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妖怪・否哉(いやや)の表記揺れ。ゲゲゲの鬼太郎ではこちらの名称で呼ばれている。


鬼太郎シリーズのカップリング一覧も参照。イロボケになった鬼太郎とねずみ男による被害者が見てとれる。


シリーズ恒例の存在であるが、4期では何と鬼太郎自身が唇を奪われた。ねずみ男は、いやみを女と間違えてナンパしたが、この難をギリギリのところで逃れている。いやみ自身には男も女と関係ないらしく、鬼太郎を見て「かわいい」と言った事もある。


ちなみに、鬼太郎があの「歯の機関銃」を使用したのはいやみ戦であり、しかも撃ち込んだのは睾丸であった。


概要編集

CV/大竹宏(第2期)、飯塚昭三(第3期)、松尾銀三(第4期)、高戸靖広(第6期)

こちらでは“いやみ”表記で登場。


全く異なる2種類がいる。


第1のタイプ編集

別名「妖怪エロモドキ」、「セクハラ妖怪」、「色道の大家、いや、カミサマ」。

  • ちなみに、「エッチ妖怪」というのは、チーの配下のくしゃみの精に使われた表現である。

女性の着物を着ているが、その顔は老翁の顔をしているという妖怪で、一見するとただの女装をしたハゲ頭の老人といった風貌をしている。


だが、あくまでもこの姿は仮の姿で、胴体の顔はただの飾りであり、その実態は単眼の巨大なから直接手足が生えた化け物。


おネエ言葉で話し、強欲な性格でどこからでも人間たちから“楽しみ”をエキス化して吸い取る事が出来る力も持つ。なお、楽しみを奪われた人間たちを無気力状態。即ち生きる気力がなくなってしまう(鬱病に近い状態になる)状態してしまうという考えようによってはかなり恐ろしい存在。


山奥にある自身の住み家で100年間冬眠していたが、偶然寝床に迷い込んだお節介な……もとい心優しい子供たちにその容姿から瀕死状態の人間だと勘違いされて大学病院に搬送され、蘇生治療を受けて眠りから目覚めると世界中から“楽しみ”を奪って独占。世の中の人々から生きる気力を無くしてしまった。子供好きの一面があるようで特に幼女を好むきらいがあり、第2期では自身を起こした春子という名前の女の子を太股が綺麗という危ない理由で連れ去っている。第3期ではユメコがこの被害に遭っているが、実際に連れ去ったのは色ボケになったねずみ男であり、この妖怪に上記の設定は当てはめられていない。

  • アニメ3期と6期では、いやみを起こしたのは登山中に迷い込んだ青年たちとなっている。

伸縮自在の手足や首、吸い込んだ物を色ボケにしてしまう瘴気「イロ気」を吐き出し攻撃する。

原作(少年サンデー版ゲゲゲの鬼太郎『いやみ』)及び3期ではこの「イロ気」にやられたねずみ男が色ボケになって女の子を誘拐しており、更に助けにやって来た鬼太郎も色ボケにしてしまう強豪で、色ボケにされた両名は女の子を巡って取っ組み合いの喧嘩を引き起こしていた。

  • この時の二人の、文字通り醜い争いは見物もの。原作では鬼太郎はなんと「花子さんさえいれば、父さんなんて要りませんよ」とのたまい、目玉おやじを握り潰し、すぐ後にねずみ男にも踏み潰された。3期では、鬼太郎がユメコに対して、放送当時だからこそ許されたことをやらかしている
  • 原作での花子および3期のユメコは鬼太郎のプロポーズにまんざらでもない(後者は元々鬼太郎に好意を抱いている)が、2期の春子は鬼太郎に「あんた頭おかしいんじゃないの!?」と一蹴していた。


最後はそんな鬼太郎の姿を嘆く目玉親父の活躍により「イロ気」の毒気を抜かれ復活した鬼太郎に頭部を蹴り落とされ本性を現し襲い掛かるが、力の源であり急所でもあるキンタマを打ち砕かれ敗北し再封印、アニメ第2期では急所を思いっきり付けられ「急所をやられた~~~‼」と悲鳴を上げながら萎んで行き自身の住居諸共燃え尽き退治された。


