概要
1990年にウィリアム・スタイグによって書かれた絵本『みにくいシュレック』を原作としているドリームワークス製作のアニメ映画シリーズ。
2001年に第1作となる『シュレック』(Shrek)が公開され、2004年に『シュレック2』、2007年に『シュレック3』、2010年に最終章となる『シュレック・フォーエバー』が公開された。また、2011年にスピンオフ作品として『長ぐつをはいたネコ』が制作された。
緑の怪物(オーガ)、「シュレック」が活躍する冒険活劇で、ドラゴンや妖精など、おとぎの世界がモチーフとなっている。
世界初のアカデミー賞長編アニメ部門受賞作品※でもある。また、『2』は全米のアニメーション映画史上No.3の大ヒットとなった。
※アカデミー賞の長編アニメ部門は2001年に設立された。
シリーズ内容
第1作「シュレック」
人間から恐れられているが、本当は心の優しい緑の怪物・シュレックは人里離れた沼地で1人悠々自適な生活を送っていた。
そんなある日、しゃべるロバのドンキーと出会ったことから自身が住んでいる沼に国を追われたおとぎ話のキャラクターたちが押し掛けてしまう。
自分の沼を取り戻す為、ドンキーと共に事態を引き起こしたデュロック国を治めるファークアード卿の下へ訪ねたシュレックだったが、一悶着を経て出された条件は、ファークアード卿が真の王となる為に『ドラゴンが住む塔に幽閉されたフィオナ姫を救出してデュロックへ連れてくること』だった。
こうして囚われの姫君を助けるべくシュレックとドンキーの冒険が始まったが、フィオナ姫には大きな秘密があり…!?
第2作「シュレック2」
前作でのファークアード卿との戦いで真実の姿になったフィオナと晴れて結ばれたシュレックだったが、新婚生活の最中に『遠い遠い国』を治めるフィオナの両親から舞踏会の招待状が届く。
こうしてフィオナやドンキーと遠い遠い国へと向かったシュレックだったが、たどり着いた城でフィオナの父ハロルド国王とトラブルを起こしてしまう。
フィオナと喧嘩したことで、魔法の薬で人間になるべくドンキーと冒険に出たシュレック。
長靴をはいた猫(プス)も加わり旅は賑やかさを増すが、その背後には妖精のフェアリー・ゴッドマザーが、シュレックとフィオナを引き離し、息子であるチャーミング王子をフィオナと結婚させようという思惑があり…
第3作「シュレック3」
病に倒れたハロルド王の代理としてフィオナや仲間たちと催事を執り行っていたシュレックだが、パーティーでのハプニングから限界を迎えてしまう。
闘病空しく息を引き取ったハロルド王が残した言葉を受け、もう一人の王位継承者であるフィオナの従兄弟アーサーを探してドンキーやプスと共に旅に出る。
しかしその一方、おとぎ話の悪役たちを味方にしたチャーミング王子が王位を乗っ取るべく逆襲を企てていた…!
第4作「シュレック フォーエバー」
シュレックは現在フィオナや3人の子供、そしてドンキーやプスと言った仲間たちに囲まれている。
しかしかつての一人暮らしに思いを馳せていたシュレックは、とうとう子供たちの誕生日パーティーでフラストレーションを爆発させてしまう。
1人飛び出したシュレックは、偶然にも道端で出会ったランプルスティルスキン(以下ランプル)と名乗る魔法使いに悩みを打ち明け「1日だけ元の生活に戻る」という契約を交わす。
こうしてかつての怪物としての日々を取り戻したシュレックだったが、それは魔女たちと共に遠い遠い国を手に入れようとするランプルの罠だった。
魔女たちに捕らえられ連れていかれた先の城でシュレックは、ランプルから契約による歴史改変によって自分の存在がなかったことにされたことを知らされる。
共にランプルの城から脱出したドンキーと「次の日の出までに運命の人とキスすれば契約を無効にできる」という条項を見出したシュレックは、おとぎ話を信じなくなってしまったフィオナと怪物たちとプスによって構成されたレジスタンス軍に合流。
こうしてシュレックの『最大にして最後の冒険とシリーズ最強の敵・ランプルとの戦い』がはじまる────
主な登場人物
- シュレック:声:浜田雅功
- フィオナ:声:藤原紀香
- ドンキー:声:山寺宏一
- チャーミング王子
- アーサー
- クッキーマン
- プリンセス軍団
関連イラスト
ちなみにこれ、3年近く掲載されていた初代トップ画像でもある
関連動画
(『カンフーパンダ3』の公開時のポー達との共演動画だが、シーフーの声が異なる)
関連タグ
サーティワン…シュレック公開時にコラボ商品を展開していた。
PowerWashSimulator:高圧洗浄シミュレーションゲーム。コラボステージが配信されている。