概要
年中松とは『おそ松くん』およびその派生作品に登場する六つ子のうち、三男である松野チョロ松および四男である松野一松のコンビ名である。
由来は二人が六つ子の生まれた順番の真ん中であることから。
ファンの間で生まれた非公式の呼称である。
……と思われたが、おそ松さんinナンジャタウン サテライトにて発売のダイカットクッションの公式販売詳細に長兄松・末松とともに呼称が登場。公式にも認識が生じた様子。
注意事項
※『年中松』はコンビタグです。腐向け要素を含む作品にはつけないよう棲み分けにご協力お願いします。またそのような作品にタグが付けられていましたら、外してもらえると助かります。
BL松やCPタグとの併用はお止め下さい。
関係性
おそ松さん
「おそ松さん(アニメ)」の公式サイトから見ることのできる「おそま通信」の創刊号では、チョロ松と一松は現実的な視点の発言をしている(チョロ松「僕ら無職だよ!?荷が重いって」 一松「いい大人がそろってやることこれ?バカなの?」)。もともと常識的な視点を持っていた一松は卑屈になりつつもそのままリアリストな感覚を持って育った一方で、成長過程で常識を身につけたチョロ松もまたリアリスト的な考え方を身につけ、両者の感性が近づいた結果であると思われる。
アニメ各話の場面
ただ、作中はチョロ松から一松へ話しかけることはあっても、一松からの返答は無反応(無視ではない)が多く、1期1クール終了時点では作中の二人の会話も相当少なかった。
【第1期】
1話「ふっかつおそ松くん」や2話Aパート「就職しよう」では、他の兄弟がふざける中全く乗らない一松にチョロ松が「せめて何かやってよ」とネタやリアクションを催促することもある。
また、同じくAパートでは、昼からもハロワへ行くと宣言したチョロ松に対して一松は「俺は帰る、意味無いもん」と発言している。
Bパート「おそ松の憂鬱」では終盤、ポーカーでロイヤルストレートフラッシュを決めたニューおそ松兄さんに対して一松が「イカサマじゃない?」と疑うが、チョロ松が「先代じゃないんだから」と返し、一松が「確かに」と答えている。貴重な二人の会話である。
3話「こぼれ話集」では「パチンコ警察」にて、勝ち金の処遇に悩むトド松を二人でねちっこく尋問する姿が見られた。一応常識人であったりダウナー系キャラだったりする二人が組んで悪ノリする姿はギャップもあり面白い。
5話Aパート「カラ松事変」で、カラ松が誘拐されたと聞き嬉しそうに舞っていた一松をチョロ松が注意していた。
Bパート「エスパーニャンコ」では、チョロ松は一松が「友達なんか一生いらない」と言っているのを聞いて悲しそうにしてたが、直後にエスパーニャンコを介して一松の本音を聞いた時には嬉しそうにしていた。
その後エスパーニャンコに「分かったような口ききやがって!」とキレる一松にチョロ松が「違うよ一松、このネコはお前の本当の気持ちを…」と言って一松をなだめようとするが、今更素直になれない一松はそのままエスパーニャンコに「うっとおしいんだよ!どっかいけ!」と怒鳴りつけた。
また、公園で未だ見つからないエスパーニャンコについておそ松から問われた際に、「飼ってたわけじゃないし、死んでも関係ないし…」と言い放った一松に対してチョロ松は思わず感情的になって叱りつけようとするが、直後におそ松に制止される。
その後、おそ松の呼びかけにより捜索を打ち切って帰ろうとした際に、チョロ松はやりきれない表情で一松を見ていた。
8話Bパート「トト子の夢」でトト子が「魚のポテンシャルに頼らずに(アイドルとして)一回り二回り大きくなって帰ってくる」という宣言を聞いたときは、感激のあまり二人抱き合って号泣していた。
11話「クリスマスおそ松さん」の「プレゼント交換」では一松の元にGREAT☆な青い袋が届き、「神よ…おお神よ…」と冷や汗をかいて号泣する一松に対してチョロ松は「残念だったね」と軽く同情した。
