概要
2000年にアードマン・アニメーションズのニック・パーク(「ひつじのショーン」「ウォレスとグルミット」の作者)がドリームワークスの元で制作したストップモーション・アニメーション映画。
イギリス、ヨークシャー州にあるトゥイーディー養鶏場。鶏たちは強欲な養鶏場の女主人トゥイーディー夫人の支配下で、なにもせずに卵を産み続けて埋めなくなったら屠殺されてローストチキンにされるという、囚人のような生活を強いられていた。雌鳥ジンジャーと皆は自由を目指して何度も脱走を試みる。その頃トゥイーディー夫人がチキンパイを大量生産して一攫千金を画策していた。
キャラクター
ロッキー:メル・ギブソン(日本語吹替:岸谷五朗、予告編時:青山穣)
アメリカ出身の雄鶏でもう一人の主人公。ひょんなことから養鶏場にやってきて空飛ぶ鶏としてジンジャー達に救世主として期待されているが……
バブス:ジェーン・ホロックス(日本語吹替:さとうあい)
ジンジャーの友人。天然でマイペースな性格。趣味は編み物。
ジンジャー:ジュリア・サワラ(日本語吹替:優香)
本作の主人公。雌鳥で一番の常識人で、自由を夢見て脱走を試みる。主人公であるにもかかわらず何故か公式資料では最初に紹介されていない。名前の由来はニック・パーク監督が子供の頃飼っていた鶏かららしい。
バンティ:イメルダ・スタウントン(日本語吹替:小宮和枝)
ジンジャーの友人。気が強くて皮肉屋。雌鳥の中で一番多く卵を産む。
ファウラー:ベンジャミン・ホイットロー(日本語吹替:小倉久寛)
唯一の雄鶏である年配の鶏。自称『指揮官』であり、朝の点呼でみんなを整列させる。若い頃は空軍に所属していたらしく、事あるごとに自慢話を始める。
マック:リン・ファーガソン(日本語吹替:加藤貴子)
メガネをかけた科学者風の雌鳥。計算や設計が得意。
トゥイーディ夫人:ミランダ・リチャードソン(日本語吹替:有馬瑞香)
本作のヴィランズ。トゥイーディー養鶏場の主人だが、鶏を見下しており、卵を埋めなくなった鶏を屠殺するため、みんなから恐れられている。収入の少なさに辟易して『ミセストゥイーディーのチキンパイ』(ミセスだけなのは本人曰く「お袋の味をウリに出した方が売れる」かららしい)を製造して一攫千金を画策する。
トゥイーディさん:トニー・ヘイガース(日本語吹替:吉田照美)
トゥイーディー夫人の夫。妻からぞんざいに扱われており、鶏が何か画策していることに気づいても取り合ってもらえない。本人によれば養鶏場を先祖代々受け継いできたらしい。
ニック:ティモシー・スポール(日本語吹替:青森伸)
ネズミの商人でトゥイーディー夫妻の所から脱走に必要な道具を提供するようジンジャーに依頼され、お代として卵を要求する。
フェッチャー:フィル・ダニエルズ(日本語吹替:桜井敏治)
ニックの相方。やや抜けた性格をしている。