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概要

佐藤有文著の『いちばんくわしい日本妖怪図鑑』で紹介された妖怪。 腹出しともいわれる。

夜中に現れ、酒を勧めると滑稽な「はらだしおどり」をはじめ、その踊りを見たものは幸せになるといわれている。

人を驚かせはするものの悪意は無く、困っている者を助けたり、もてなすともいわれている。

創作での扱い

桃太郎伝説

黄色いコンニャクのような体で3枚舌を持つ妖怪。

鬼同士の抗争である外伝『夜叉姫伝説』や『新桃太郎伝説』では仲間にすることができた。

攻撃力が弱く回復は「はらだしのお茶」を飲むしかないが、物理攻撃には滅法強く段が上がり特殊な術を使えるようになると大活躍する。41段でまるだしの術をおぼえると…

桃太郎からもらえるのはきびだんごではなく、トカゲのしっぽだと勘違いしており、はらだしの村の里吉に渡すと仲間になってくれる。またびろ~んとは近い種族なので話すことができる。

※イラスト右

1990年に発売された『桃太郎伝説Ⅱ』では、時事ネタとして「ほほえみの大地」に当時西武ライオンズに入団し活躍していた清原和博をモデルにした攻撃を打ち返すきよはらだしが登場した。

(1作目では外人選手をモデルにしたあかおにホーマーだった)

地獄先生ぬ~べ~NEO

江戸時代に武家屋敷で客人におもてなしをしていた武士が妖怪化したものとして登場。

屋敷に入ってきたぬ~べ~達5年3組の面々に様々な手段でもてなそうとするが、人間の感覚とかなりズレてどれも欠陥ばかりだっため皆がひどい目にあってしまった事で糾弾されるが、駆け付けたぬ~べ~によって人間の姿に戻り、最高級のおもてなしを振舞った事で満足して成仏した。

余談

  • 佐藤有文の書籍が初出といわれ、元絵にはさとりという名前が書いてある。
  • 佐藤がこの元絵が掲載された書物を手放してしまったため、多くの謎が残っている。
  • 「土蜘蛛草紙」の尼僧の怪や歌川豊広画の「浮牡丹全伝」の腹に顔がある妖怪も「はらだし」とされる。
センシティブな作品

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