見た目は赤ちゃん、中身はおっさん!?
概要
2017年にアメリカ合衆国で公開されたアニメーション映画である。
原作はマーラ・フレイジーが2010年に発表した絵本『あかちゃん社長がやってきた』。
制作は、「シュレック」「カンフーパンダ」「マダガスカル」「ヒックとドラゴン」等の世界的メガヒットシリーズを生み出してきたドリームワークス・アニメーション。
米国等で公開されると、ディズニーの実写版『美女と野獣』を抑えて2週連続No.1となるなど、好調な成績を残した。
同時上映作品は『ビルビー』。なお、この同時上映は世界中で日本だけである。
映画の上映後にTVアニメ版が制作された。
日本では2018年3月から上映され、2019年9月からTVアニメ版が放送された。2021年に前作から30年後が舞台の続編「ボス・ベイビー ファミリー・ミッション」が上映。
ちなみに、日本語吹き替えは劇場配給の東宝東和制作・ムロツヨシ主演の劇場上映版、20世紀FOX配給予定だった頃にそちらで制作され、機内などで上映されていたチョー主演版が存在する。
あらすじ
7歳のティムの元にやってきたのは、
黒いスーツにブリーフケース、ネクタイをビシッと締め
チャキチャキ歩く赤ちゃん“ボス・ベイビー”。
ティムの弟として迎え入れられた彼は普通じゃない。
ある秘密の任務があったのだ…。
日本における状況
2016年にドリームワークス・アニメーションがユニバーサル・スタジオの傘下となったため、2019年以降はユニバーサルによる配給が始まるが、日本では全世界に先駆け今作からユニバーサル映画として公開する。日本国外では20世紀フォックスが配給していた。海外から一年遅れでの公開となる(外部リンクを参照)。
6年間の20世紀FOX日本法人配給期間においてドリームワークス作品は「カンフーパンダ3」や「ヒックとドラゴン2」などのメガヒット作品も劇場公開がスルーされるなどとにかく不遇に扱われていた(メガヒット作品も含めて実に10作品が劇場スルーされ、唯一「ザ・ペンギンズ」が限定公開された)。ユニバーサル配給に交代し、日本上映前からヒットしていた『ボス・ベイビー』は日本でも大々的に宣伝され、様々なタイアップ展開がされるなどかつてないと思われる程にフィーチャーされた。
そして映画興行ランキングではディズニー(リメンバー・ミー)やドラえもんを含む大手の同期の作品を抑え1位を獲得するという快挙を成し遂げた。
TVアニメ版は2019年9月18日にNHK教育テレビで放送され、その後10月6日より毎週日曜日に放送された。
そして、2021年12月17日に「ファミリー・ミッション」上映に因んで金曜ロードショーで放送決定。ドリームワークス作品が金曜ロードショーで放送されるのは、「シュレック・フォーエバー」記念の放送以来11年ぶりとなる。
関連動画
予告
外部リンク
関連タグ
ベイベーばあちゃん:中身は年配(あちらはお婆さん)の赤ちゃんが登場する作品。
スーパーヒーロー・パンツマン:ドリームワークス・アニメーションによる原作の映画化繋がり。こちらは中身が幼児退行し見た目が赤ちゃんの格好をしたおっさんである。
ガンダルフ:ティムに助言をする魔法使いの人形のモチーフ。
ヴォルトロン:フィギュアが登場する。このフィギュアの見た目で、だいたいどの時代の話なのか推測できるらしい。