いつもとは違うスーツを着た6つ子。
結婚式の帰り道で6つ子それぞれ思うことは・・・。
※本作の公式サイトから引用
概要
『おそ松さん』(第3期)に登場するエピソードで、第5話Bパートのサブタイトル。初回放送は2020年11月10日(9日深夜)で、6つ子のメイン回である。
また、諸事情により同回で放送された他のエピソードについてもこちらの記事で記載する。
ストーリー
Aパート『まぁな』
ある日、最近1日中何かの物思いにふけているトド松の様子を見た一松と十四松の2人は、一体何があったのかと尋ねてみる。そこで、彼の話から『アカツカ薬局』の店員である"さとざき"という女性に恋をした事が明らかになった。
翌日、実際にどんな人なのかと気になり3人で影から会いに行った所、確かに彼らが思わず見とれてしまうような綺麗な人物だった。レジの会計で手を優しく添えながらお釣りを返してくれた事が恋のきっかけで、ある日気分が悪かった日には声がかかり背中をさすってもらえた事や普段の食生活と生活リズムをよく聞いてくる事を語ったトド松の気持ちに共感した一松は、思わず2人で意気投合する。
一方、十四松は必ずしも恋の内容に結びつく物ばかりじゃないのではと心の中で考えると同時に、すっかり浮かれている彼らの様子に呆れてしまった。
その日の夜、銭湯で合流した残りの3人も浴場でトド松の恋愛事情を知り、おそ松やチョロ松は他の兄弟についてどう思っているのかという事や今度紹介してくれと茶化しに行く。ところが、その話を聞いて顔色が変わったカラ松の様子に気づいたチョロ松は、松野家への帰宅後に彼も以前同じきっかけであの女性が好きになってしまった事を知る。
その後、トド松が女性と楽しそうに話している雰囲気を見ていつも後に引いて去って行くカラ松の様子に、思わず店の入り口の片隅で涙を流す2人も居ればこの異様な光景にドン引いてしまう2人も居るという毎日が続いていた。
それから数日後の夜、偶然縁側で物思いにふけっていたカラ松の横に座ったトド松は、彼の芝居下手な仕草から自分と同じ女性が好きになった事に気付いていると明かす。そして、どうしてその気持ちを隠そうとしたのか、それで本当に自分が喜ぶと思ったのかと問い詰められたカラ松は図星のあまり思わず口ごもってしまった。
そんな彼の様子に、トド松がふと告げた事とは・・・・・・?
Bパート『帰り道』
ある日の夜、6つ子達は駅まで向かう帰り道を何となくの勘を頼りながら歩いていた。道中では、夕食に出たフォアグラが美味しかった事やその肉が一体何の動物から来ているのかといったちょっとした会話で盛り上がっていた。
そんな中、彼らは今日行われた同級生の結婚式について振り返り始める。入場の際に2人が緊張のあまり動きが18歳のチョロ松の頃のようにカチコチになっていた事やあんなに大勢の会場での披露宴がよく出来る物だと思わず笑いや驚きを交えながら話していた。
更に、初めて招待された側になってずっと先の話だと思っていた結婚という時期が、いつの間にか自分達の同級生が先に迎えてしまった事に十四松は感慨深さを覚える。それと同時に、花嫁の衣装で色気があったという事やどう考えても何かを経験しているというおそ松とカラ松の指摘に、弟3人も思わず頷いた(その直後に、チョロ松からそれぞれ「お前ら人の結婚式で何処を見ているんだよ」や「何をお祝いしてんだよ!?」とツッコミも入ったが)。
そして、6人が昼間の出来事を脳裏で思い出していた中で今日の結婚式はどうだったかと感想を聞いた十四松に、カラ松は純粋に凄い事でニートであるオレ達にはとても想像出来ない世界だと答える。それを聞いた彼からいつか自分達も結婚するのかなと語りかけられた5人は、様々な本音を呟くようになった。
果たして、彼らが結婚や将来の人生などについて考えているそれぞれのイメージとは・・・・・・?
余談 (ネタバレ注意)
- "さとざき"という女性の苗字は、1998年〜2014年まで活躍していた野球選手の里崎智也が元になっているのではないかと考えられている。
- 彼女がレジでトド松に渡したポイントカードは、1954年に設立された薬局チェーン店のマツモトキヨシのデザインのオマージュとなっており、これまでに本作とのコラボ企画も何度か行われている。
- 終盤でカラ松とトド松が持っていたチケットは、パンダのイラストと一部だけ見える文字から上野動物園である事が仄めかされている。
- ただし、作中での大人(一般)の入場料は元になった場所より100円程高くなっている。
- Bパートでフォアグラの正体について十四松が答えた鳥の名前のうち、1つは彼自身の名前の由来となった鳥で残りの2つは鳥がロゴに使用されている野球のチームを挙げている。
- 同級生というキーワードでかつて『えいがのおそ松さん』で同窓会に出席した誰か(あつし・大山・内川・柳田・岩瀬・則本・上原)ではないかと連想しやすいが、今回のエピソードではどの人物も登場していない。
- 6つ子達の中で、自ら女性に告白したのはかつてのとある思い出を持つ十四松と今回のAパートでのカラ松とトド松の3人、結婚まで至ったのはカラ松とチョロ松の2人が該当する。
- しかし、今回のBパートではこれらの過去について特に触れられていない。
- 6つ子達が終始歩いていた道は、作中で描写された実在の場所(序盤の建物・中盤のゾーン30・終盤の坂道)から東横線の代官山駅や山手線の恵比寿駅がある東京の渋谷区の周辺を彷徨っていたのではないかとファンの間で考えられている。
関連タグ
メインタグ
帰り道:表記揺れ
関連エピソード
話数 | サブタイトル |
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1期9話Bパート | 『恋する十四松』 |
1期10話 | 『イヤミチビ太のレンタル彼女』 |
1期15話Cパート | 『チビ太の花のいのち』 |