概要
『ルート16』は1981年にサン電子/サンソフトが開発し、岐阜特機株式会社が販売したアーケードゲーム。
操作は4方向レバーと加速ボタン。敵車の追撃をかわしながら、16区画に分かれた迷路をレーダーモードを通して移動し、迷路内にある全てのドル袋を回収するとラウンドクリア。
自機には燃料があり、これが尽きると加速できなくなる。敵に捕まると1ミス。
迷路内での画面は一見してナムコのラリーXに似ており、またチェッカーフラグを取ると一定時間だけ逆に敵車を攻撃可能な点は『パックマン』にも似ている。
ファミコン版
1985年にグラフィックとBGMを改め、3段階の難易度の中から選択してプレイ可能な『ルート16ターボ』として、サンソフトよりファミリーコンピュータ版が販売された。
ファミコン版では、9面で全てのドル袋を回収してもクリアとならず、延々とマップ内を走り続けるしか出来なくなる。
まだファミコン黎明期でのソフトということもあり、当初はそれが仕様だと思われていた。
しかし、後年になってエミュレータにより一般ユーザーがプログラムを解析。それにより、実は20面まで存在するループゲーであり、先の面へ進まないのは単なるバグであることが発覚した。
このファミコン版は、2001年にPlayStation用ソフト『メモリアル☆シリーズSUNSOFT Vol.2』として移植されているが、これにはバグが修正されたものが収録されている。
一方、2019年にNintendo Switch用として任天堂が移植し配信したものは、バグが修正されていないものが配信されている。