームを着て挑むが対戦相手の第四銀河大附属高校にボコボコにされ、他のモブキャラと共に死亡した。
なお、これ以降のエピソードでは十四松との再会の描写などは特に描かれていない。
第2期
8話Bパート『十四松とイルカ』
(十四子以外の)じょし松さんと共にイルカ調教師のメンバーとして登場。イルカになる(調教師にではない)という途方もない夢を持つ十四松のコーチとしての役割を果たす事を決意し、彼と一緒に猛特訓を行う。
しかし、その内容は無理矢理顔面を水に押し込む、生魚を大量に食わせようとする、超音波を出させようとするなど、どれも十四松が思わずギブアップしそうな程非常にドSな指導で、後に行われたパフォーマンスのテストでは唯一彼らだけ不合格になってしまう。一時はこれがきっかけで仲が決裂してしまうが、イベント当日では、イルカたちと心を通わせ本気を出した十四松(全裸にイルカのペニスケース付けただけ)と一緒に奇跡のパフォーマンスを成功させ、重わず涙を浮かべながら笑顔でガッツポーズをした。
…十四松含めたイルカは全員外海に泳ぎ去って行ったが。
25話『地獄のおそ松さん』
6つ子達の葬儀の参列客として登場。チビ太の後ろに居る為顔は見えないが、髪型は第1期の頃の方である事が窺える。
メディアミックス
パズ松さん
2016年8月18日に実装された桃太郎十四松の覚醒後イラストで登場。何故か浦島太郎のように竜宮城に居る彼の近くに乙姫の彼女が小さく映っている。
へそくりウォーズ
元々は十四松(夏祭り・WDプリンス・和風スチームパンク)の攻撃モーションの一部で登場していたが、2018年2月20日から本人も2期8話Bパートの衣装で実装された。
彼女:ウェットスーツ (★4) |
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赤塚シーランドでドルフィントレーナーとして働く彼女。十四松をイルカショーにイルカとして登場させるために、責任を持って思ってたよりスパルタな調教を行う。 |
たび松
特定の家具を置くと十四松と部屋に来る事がある。また、『ニートマジカルミュージックガチャ』からゲット出来る『魔法の机』では魔法音楽学校という設定で作曲をする十四松の後ろに魔女帽子を被った彼女も見られる。
にゅ~パズ松さん
2018年11月16日に実装された『天使と悪魔シリーズ』で十四松が抱えていた写真で登場。顔は見えないが、恐らく彼女である可能性が高い。
また、その他にもストラップなどで単独登場しているシーンも幾つか見る事が出来る。
余談
- 2018年12月6日〜同年12月31日に行われた『おそ松さん総選挙』では、サブキャラ&非日常キャラ編で第1位に選ばれた。
- 2期5話『夏のおそ松さん』のエピソードの1つ『今年こそ』では、女性に声をかけようと飛び出した十四松に対してトド松が「ボク達の中で唯一彼女的な存在を作ったダークホース!」と彼女を仄めかすような台詞を言っている。
彼女についての考察
- 恋人繋がりでは原作の『おそ松くん』でもチビ太との関係などが明確に描写されており、彼に従来通りの人格を維持させていた花の精が登場している。
- 作中では十四松を"君"付けで呼ぶ、トド松が彼女を"あの子"と呼んでいる、更に後述の考察から年齢は6つ子達と同年または年下の20代と考えられている(十四松の性格と自殺から救われた経緯から、彼女と十四松が嘘の年齢を言うとは考え難い為)。
- 更に、1ヶ月前に彼女が自殺を図ろうとしていた時には左腕に白の包帯らしき物が巻かれている事(白のブラウスを着ている事から初見では判別し難い)や身を投げようとした際にその包帯部分を右手で握りしめるなど徹底して左腕を庇うような仕草を見せている。
- ただし、これらの事実については作中で明確に描写されていない上にそのAVが赤の他人という可能性もある為、必ずしも断定は出来ない。
- それでも、どのような経緯であれ十四松と出会った時の彼女の精神は自殺寸前までに追い詰められていた事が窺える。
- ラストで登場したリストバンドは、元々野球のユニフォーム姿の時に左腕に巻いていた十四松からプレゼントされた物ではないかと考えられている。
- ただし、作中でどのような経緯で彼女の物になったのかについては明かされていない。
- なお、いつも十四松がつなぎを着るときに被っていた赤1色のカラーコーンが彼女と出会ってから縞模様になっているという考察もある。
- アダルトコーナーで何かを見つけた後に松野家に帰ったおそ松が、十四松に何かを問いかけようとするものの結局触れずにあえて応援する姿勢を見せた一連の行動には、彼女の暗い過去について彼が受け入れた上での好意を悟ったか何も知らないままの彼の純情をあえて汚さないように配慮したのではないかと考えられている。
- どちらにせよ、おそ松の長男としての器が窺い知れるシーンである事が窺える。
中の人について
- 2015年11月26日に、本作の公式Twitterでは1期9話の放送前に桑島のゲスト出演がアナウンスされている。
- また、十四松の中の人との共演だった事から『宇宙戦艦ヤマト2199』の古代進と森雪の2人が思い当たったファンも少なくない。
関連イラスト
関連タグ
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