概要
基本的にはオーソドックスなサイドビューアクションゲームであり、「魂斗羅」「ロックマン」のようなアクションゲームである。全5ステージ。開発は東海エンジニアリング(サンソフトの別名義)
本来、このゲームはターミネーターをゲーム化したものになるはずだったものである。ところが内容がターミネーターらしくないものと判断されてライセンスを取り消された事で「ラフワールド」として再出発したのである。その為、ターミネーターの名残がいくつか見受けられるところがある。特にラスボス
海外版は「Journy to Silius」としてリリースされ、ゲーム中ではラフワールドと異なりヘルメットを被っていない。
結構クセのあるアクションゲームで結構骨太な難易度だが、やればやるほど絶妙なバランスで作られている事がわかるというまさに隠れた名作。
残機は3で固定・コンティニューは3回まで。ただし、コンティニュー回数は裏技で9回まで増やせる(逆に0にもできるが、これでクリアするならばかなり困難)
BGM
堅実に作られた良作ゲームであるにもかかわらず、ラフワールドを語る上で真っ先に取り上げられるのは、ゲーム内容よりも収録BGMのクオリティであることが多い。制作の経緯からして「仕様上拡張チップを積めないNESソフトとして作られて」おりながら、「従来のファミコンBGMとは一線を画した重厚なサウンドが奏でられていた」ことが主な理由であろうか。
この独特な音質の秘密は、ファミコンに搭載されている「DPCM」と呼ばれるサンプリング音を再生させるチャンネル(スパルタンXに登場するボスキャラの笑い声などが有名な使用例か)を、サンプリングしたシンセベース音の演奏に割り当てていた点にある。
移植
プレイステーションの「サンソフトメモリアルシリーズVol.5」に収録されているが、いかんせん音の再現性が低すぎて聴くに耐えないものになっている。
これまでバーチャルコンソールに出た事が無かったが、「ニンテンドースイッチオンライン ファミコン」の海外版で日本より先にラフワールドの海外版タイトル「Journy to Silius」が配信されていたが、2020年5月20日に日本の「ニンテンドースイッチオンライン ファミコン」にも配信される。
ニンテンドースイッチオンラインではまるごとセーブや巻き戻し機能ができるので、頑張ればクリアも難しくはない。