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バックベアード

ばっくべあーど

バックベアードとは、水木しげる「ゲゲゲの鬼太郎」に登場する妖怪。
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バックベアードとは、水木しげる氏がデザインした、設定上アメリカ妖怪

アメリカの伝説にはそのような妖怪は存在せず、妖怪としては水木の創作と思われる。名前はイギリスの妖怪バグベアが元ネタで、デザインについては写真家内藤正敏、またはフランスの画家オディロン・ルドンの作品にヒントを得ていると考えられている。

ゲゲゲの鬼太郎』で西洋妖怪の親玉として登場する。かつてはアメリカの伝承に由来する妖怪と思われていたので他者の創作に登場する事も多い。『変身忍者嵐』『超神ビビューン』等の特撮モノや『悪魔城ドラキュラ 蒼月の十字架』等のゲームにもエネミーとして登場している。

概要

原作とアニメ1期~5期

漢字表記は「馬句部阿度」(5期)。
「大きな黒い球体に放射状の枝が何本も生えたような一つ目お化け」の姿は『ゲゲゲの鬼太郎』で有名な水木しげる氏のデザイン。
夕方あたりにビル街上空に出没し、目線を合わせると気を失うとされる。当時問題となっていた光化学スモッグが発想の素らしい。
なお、6期の場合は一目連の意匠が見て取れる。

水木しげるワールド内でも屈指の視覚的インパクトを誇るその風貌からか、『ゲゲゲの鬼太郎』がアニメ等でリメイクが重ねられる毎に彼(?)の強さ・地位・カリスマ性などもどんどんガッツリと盛られてゆき、アニメ5期では「妖怪大統領」という設定がフィーチャーされ、「西洋妖怪を束ねる大統領」という何だか凄い役職にまで祀り上げられており、完全に「勝てる気がしない」系のキャラと化していた。また、初代ドラキュラ伯爵とは親友の間柄にある。
その一方、バルモンドやパンサーなどの長い歴史を持つ妖怪からは新参の妖怪として嫌われていたりする等、嫉妬されていた。

原作では元々は人間と共生していたり、『鬼太郎のベトナム戦記』と『妖怪ロッキード』では、度々色ボケした鬼太郎を助けてくれた強力な仲間であり、西洋妖怪たちを倒すのにも協力してくれた (『妖怪ラリー』でも他の西洋妖怪たちとはライバルであった)。

なお、『国盗り物語』では、手足を生やしてまわしをしめた姿が見られ、「鬼太郎ちゃん」とちゃん付けしたこともある。

一方、第5期では日本の妖怪が大嫌いであるという設定も加えられた。理由は、「弱くて貧相で、風格という物が無い」という、実に身勝手で傲慢なものであり、日本からの国外逃亡に手を貸していながら、鬼太郎の目の前で見せしめ感覚で目目連を処刑している。

ちなみにまんがビデオ版の『妖怪城』では『妖怪ラリー』時の姿がなんの脈絡もなく登場している。

6期

6期でも西洋妖怪最強の帝王にして独裁者。
自分に逆らうものには容赦がなく、また、自分以外の妖怪たちを見下している節があり、自らを妖怪の頂点に立つ者と自負するだけあって圧倒的な妖力を持っており、第28話では目から放つ赤い衝撃波で鬼太郎たちの動きを止める等、その力の一端を垣間見せる。

世界征服を目論み、「人間たちを妖怪奴隷へと変え、世界の全てを支配する」という、通称"ブリガドーン計画"に着手。その為に計画に必要不可欠な持ち主に強大な力を与える“アルカナの指輪”を持ち出し、裏切った魔女・アニエスを追って多数の部下と共に日本に来日し、妖怪大戦争を引き起こした。
西洋妖怪を束ねるだけあって底知れぬ恐ろしいまでの強さを秘めているようであるが、アニエスが捨て身で行いかけたアルカナの指輪によるエネルギー攻撃には、さすがに受けるダメージの大きさを警戒したらしく、不本意ながら一旦撤退している。