14話Aパート「風邪ひいた」ではトド松のくしゃみをあざといと評した直後に一松も可愛いくしゃみをしたためにチョロ松から「つっこむのも面倒くさいからやめて一松」と言われている。
また、一松がアレな看病の後に風邪をぶり返した際には「看病って難しいね」と感想を述べる一松にチョロ松が「看病じゃなくて調教だろ」とツッコミを入れている。
続くBパート「トド松のライン」ではトド松の『ドライモンスター』っぷりが如何程のものかをこの二人の劇中コントによって語られた。
チョロ松「ね?一松博士。こいつ(トド松)モンスターっすよね?」
一松「ああ...そうだともチョロリス」
コント中ではあるが、作中で初めて一松がチョロ松の名前を呼んだ瞬間でもある。
その後再びチョロ松が一松にネタを振るが、一松はもう衣装とセットを片付けかけていたため「あっ、ごめん…脱いじゃった」と謝った。
18話Bパート「逆襲のイヤミ」では、レース中に悠長にシャンプーをかますカラ松に二人して車体でタックルをかました。
その後兄弟の上二人が脱落した後、クソのせいでマトモにならざるを得なくなったチョロ松を「大変だったよな」と一松がトド松と共に労わり、チョロ松が感極まる場面があった。一松にとってはチョロ松はバカな長兄とイタい次兄よりは信頼度が高いようである。また悪魔の形相で猛追し自身たちを攻撃してくるトト子の姿に二人して可愛すぎるとデレていた。そしてトト子を何とか宥めるために二人がとった行動は…。
21話Aパート「麻雀」では、麻雀で負け続けて機嫌が悪くなり卓をひっくり返して「そろそろ寝ない?」と言う一松に「子供かお前!」とチョロ松が突っ込んでいた。
Bパート「神松」では冒頭の銭湯のシーンにてチョロ松が「全く働きたくない」と発言した際に一松が「就活は?」と質問し、チョロ松が「まっ…ままーったくする気ないよね」と回答して皆を大いに感心させた。
22話Aパート「希望の星、トド松」では、合コンメンバーのオーディションにて、口では合コンに興味なさそうなことを言いつつ普通に女子役のトド松の隣に座る一松にチョロ松が「どんだけわかりやすいんだよお前は」と突っ込んでいたり、会話できずにテンパって7話のようにテーブルの上でお尻を出し脱糞しようとする一松にチョロ松がツッコミの代わりの飛び蹴りを食らわせたり、カラ松が落ちた穴を土木作業員コスプレの二人が共同でセメントで埋めていたり、自意識がライジングし出したりシコ松っぷりを発揮し、縄で吊し上げられたチョロ松を一松がおそ松・トド松と共に厳しい表情で睨んでいた。
23話Aパート「灯油」では、ストーブの灯油が切れた際に一松が給油を催促するためにチョロ松の方を見るが、それに気づいたチョロ松は慌てて読んでいた本へと向き直った。
また、寝たふりをしていた一松におそ松がティッシュで攻撃して発火した際にはチョロ松が「死ぬ死ぬ死ぬ!死ぬって!もう逆に灯油を入れに行ったほうが楽だろ一松!」と大慌てでツッコミを入れた。
その後酷い目に遭いながらも寝たふりを続ける一松に対してチョロ松が「すげぇなコイツの執念…!」と驚いていた。
24話Bパート「手紙」では、チョロ松の就職祝いでボロボロのネコのぬいぐるみを「俺だと思って」と餞別にプレゼントしたり、十四松に激怒したおそ松をカラ松が彼を殴って外へ連れ出した際に、後を追おうとするチョロ松を一松が制止していた。一松なりの気遣いが垣間見えるシーンである。
25話「おそまつさんでした」では、ピッチャーチョロ松が女の子相手にポンコツと化したのを見て、トド松と共に一松もキレ、「シコ野郎が!」と言いながら靴でチョロ松の顔を踏んづけていた。
【おうまでこばなし】
「はじめての競馬」では、トト子に「わかんないことがあったら何でも僕に聞いてね」と言うチョロ松に対して「お前みたいなシコリギャップから何を学ぶっていうの?」と一松が暴言を吐いた。
「有馬記念」では、漁夫の利を狙うトド松に対して「安定のクソだな」「今すぐ競馬場から出ていけ!」と2人がかりで彼にツッコミを入れていた。