3期ではオネエ口調と捉えどころのない姿勢、初対面の鬼太郎にも可愛いと言っては困惑させていた。

正体を現すとオネエキャラから一転して獰猛な性格になり、毛針機関銃も跳ね返すほどの頑丈な身体を武器にした突進攻撃で鬼太郎を苦しめたが、石化した子泣き爺による岩石落としが脳天に直撃してフラフラになったところを、目玉親父から「奴の弱点はキャンタマじゃぁ!」とアドバイスを受けた鬼太郎の必殺技鬼太郎キックを股間に受けて卒倒し、さらにダメ押しで睾丸を踏みにじられて悶絶し完全に息の根を止められた。

その後は二度と復活しないように、一年中氷が溶けない場所に封印された。



4期では時代背景&放送時間帯が時間帯のためか「イロ気」を吐き出す能力が無くなり、相手を無気力状態にしてしまう「グータラ毒」という薔薇色の霞を吐く設定へと変更されている。


また、人間たちから奪い取るものも「ショウ気」と呼ばれるものへと変更されており、これを吸い取られた人物は理性や建前をなくし本性が剥き出しになるか笑いを忘れて凶暴化させてしまうという原作・第2・3期に登場した時よりも別ベクトルで危険な存在の妖怪となっている。


劇中では自身が封印された神社にやって来た売れない落語家によって解放され、その際に「お客から爆笑を取りたい」という落語家の欲と自身の「集めたショウ気を吸って楽しみたい」という欲を満たすために落語家に憑依。“いやみ亭いやみ”の名で街に繰り出し人間たちからショウ気を吸い集め人間たちを狂暴化させる一方で、集めた「ショウ気」は自身の演目を観にやって来た観客たちに振りまいて客たちを笑わせることに使用した(完全にマッチポンプである)。

この状態が「いやみが落語家の体を使って行動している」のか、「落語家がいやみの力を使って行動」しているのかは不明。

後に目玉おやじが「人間に取り憑き操っておった」と発言しているあたりおそらく前者だと思われる。


目玉おやじ

なんじゃあっ!? いやみの奴、鬼太郎にチューをしおったぞ!!


事件を受けてやって来た鬼太郎に対しては伸縮自在の腕で捕らえディープキスで「グータラ毒」を直接吹き込むパワープレイを披露。

口まわりが薔薇色に汚れるほど大量の毒を吸い込んだ影響で鬼太郎が無気力状態になったのを見届けた後、邪魔者は消えたと高笑いしてショウ気集めを再開していた。

後に金毘羅島の清めの泉の力で解毒され鬼太郎が復活。再戦時は腕だけでなく首も伸ばして毒を吹き込もうと唇を突き出して襲い掛かるが返り討ちに合い、ついには落語家から分離して本来の姿を現すが抵抗むなしくちゃんちゃんこに拘束され集めたショウ気を絞られながら霧散し退治された。

上記の目玉おやじのセリフは前話予告で発したもの。

またシリーズ通して「オネエ口調」と「和服で女装」は共通しているが鬼太郎にディープキスまでしたのは4期いやみのみ。これが鬼太郎シリーズのカップリングにカウントされる理由かもしれない。



6期では3期以前の設定に戻された。さすがに旧作に比べると非常におとなしくなった…が今期ではねこ娘と砂かけばばぁ、一反木綿以外の鬼太郎ファミリーと犬山まなが色ボケ被害に遭い、その結果ニチアサであるにもかかわらずカオスなシーンが繰り広げられたため、3期以前とは別ベクトルで凶悪。

本性が単眼の巨大な顔のような怪物なのも今まで通り。

今回、鬼太郎とねずみ男の争いの対象は「スポーツバッグを携えた、体操服姿の女子高生(CV:川口桜)」になっている。結局、双方のアプローチに困惑した女子高生が、ねずみ男を「近寄るな、変態!!」とスポーツバッグで殴り、同じ体操服姿の部活仲間と思われる一団へと歩き去ることで争いは終わった(鬼太郎に手をあげなかったのは、見た目が子どもだからだろうか)。


6期では鬼太郎が最初から最後まで色ボケ状態にあったため、いやみと渡り合ったのは、恋する乙女心をいやみに弄ばれる形となったねこ娘である。

クライマックスでは、「鬼太郎の本当の気持ち」こそを望む彼女の、怒りを込めた急所蹴りが炸裂。悶絶しながら魂のみの存在となり、虚空へと消えていった。


サンデー版編集

「漫画サンデー」に掲載された「ゲゲゲの鬼太郎 セクハラ妖怪いやみ」という短編でも登場している、のだが…


くるの?お相手するわ。


うわーっ!


