概要
1980年にナムコが販売したトップビュー任意スクロールアーケードゲーム。海外ではミッドウェイゲームズ(当時はミッドウェイ・マニュファクチュアリング)がライセンス販売した。
車(カート)を操作するがレースゲームではない。ラリーとあるがラリーでもないし、球を打ち合ったりもしない。
4方向レバーと1ボタンを使用し、コース上に置かれた10本のフラッグをレーダーを頼りに探し、自機の車で通過して全て取るのが目的。1本だけ混じっているスペシャルフラッグを取って以降は、フラッグを取ったときの点数が倍になる(そのラウンドのみ)。
追って来る敵車には、ボタンを押して煙幕を発射し煙に撒いて足止めできる。敵車もしくは道の上の岩に当たると1ミス。燃料メーターがあり、燃料がなくなってもミスではないが走行スピードがガタ落ちする。
高難易度ゲームであったためか、翌1981年に難易度を調整した「ニューラリーX」が販売される。難易度のみならずBGMが変更され、スペシャルフラッグの位置がレーダー上で点滅して示されるようになった。またラッキーフラッグという、取ったときに残った燃料分が点数として加算されるフラッグが追加になった。
出荷数の問題か、はたまた基板が改造されたものかは不明であるが、ゲームセンター・ゲームコーナーでは「ラリーX」よりも「ニューラリーX」の方を見掛ける率が圧倒的に高く、ラリーXと言えばニューラリーXを指す場合も多い。
関連動画
各機種比較動画(一部、ニューラリーXも混在)