桃太郎伝説アニメシリーズ第2弾については『PEACHCOMMAND新桃太郎伝説』参照。
※新桃太郎伝説を題材にした作品ではなく独立したアニメ。
概要
スーパーファミコンソフトとして発売された『新桃太郎伝説』は、ファミコン版『桃太郎伝説』の続編的位置づけの作品で、PCエンジン版『桃太郎伝説II』の実質的なリメイク作。
初代と異なってギャグ要素はかなり抑えられており、勧善懲悪的展開は同様ながらかなりハードでシリアスなストーリーとなっている。物語中に登場人物の命が奪われる表現があるのはこの『新桃太郎伝説』が唯一。
製作者の話では、大乗仏教と上座部仏教の対立が隠れたテーマとなっており、実際に作中にも仏教用語由来のキャラクターや地名が多数登場する。
人気度(悪い行いをしたり、仲間が戦闘不能になったりすると下がり、逆にいいことをしたりボスを退治すると上昇する。人気度が低いとアイテムの値段が上がり、逆に人気度が高いと一部のアイテムが安くなる)・絶好調システム(外を歩いているとランダムで絶好調になり能力アップ)・天気システム(天気により能力や術の効果が変化、相性が悪い天気だとターンごとにダメージを受ける場合もある)など独特のゲームシステムを採用している。
仲間の体力が0になると戦闘不能となり人気度が下がるが、桃太郎が倒された場合はゲームオーバー。
ストーリー
桃太郎が鬼ヶ島のえんま大王を懲らしめてから6年の月日が流れた。鬼ヶ島の地下・地獄では、鬼族の王・伐折羅王(ばさらおう)の裁きとその腹心であるカルラの暗躍により、改心して人間の心の美しさを知ったえんまが奈落の底へ幽閉されるという事件が起こっていた。
さらにカルラの進言を受け、伐折羅王は以前に桃太郎がえんまから救出したはずのかぐや姫を再びその手中に収める事を画策する。伐折羅王の命によりその息子ダイダ王子とカルラは月の宮殿へと向かい、かくしてかぐや姫に再び鬼族の手が迫る。
おじいさんとおばあさんの元へ戻っていた桃太郎は、かぐや姫の危機の知らせを受け、月行きの牛車に飛び乗り月の宮殿へと向かうが、立ちはだかる鬼族の王子ダイダに完膚なきまでに叩きのめされ、月から叩き出されてしまう…。
登場キャラクター
主人公らしくオールラウンダー。日照りに弱くないのが実はありがたい。
張り手(能力ダウン)、突っ張り(全体攻撃)、頭突き(会心の一撃)のすもうワザを使いこなす。
回復のエキスパート。ただし悪天候に弱い。
今作ではあまり強くない。必須イベントは多いのだが。
最初に仲間になる。もちろん盗みも覚える。
起きてれば最強!……起きてれば。
ランダム攻撃の使い手。
楽譜を正しく覚えれば最強!
独特の補助術と快速を駆使する。露出度高し。
気まぐれ行動、ただし時に一撃必殺も!?
世の中銭や!攻撃も術も銭次第!
絶好調になるとお金が入りやすくなる?
アイテムをいろいろ持って来ないと。
キュウリを食べさせて仲間にしよう?
ゲーム史に残る鉄壁。術は超強力な上にこんな事までできる!?
二度にわたって対決する、ストーリー的にも因縁深き存在。