【第2期】
1話「ふっかつおそ松さん」では醜く変貌した六つ子が規制派の人達に成敗される際、二人仲良くお尻を狙われていた。
2話Aパート「祝・就職!!」では、動画配信中に一松がチョロ松に「えっ?ケツからおでんを食べるだって?!」と無茶振りをしてチョロ松は「できるかァ!」とキレ気味にツッコミを入れたが、その後フェードアウトするガヤ台詞をよく聞くと…。
Bパート「超洗剤」では内臓を見せるのを拒む一松にチョロ松が「ダメだよ見せて」と言い一松を捕まえようとした。
3話Bパートで遂にメイン回となった「チョロ松と一松」では、他の兄弟が外出したため珍しく二人で居間に残ることになるという話である(双方珍しい組み合わせであることは自覚していた)。この話は「六人揃っている時は話せるのに、二人きりになると急に距離感が掴めず「何しゃべっていいかわかんない」状態になり、互いに気を使ってしまう」という内容だった。
それでもお互い距離を縮めようとするものの、いきなり色々とぶっちゃけすぎてかえって距離が離れてしまい、苦悩することになる。そこに、丁度4人が帰って来た時には緊張から解放された嬉しさの余り、真っ先におそ松の元に泣きながらすがりついた。
なお、この回では二人きりになっても一松はチョロ松の名前をまともに呼ぶことはなかった。
(関連記事:「おそ松さん」2期3話「最近どう?」二人きりで気まずい空気になった時、ありがちな10のこと)
4話では、チョロ松が父親の悩みを聞きだして面倒なことになった際に一松がチョロ松に「お前余計なことを…」と言い、チョロ松は「いや、分からないでしょ!」と弁解した。
後半、父と兄弟達のピンチを救うべく二人で熱気球に乗って現れるが、微妙な距離感故の無意味な譲り合いが発生してしまい、現場に降りる事ができずにそのまま風に流されてしまう。
相変わらず二人っきりになると気まずいようで、ゴンドラの左右に分かれて距離をおきつつ、「どうしましょうかね?」「どうしましょう」「決めてください」「いえいえ、そちらが決めてください」と敬語で話し合っていた。むしろその気まずさでどうやって秘境まで来たのだろうか…。
9話Aパート「キャンペーン発動!」では、深夜でも電気を点けたまま夜更かしする3人の騒がしさに一松はなかなか眠れずにいた。
「寝ないの?もう1時回ったんだけど」という質問には、「分かった。この章読んだらもう寝るから。ごめんね」とチョロ松が答えていた。
しかし、いつまで経っても寝るどころか逆に五月蝿くなる彼らに対し、一松はイライラしながら聞く。早く電気を消して寝たいと言う彼に対し、チョロ松はラノベの続きが読みたいとか、タオルで光が入らないように目を覆えば良いとあとの2人と同様に結局要望を受け付けなかった。
「うるさくしない」という条件を言ったにもかかわらず、騒がしい3人に対し早く寝かせてくれと更に強く訴える一松に、チョロ松は「ベランダで寝れば?」と先程と同様に頑なに電気を消そうとしなかった。
そして、この騒動を期に一松が発動した『もっと気を使っていこうキャンペーン』にチョロ松は最初戸惑っていたものの、結局最後にはすんなりと受け入れていた。
なお、このキャンペーン発動後のワンシーンで遂にアニメで初めて一松がチョロ松の名前を呼び捨てでハッキリと呼んだ。(後述の『呼称』も参照)
13話の「年賀状」ではしれっと年賀状に嘘を書くチョロ松に対して一松が「年賀状で盛るなチョロ松」とチョロ松を糾弾した。また、チョロ松がその年賀状を普通にポストへ投函しようとした際には他の兄弟と一緒に止めようとしたが、止めることはできなかった。
25話では閻魔様から「具体的にどんないいことをしたのか」と聞かれた際、十四松から回答権のキラーパスを回された一松が「それはチョロ松兄さんが教えてくれるよ~」とそのままチョロ松にパスを回した。
