概要
頭足人間とも。
幼児の初期の絵(人物画)に顕著な特徴の一つとされる。
丸の中に目・口を描いた「頭」から直接、シンプルな線で足が描かれる(側頭部に当たる場所から手が生えていることもある)。胴体は描かれない。
成長の過程で胴体が描かれるようになっていき、徐々に図式的な表現(記号化された表現)や、ディティールが取り入れていく。
子どもは「全体」を見る能力がまだ低く、よく働く手、身を運ぶ足(脚)、表情や声を読み取るために必要な顔のある頭は意識するものの、それらすべてをつなぐ「胴体」というものの存在は意識から外れてしまうため、このような表現になるとみられる。
全世界の子どもたちに共通で、言語、習慣、民族、国籍を超えて同じ表現をする…とされるが、必ずしも全員が「頭足人」状態から描き始めるというわけではなく、特にそう指導されなくても胴体ありの人物画を描くような子どももいる。
知的発達の段階、個人の興味の移り変わり、物の見方(捉え方)は個人差が大きいため、頭足人の過程を経ずに絵を描くようになった子どもがいたとしても、あるいは他の子どもに比べて長い期間頭足人の状態が続いている子どもがいたとしても、どちらかが間違っていたり、劣っていたりするわけではない。
pixivにおける「頭足人」
実際に幼児の描いた絵は滅多に投稿されないため、基本的にはある程度の年齢以上の人物が描いた、同様の形式で描かれた胴体のない、頭から足や手の生えた絵を指す。いわゆる一頭身の、頭足人のような外見のキャラクターや、既存のキャラクターを頭足人に描いている絵もある。
一般的なキャラクターイラストからすると型破りで衝撃的な見た目のため、カオス、作者は病気タグがついていることも。
関連タグ
はらだし びろ~ん 胴面 カテュタユーク チョンチョン 五体面
カービィ ニコチャン大王 首領パッチ 未確認少年ゲドー(頭脚人間)