メタファイト
めたふぁいと
宇宙暦2052年、ソフィア第三惑星にゴウズ率いる「インベム暗黒星団」の襲来により、壊滅的な状態に陥ってしまう。難を逃れた衛星「NORA」にある科学アカデミーは総力をあげて一台の対抗マシンを開発。それこそがゴウズ壊滅の最終兵器・超惑星万能車両「メタル・アタッカー」である。
サイドビューのステージとそのステージ内のいくつかある入り口から入れるトップビューステージを行き来しながらすすめていく。トップビューステージにはメタルアタッカーから下りなければ入れないため、単身進むこととなる。トップビューステージのうちのひとつにいるボスを倒すとメタルアタッカーの強化装備が手に入り、別のサイドビューのステージに行き来できるようになる。このようにして進めていく探索型アクションゲーム。
ケイン・ガードナー
15歳、本作の主人公。メタルアタッカーとともにインベム暗黒星団に戦いを挑む正義の少年。
メタルアタッカーの武装概要・強化装備概要
主砲
画面内3発まで連射可能で砲撃範囲は水平方向と真上のみだが、メタルアタッカーの向きが基準のため、後述の特殊装備でメタルアタッカーが壁や天井に張り付いているときは画面下方向への砲撃も可能となる。
強化装備に主砲の威力が上がる「ハイパー」と特定のブロックが破壊できる「クラッシャー」があり、それぞれエリア1ボスとエリア2ボスを倒すと入手できる。
特殊兵器
主砲の死角を補ったり主砲より高威力の攻撃ができるためエリア内の進行が容易になるが、弾数制限がある。
名称 | 概要 | 威力 | 命中精度 |
---|---|---|---|
ホーミングミサイル | 画面内の敵に向かって飛んでいく誘導弾 | 低 | 高 |
サンダー・ブレイク | メタルアタッカー直下への放電攻撃 | 高 | 低 |
多弾頭ミサイル | 平行に飛ぶミサイルを3発同時に発射 | 高 | 中 |
サイドビューステージ内、メタルアタッカーに搭乗していない状態で高いところから飛び降りると地面に激突してダメージ(ケインの身長の3倍のとき)を受けたり即死(同じく4倍以上)するため、無闇な場所で降りるとあの世へご招待に・・・。(=1ミス)
しかも、画面がスクロールするほど高いところからの落下でも地面に激突してから1ミスになるというところが何ともアレである。・・・のだが、実はこの「地面に激突してから1ミス」という仕様がカギとなっている場面が1ヶ所ある。
なおこの作品はボリュームがある反面、実はパスワードやセーブといった進行記録の手段が存在しない。
この欠点さえなければ・・・といった声も多かった。
現在はバーチャルコンソール版が配信されている為、まるごとセーブが可能となり一応の記録の手段がようやく付いた事となる。また、『ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online』にもラインナップされている。こちらでも進行記録をまるごとセーブする事で可能。
ゲームボーイの『メタファイトEX』ではこの欠点を省みてパスワードが採用されている。
リメイク版
海外では『ブラスターマスター』の名称として展開しており、インティ・クリエイツがメタファイトのリメイクとして「ブラスターマスターゼロ」を2017年3月3日にニンテンドー3DSとNintendo Switchで配信。当初は3DSのみだったがSwitch版も作られている事が明かされた。
グラフィックはファミコン版をベースに、3DSに合わせたアレンジを加えるとの事。
それに加えて、続編もリリースされている。詳細は『ブラスターマスターゼロ』を参照の事。
シリーズについて
少なくとも日本におけるメタファイトシリーズは時系列では『メタファイト』→『ブラスターマスターゼロ』『ブラスターマスターゼロ2』『ブラスターマスターゼロ3』(全てメタファイトより10年後)→『メタファイトEX』(メタファイトから55年後)となっている。
海外版設定かつ海外での続編だと日本のメタファイトとは繋がりが無い。また、PlayStationで発売された『ブラスターマスター』は海外版基準のストーリーだが、ある作品により『メタファイト』との繋がりが示唆される事となった。