また、おそ松が「大事なことを思い出した」と言って結局童貞ネタに走った際に一人キレ気味にツッコむチョロ松だったが、その時に一松が「チョロちゃ~ん、今そんなクッソ下らねぇことどうでもよくな~い?」と説得にかかり、童貞のまま死んだことの重要性を説くとチョロ松も「確かに!」と思い直した。
その他の場面
PASH2016年1月号とニュータイプロマンス2016SPRING付録のポスターでは、エスパーニャンコを抱える一松の隣で、チョロ松がニャンコに向けて満面の笑顔を浮かべている。
anan2003号のおそ松さん特集には六つ子へのインタビューとグラビアが掲載されており、「一つ下の弟に感謝の言葉を伝えるならば?」と「一つ下の弟のどこが好き?」というQ&Aが存在する。三男であるチョロ松は、四男の一松への感謝の言葉と一松の好きなところを回答している……のだが、この回答がはっきり言ってキレッキレであり、チョロ松が一松個人のことをどう思っているかが判明する貴重な場のため、年中松好きは一見の価値あり。
インタビューの原案は「おそ松さん」メイン脚本とシリーズ構成を担当する松原秀氏。
『SUNTORY×おそ松さん All-Free』では、怪談をテーマにこの二人が登場した。
共通点
普段は地味というか目立たない二人だが、嫌がらせやキレたときの行動は最も常識から逸脱していることが多い(パチンコ警察やスタバァでの荒らしなど)。
また、この二人は謎の発火現象を起こしている。(チョロ松:25話)(一松:11話、23話A)
兄弟に対する対応も似ておりカラ松に対するスルーの多さやトド松への当たりが強めな傾向などのほか、二人とも見られたくない場面をおそ松に目撃されて弱みを握られていたり、十四松に手を焼いている(もといよく被害にあっている)のもこの2人である。
一松のチョロ松に対する呼称
第1期では本編において、一松がハッキリとチョロ松の名前を呼ぶ場面が全く見られなかった(呼んだのもチョロリス、シコ野郎と変わった呼び名のみ)ため、普段兄さんと呼んでいるのか否かが不明のまま……であった。
ドラ松CD1巻では一松はチョロ松の事を呼び捨てにしている。また、アプリ『しゃべってコンシェル』で一松が「チョロ松」というワードに反応する際は「チョロ松兄さん」という呼び方が見られる。
また、小説おそ松さん(前松)では両方使っている。
また、第2期の直前に配信されたアプリの『にゅ~パズ松さん』では兄弟の名前を呼んで応援するボイスがあるが、チョロ松に対する一松は「チョロ松にいさ……」と、兄さんと言おうとするが語尾がしぼむ(ちなみにチョロ松からは「やるんだ、一松!」と声をかける)。
……が、第2期では先述の通り第9話で遂に一松がチョロ松の名前を呼び捨てで呼ぶシーンが見られた。ただし、この会話は彼本人ではなくおそ松に対しての物であった為、彼ら同士が話した展開ではない。
続いて13話でも呼び捨てでチョロ松の名前を呼んでいる。今回は初めてチョロ松本人に向かって呼んだが、他の六つ子といるときに呼んだものなので、未だ1対1の会話での呼称は不明である。
一松が一体どの呼称で呼んでいるのかという今まで話題になっていた謎だが、2期1クールが終わってようやく解明されてきた……かもしれない。
そして最終回である25話にて遂に一松の「チョロ松兄さん」呼びが確認され、同時に「チョロちゃ~ん」と新たな呼び名も生まれた。アニメで「兄さん」を付けての呼称が確認されたのは1期の初回放送から実に2年半近くのこととなった。
本編でチョロ松もカラ松のことを呼び捨てにしたり兄さんを付けたり、カラ松もおそ松を呼び捨てまたは兄貴と言ったりもするので、同じようにその場その場で変えるのかも知れない。
そして3期17話「芋煮」にて、チョロ松と二人きりの場面が登場し「チョロ松、大丈夫?」というセリフが出現、直後おそ松に対して「おそ松兄さん、チョロ松が壊れた!」というセリフが確認され、一松からチョロ松への呼び方は基本呼び捨てであることが如実となった。
関連タグ
一般
トリオタグ
腐向けCPタグ
※以下のタグはBL松と併用すること