アニエスの姉にして軍団内でもトップクラスの実力者である側近のアデルを手こずらせた鬼太郎や仲間の日本妖怪たちの潜在能力にも関心を抱く。

今作では悪魔ベリアルをも配下として従えており過去作よりも強大な権力を持っている模様。

妖怪をも操る催眠術や前触れもなく表れる移動能力、空間に相手を閉じ込めるなど多彩な技の使い手。


今作では球体というより平面の様な姿をしており、真の姿はバックベアードをそのまま人型にしたような不気味な姿をしている。

ゲゲゲの記憶補正89



主な活動歴
第34話でブリガドーン計画の要となるアニエスがどれほどの力を付けたのかを見極める目的も兼ねて彼女を孤立させて絶望のどん底に叩き落とすために遂に自ら動き出し、子泣き爺を皮切りに砂かけ婆猫娘などを拉致して洗脳すると鬼太郎を誘き寄せて殺し合いをさせる一方で、カミーラを通じてねずみ男を唆し、アニエスを日本から追放するように仕向けるように画策。

第36話である存在が裏で手を回した事で遂に計画に必要不可欠なアルカナの指輪を入手。瞳から涙のようなものを垂れ流して祭壇を作り出しブリガドーン計画を実行に移し、魔力が足りずに妹の身代わりとなってブリガドーン計画のコアになる事に失敗したアデルをいともたやすく切り捨て、更には自分に挑んできた鬼太郎を返り討ちにした上でアニエスを捕えて2人を傷つけるさまを見せ付けて2人の助命を懇願するアニエスに絶対の服従を迫り、彼女をコアにして遂に計画を発動させる。

続く37話ではアデルとまなの協力により妖力を取り戻した鬼太郎の指鉄砲を受け一度は斃れるも、今度は体を変形させて千年以来久々となる上述した本来の姿であると思われる単眼の黒い人型の姿へと変貌。

その圧倒的パワーと目から発射する妖力の光線技で鬼太郎を追い詰めるが、最後は目からの光線と指鉄砲の壮絶な打ち合いの末にその最中に発した「自分を帝王と崇め奴隷となれば平和を与えよう」という傲慢に満ちた発言や耳長たち南方妖怪たちを「生きている価値すらない雑魚妖怪」と侮蔑に満ちた発言を言い放ったことで鬼太郎の逆鱗に触れてしまい、彼の霊力が増大した事。更に鬼太郎の怒りに同調したご先祖様の霊毛ちゃんちゃんこの霊力が上乗せされてしまった事で威力が激増した、指鉄砲に競り負けて絶叫と共に爆散し消滅した。

ただし、第34話で鬼太郎のちゃんちゃんこのパンチ攻撃と内部に閉じ込めたアニエスの魔法を同時にくらい体内から突き破られる形で倒されたのみも関わらず、何事も無かったかのように出現した事。今まで倒された妖怪たちは肉体が滅ぼされ魂掛けの状態になっていたのにも関わらず、その描写がバックベアードには無かったことなどから、いまだ健在の可能性も示唆されるが、詳細は不明。

また、今回の一件でアルカナの指輪も消滅した為、ブリガドーン計画も完全に阻止された形だが、実際にはその裏で暗躍していた悪意ある存在は既に目的を達成しており、人間が妖怪へと変換させられる際に生じた邪気を集めたその存在はまなの左足の部分に密かに“土”の刻印を刻み込んでいた。

なお、残り2つの刻印が彼女に刻まれた時、この世は地獄と化すというがそれが何を指し示すのか。それは誰も知る由も無い……。

ちなみにパイプオルガンの音色をバックに登場する彼の姿は、いわゆる妖怪というよりも大魔王というポジションがしっくりと来るどうあがいても絶望感が半端ないが、西洋妖怪編の冒頭を見ても分かるように実際には上述してる裏で暗躍するどす黒い邪悪な悪意ある者の手のひらの上で踊らされていたようである為、その存在がどれほど恐ろしいものかの引き立て役となっているような気がしないでもない。

モデル

現在よく知られている姿は水木しげる氏の創作であるが、一応ゲゲゲの鬼太郎の設定上妖怪は伝承が元になっているとして描かれているので、他者がバックベアードを作品に出すことも多い。ちなみにデュエル・マスターズの《バックベアード》は「水木しげる/水木プロ」とイラストレーター欄に描かれているので本家公認である。

名前のモデルとされることが多いのは、イギリスウェールズに伝わる精霊「バグベア」(Bugbear) だが、姿形や設定は全く異なる。 バガブー、ボグルボー 、またはバグスとも呼ばれ、悪さをする子供に対し「言う事を聞かないとバグベアが食べてしまうよ」と、親が脅かすのに使うとされている。

