概要
その事物が持っている本当の事。特に「本当に起こった事」などを指す。
「真実は人の数だけ無数に存在する」
「何が真実なのかは人によって違う」
「ただ事実は一つです」
と、真実の追求を目標にする既存の推理作品に一石を投じる発言をし、以下の一例で解説している。
事実:「AとBが階段でぶつかり、Bだけが落ちて怪我をした」
Aの真実:「ふだんから遊んでいて、それで今日もふざけただけ」
Bの真実:「Aにいつもいじめられていて、今日もいじめられた」
この場合は、どちらも本当のことを言っているため、どちらかの真実を「間違い」と判断するのは不可能である。周りから見れば「AとBがぶつかって、たまたまBが落ちた」としか見られないのも重要な部分だろう。
現実でも二者が「あの○○の真実はこうだった」と言い合って揉め事になる場合は、こう言う原因から起こりやすい。