概要
山のように巨大で頭が無く、胸に目、腹に口を持ち、腕が長い。
インドの宗教画では単眼というバリエーションもある。
ラクシュミーの子で、元々はガンダルヴァとして生まれたが、インドラ神と戦ったときにヴァジュラで殴られ、頭が胴体にめり込んだショックで目口が身体に生じラークシャサに転じてしまった。
インドラの雷に打たれた、またはリシの呪いで変えられたとの伝承もある。
ラーマーヤナにおいては、ダンダカの森でラーマ、ラクシュマナ兄弟に戦いを挑んだが敗れ、自らを火で焼いてくれるように頼んだ。
ラーマが火をつけると、炎の中からガンダルヴァの姿で現れ、呪いを解いてくれたお礼にシーターを助けるためには、猿王スグリーヴァの助けを借りるとよいと教えてくれたという。
創作での扱い
女神転生シリーズ
「カバンダ」としては『ペルソナ2』で、アルカナ”HANGDMAN”の太った魔神のような姿の悪魔として登場した。
PSO
コウモリのような羽根を持つマグ。
FF11
アーリマン族の単眼でコウモリのような羽根で空を飛ぶノートリアスモンスター。グリスリートリンケット「カバンダの羽根」を落とす。
マハラジャ
サンソフトがファミリーコンピューターで発売したラーマーヤナをモチーフにしたADVゲーム。
密林に出現する単眼の太った青鬼のような怪物で、主人公に戦いを挑むが敗れ神話と同じく猿王スグリーヴァに助力してもらうとよいという情報をくれる。