姿のほうのモデルは写真家内藤正敏が1964年に発表した「新宿幻景・キメラ」というコラージュ作品、またはオディロン・ルドンが1882年に描いた「眼=気球」という絵であるといわれる。

水木の作品ではバックベアードとして登場する以前にも、似た姿のものが「一つ目の大妖怪」「怪物マチコミ」など別なキャラクターとして登場していた。なお目の妖力について書いてある資料で最も古いといわれているのは、1965年に発売された『少年ブック』8月号の「世界の幽霊・おばけ100選」に掲載されたもので、昆虫の目を持つ妖怪として紹介されていた。

二次創作

近年では「このロリコンどもめ!」の決め台詞がよく知られる(発祥は「ふたば☆ちゃんねる」)。
なお妻子持ち。娘の名前はベア子
この設定は当然二次創作であるため、扱いには気をつけよう。

ベア子と生きるぜ!
ベア子


<右側のイラストは本家『とろてい』氏のイラスト>
ちなみに、ロリコンは罵倒するがショタコンは容認することもある。たまにはいいよね!

……第6期で魔女アニエスに幼少の頃から目をつけているが、これはあくまで彼女の優れた魔力の資質が計画遂行に必要だったためでありロリコンとかそういうのは無関係である。
たぶん。

バックベアードの声を演じた人々

「ゲゲゲの鬼太郎」シリーズでは柴田秀勝氏が一番多く演じたため、ファンの間でも西洋妖怪の首領格という印象として、柴田氏の声が認知されている。

※富田耕吉(『ゲゲゲの鬼太郎』アニメ第1作)
柴田秀勝(『ゲゲゲの鬼太郎』アニメ第3作、第5作)
佐藤正治(『ゲゲゲの鬼太郎』アニメ第4作)
田中秀幸(『ゲゲゲの鬼太郎』アニメ第6作)
小林清志(ゲーム)
富田耕生氏の本名、かつて耕吉名義で活動していた。

八代駿(『変身忍者嵐』)
納谷悟朗(『超神ビビューン』)

デュエル・マスターズにおけるバックベアード

バックベアードP闇文明(8)
クリーチャーダークロード8000
W・ブレイカー

このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、他のアンタップされているクリーチャーをすべて破壊する。

女神転生におけるバックベアード

デザインは金子一馬
初出はファミコン2作目の『デジタル・デビル・ストーリー女神転生Ⅱ』で、姿は単眼で牙がある口を持つひび割れた球体だった。
SFCでの記念すべき第一作の『真・女神転生』では、種族外道の悪魔でも上位の存在として登場。(色違いは天界からの監視者である妖魔ウォッチャーである)

ぬぁんだ その目は!


その後、ライドウイチモクレンのデザインに流用されている。

デビルチルドレンでは「ばっくべあーど」名義で登場。

特撮作品におけるバックベアード

デザインは石ノ森章太郎

  • 変身忍者嵐

ばっくべあーど


第42話「暗黒星雲を呼ぶ悪魔!!」に登場した悪魔道人率いる西洋妖怪軍団の一員。ロシア出身であるという設定で、ターバンを被った一つ目の魔神の頭に足が生えたような姿。

  • 超神ビビューン

妖怪 バックベアード


※擬人化イラスト
第1話「妖怪退治だ!超神登場!!」に登場した複数の目玉を持つ妖怪で、主人公月村圭に呪いをかけて苦しめ、超神ビビューンに変身するきっかけを作った。

関連動画(妖怪ラリー)



関連タグ

ゲゲゲの鬼太郎 妖怪 西洋妖怪
ベアード様 ベア子
このロリコンどもめ!:決め台詞
のびあがり くしゃみの精:御大つながりで見た目が似ている
フラスコの中の小人サウロン:見た目が似ている
アメノサギリ:カップやきそば現象
ドロンコ魔王:そっくりさん
デュエル・マスターズ
一目連 イチモクレン
ビホルダー 鈴木土下座衛門 バグベアード ゲイザー:視線の魔力を持つ単眼の球体の魔物
一つ目タイタン:第6期で見せた真の姿のそっくりさん

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