概要
エンターテイメント&情報通信を柱とする企業であるサン電子のゲーム開発部門の名称及びゲームブランド名。
レトロ世代のゲーマーにとっては、クソゲーという言葉を発生させたことで名高いアクションゲーム「いっき」や、
やたら数の多いステージをワープして進むアクションゲーム「アトランチスの謎」、
ファンタジーアクションゲーム「マドゥーラの翼」、激ムズな上にレアで入手も困難なアクションゲーム「ギミック」、
メルヘンアドベンチャーゲーム「リップルアイランド」などのファミコンソフトの制作元として有名。
また版権許諾作品や他社の作品の移植も多く手がけており、セガのアフターバーナーIIや
ファンタジーゾーンのファミコン版移植を手がけたことでも知られている。
他に、ヒューマン株式会社や日本テレネットなどの倒産したゲーム会社の版権を多く所有している。
であえ殿さま あっぱれ一番のようなバカゲーを出す事もあるがこれまた出来が良い。
氷河期と復活の歩み
自分たちの好きなように製作できる時期はあったものの、その後に大人の事情によりゲームを自由に製作する事が困難になり、これに失望した社員の退社を招いてしまう(そうでなくとも、ゲーム制作の情熱を失って別の部署に転属した者もいた)。
また、当時の会社全体が「新しいもの、ニッチな分野でビッグを目指そう」という風潮となっており、それを基に様々な分野に挑むも悉く失敗に終わってしまい、やがては赤字続きのお荷物ブランドと化した。当然、サン電子の方も2019年3月期まで2期連続で営業赤字を計上するなど経営も芳しくなく、それでもサンソフトは存続したものの、実際はかろうじて存続できたのが奇跡といっても良いほどの瀕死の状態であった。
そんな厳しい状況の中で2020年1月23日、大株主の香港ファンド・オアシスマネジメントが取締役の解任と刷新を提案。当時の経営陣は戦闘態勢になったものの、同年の4月8日に開かれた臨時株主総会で可決された。
海外の新たな役員からは「君たちは何故、過去の財産に目をむけないのか」と発せられた事がきっかけで、2022年8月にサンソフトのブランドを復活させる事を発表。
参考記事(リンク先)
この動画においても、件の氷河期について触れられている。