概要
『おそ松くん』と『おそ松さん』に登場するキャラクターで、『チビ太の花のいのち』で花から生まれた精霊の少女。いずれの内容でもチビ太を助ける為に命が宿り、彼に寄り添う大切な存在となっている。
また、後者で登場した際には外見が異なっているが、大まかな展開や役割は原作と同じである。
作中での活躍
おそ松くん
原作
「ごおんがえしにでできたのよ。
これからまいにちごちそうつくってあげるわ」
初登場。ある日、食べ物で生活に困っていたチビ太がゴミ捨て場で見つけたバラの花に水を与えられた事で命が宿り、早速沢山のご馳走を振る舞う。その後も恩返しとして様々な食事を出したり彼と一緒に遊んだり楽しいひと時を過ごした。
しかし、チビ太がこの数日間で水をあげ忘れた事で次第に体調が悪くなり、最終的に彼の目の前で消滅してしまった。
アニメ版 (第2作目)
31話『花の精にはこりごりザンス!』で登場。本作では江戸時代の昔話風のエピソードとなっているが、内容は原作とほぼ同じである。
おそ松さん
「おでんの事は分からない。でも、
チビ太さんの事は
分かるもん。好きだから」
第1期
15話Cパート『チビ太の花のいのち』
1番のおでんが出来ずに悩んでいたチビ太が帰宅中に道端で咲いていた花に水を与えられた事で命が宿り、翌日に彼の元へ現れる。そこで、当の本人が1つの考えに固執して行き詰まっている事を見抜いた彼女はデートに行かないかと誘った。
そして、当日には遊園地で時折無邪気な行動でチビ太を振り回すものの、彼がおでん以外で大切な事は何かを気付かせるきっかけを得る様子を温かく見守っていた。しかし、バイクでの移動を経て着いた海を2人で見に来た時に寿命を迎えてしまう。
それでも、この命はチビ太から貰った感謝やほんの少しだけおでんに勝った嬉しさを実感し、これからも美味しいおでんを作る事や私を助けた時のように皆を幸せにする事、いつか私の事も思い出して欲しいという願いを託す。そして、その願いを受け入れられた後に「頑張れよ、バーロー・・・」と告げ彼の腕の中で消滅した。
25話『おそまつさんでした』
後半で松野家チームのセンバツメンバーとして登場。6つ子達と同様にコーチ松の墓参りを経て決勝に臨むが、第四銀河大付属高校に呆気無く倒されてしまった。
第2期
25話『地獄のおそ松さん』
終盤に地獄の世界で登場。現世へ脱出しようとする6つ子達をサポートした。
余談
- 『おそ松さん』で花の名前は明確に明かされてないが、作中での描写から勿忘草ではないかと仄めかされている。
- 2018年12月6日〜同年12月31日に行われた『おそ松さん総選挙』では、サブキャラ&非日常キャラ編で第22位に選ばれた。
- 2019年8月23日に『へそくりウォーズ』に実装された『十四松:ミュージカル(黒歴史2)』では、一部のモーションに後ろ姿の彼女がチビ太と一緒に登場している。
関連イラスト
関連タグ
花の精:表記揺れ
チビ花:CPタグ
姫宮アンシー:『おそ松くん』で花の精を演じた中の人繋がりのキャラ。バラと縁が深い共通点があるが、消滅要素は彼女ではなく主人公(元作品のアニメ版と漫画版の設定)に該当する。