歴代一ヤバい存在であり、あまりの下ネタのレベルにここではとても書けません勘弁してください



更に恐ろしいことに、危うく原作の漫画がこの話で終了してしまうところだった


こちらではある電機メーカーに雇われてライバル会社に「イロ気」を振りまいてセクハラ問題を引き起こし、そのスキャンダルによって大打撃を与えようと暗躍していた。


また、机などの無機物を妖怪化したり、美人の姿をした僕を多数生みだしたり、掲載された雑誌が青年誌という事もてつだって様々な危ない部分を使った攻撃をする術を持つ。鬼太郎はそれらを受けて失神し、それを見た目玉親父は「わしの正義の味方主義の育て方が間違っていたのかのう」とこぼし、しかもそのすぐ後に鬼太郎はとんでもない発言をした。


そしてその時、仲間は陰毛攻めに遭い、猫娘はアレをバナナと間違えて興奮しながら食っていた


そのヤバさは、有吉とマツコ・デラックスの番組でも紹介されたほど。




第2のタイプ編集

『雪姫ちゃんとゲゲゲの鬼太郎』シリーズでも登場しており、こちらでは雪姫を誘拐する為にドラキュラたちに雇われたという設定で登場。毛だらけの気持ち悪い頭に女の身体を持つ。


原作やアニメとは逆に頭部が本体でねずみ男のいたずらで胴体を失った為にドラキュラたちの体を借りる羽目になってしまった。


訛りのある喋り方が特徴で妖気を悟られない衣服と咥内の舌型のライターで武装している。


このライター、相手の念力や怒りのエネルギーを炎に還元し、術を使おうとする者は瞬時に燃やしてしまうため、妖怪の世界では無敵。また頭を外して胴だけで動き回ることもできる。


また、敵の判断能力を混乱させる「迷い電波」を衣に入れてまとうことも可能。


鬼太郎の妹の雪姫を狙うドラキュラたちの要請で鬼太郎に接近するが、正体を知ったねずみ男に身体を始末される。しかし、ドラキュラたちから肉体を騙し取って鬼太郎を再び襲撃して雪姫を拉致した。


だが、雪姫、というか儲けを独占するためドラキュラたちを火炎で殺害したが、鬼太郎にライターを奪われて、その怒りのエネルギーを逆に利用されて火葬された。


身体の方は、一人で全裸で川で魚捕りをしていたが、そのまま流されていった。


妖怪始末人トラウマ!!編集

人間の妬み嫉みの心から生まれた妖怪として登場。

時間を操る石臼の力で、幸せな状態にある人からは時間を奪って幸せを感じる時間を短くし、不幸な人には時間を付加して不幸を感じる時間を長引かせるという、名前の通り実にいやみな妖怪。


次元の狭間に隠れ住んで悪事を働いていたが、ある学者によりその存在を暴かれ、石臼の力で一気に老化させて殺してしまった。

学者の遺族から依頼されたトラウマたちとの対決では、石臼をロックすることで時間を停止させるという難敵だったが、思わぬ伏兵に石臼を破壊されて形勢が逆転、あえなくトラウマに退治された。そして貧乏神には、この後定番となる物語のオチが待ち構えているのであった。


余談編集

  • 人間の姿がいやみと似ているチー、彼の姉である玉藻前とんでもないエロ妖怪であり、玉藻前の使用した淫力はいやみのイロ気にも似ている。ちなみにこの2者、6期では立て続けに登場する。
  • 名前が某ギャグ漫画に登場するキャラクターと同じな事から、アニメ3期と4期ではそのキャラクターの持ちネタであるシェーのポーズをするシーンがある。
  • 鬼太郎での正体の姿はとても大きな睾丸を持つクヴァンダや、頭部が無いカバンダというインドの魔神がモデルであると思われる(南方熊楠によるとこの魔神が狸の金玉八畳敷きのモデルであるという)。また、原作発表の同時期に連載されたドロロンえん魔くんの妖怪・出た妖にも酷似している。

関連動画編集

(鬼太郎が男に唇を吸われたのは他に確認されていないが、3期の刑部狸のキスもかなり際どい描写であり、田中ゲタ吉がゲイバーを目玉おやじやねずみ男などと一緒に楽しんだことはある。サンデー版のいやみは、ゲイバーの管理人でもあった)

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