解説(犯人像)![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
イギリス各地で宝石などの窃盗を繰り返す黒いニワトリ。
特徴は見事に立つ赤いトサカ。
警察が懸賞金つきで指名手配しているが逮捕に至ってない。
二作目タイトル『ペンギンに気をつけろ!』![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
その正体は、変装として赤いゴム手袋を被ったペンギン。
(ペンギンとニワトリでは羽毛も体型も違うだろ!!と突っ込みたいところだが、この町の住人は物凄くおバカなので…)
好物は魚。部屋の壁紙を魚柄に全面張り替えるほど。
マストアイテムは金属メジャー。
博物館に展示されている大型のダイヤモンドを盗む計画の最中、貸し部屋の広告を出したウォレスの家に狙いを付けると下宿人(隠れ家)として住み込む。
つぶらな瞳と愛くるしい外見とは裏腹に入居早々グルミットの部屋を奪う(この事に関しては、ウォレスが長い間放置していたためか荒れ果てて物置同然の状態になっていた部屋を、一切手入れもせず貸し部屋としていた事も原因だと思われる)、偽りの親切心でウォレスの信頼を得てグルミットを家出させる、テクノズボンを遠隔操作式に改造するなど心理戦と電子工学に優れた頭脳犯でもある。その上、拳銃の腕も長けている。
ウォレスとテクノズボンを使ってダイヤの強奪に成功するが、駆け付けたグルミットの機転により計画は破綻。
おもちゃの汽車で逃走を試みるが、グルミットとウォレス(とテクノズボン)の活躍で見事に御用。刑務所ならぬ動物園に送り込まれた。
ダイヤは無事返却され、ウォレスとグルミットには警察からの懸賞金が入った。
こうして、西ワラビー通りに平和が戻った…かと思いきや…
六作目タイトル『仕返しなんてコワくない!』![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
上記の事件の末に終身刑となって動物園に送り込まれ、園内のゴミ拾いをする等の日々を送っていたマッグロウ。ある日、ウォレスが発明したノーボットがテレビで紹介されているのを偶然目にする。
反省も改心も無くマッグロウはウォレスとグルミットへの復讐を決行する。見回りで入ってきた看守から赤いゴム手袋を盗む等して、ありったけの材料で作ったマジックハンドを操作して、看守が居眠りしている隙にコンピューターからウォレスのプログラムにアクセスする。そしてそこからウォレスとグルミットの家の地下室で充電中のノーボットのプログラムを改竄した。
その翌日、町ではノーボット軍団による盗難事件が相次いで発生し、ウォレスが窃盗の疑いをかけられる。
真相の解明に動き出したグルミットが警察署に押収されてあった追跡装置でノーボット軍団の反応を辿って(この時グルミットが使用した乗り物は、第3作『危機一髪!』でウォレスと一緒に窓拭きサービスの仕事やカーチェイスで使った赤いサイドカー付きオートバイ。)着いた先は、マッグロウが収監されている動物園。
そこでグルミットが様子を覗いていると、プールからノーボット軍団の乗る潜水艦が浮上してきた。そしてマッグロウはそれに乗り込み、まんまと逃亡を図るのだった。
彼らが向かった先は、ブルー・ダイヤモンド展が開催されている博物館…ではなく、ウォレスの家だった。
ウォレスの家に辿り着くなりノーボット軍団はウォレスと、後を追ってきたグルミットを椅子に縛り上げた。その後マッグロウはノーボット軍団の一体に棚の上から持って来させた古いティーポットを床を落として叩き割った...。
そのティーポットの中には、何と、博物館に返却された筈のブルー・ダイヤモンドが!
実は、第2作の時点でウォレスとグルミットに取り押さえられたマッグロウは、ウォレスが警察に電話をかけていた間にブルー・ダイヤモンドを近くにあったカブとすり替え、ウォレスの古いティーポットの中に隠していたのだった。そして、脱獄後にそれを取りにウォレスの家に戻り、ブルー・ダイヤモンドを盗んだ罪をウォレスに擦り付けようという算段だったのだ。
余談![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
・日本初回放送のタイトルはネタバレ回避で『はきまちがえたズボン』。
※テクノズボンは『ウォーキングマシン』と呼ばれていた。
・ウォレスとワインを飲んでいたので、人間でいう二十歳は越えていると考えてもいい。
・『ウォレスとグルミット』と同じくアードマン・アニメーションで制作された『チキンラン:ナゲット大作戦』のラストシーンにも、鶏達に混じって(赤いゴム手袋を被った状態で)登場していた。