「俺の風、ビュービュー吹いてきたぜ!」
「待ってたぜ!俺の切り札、ジョー出来だッ!」
CV:小林由美子
概要
デュエマのアニメ・漫画シリーズの三代目主人公。アニメでは「デュエル・マスターズ(2017)」〜「デュエル・マスターズキングMAX」までの主人公を務めた。
人物
切札勝太と切札るる(旧姓・滝川)の間に生まれた息子。名前は、カタカナ表記で「ジョー」と呼ばれる事が多い。
勝太とるるの二人が地球に帰還して結婚する3年前(おそらく二人が18歳の時)に、クリーチャーの星で生まれた。
切札勝利と切札舞の孫に当たり、切札勝舞とルシファーの甥でもある。
良心があり常識的な小学生であるのだが、父親の遺伝のせいか欲が深い。
身内が傷つけられると激昂するところはルシファーから引き継がれている。
勝舞とルシファーからは弟と妹である両親と小さい頃一緒に過ごすことが出来なかった反動からかるるに甘やかしすぎないでと制止されるほどに溺愛されている。
前髪が「DM」の形になっており(これは新章にてデュエルマスターの証が覚醒したときに変化した)、デッキーやジョーカーズと共鳴することで眩しく輝く。
絵を描くのが趣味で、両親がショットガン・ウェディング(出来ちゃった結婚)を果たした為か、西部劇に憧れており、それを元にしたカードである「ジョリー・ザ・ジョニー」を生み出した。
食べ物の好みに関しては、父親の勝太と違い、それほどカレーパンは好きではないのだが、「父親の勝太の為にカレーパンを作っている母親のるるを悲しませたくない」という想いから、文句を言わずに食べている。とても親思いな子供である。
10歳の時にはラーメンが大好物になっており、行きつけの店「The らーめん」では、その時の気分によって食べるラーメンの種類を変えている(辛い事があった際は塩ラーメン)。また、店長のラーメンの隠し味を見抜く等、味覚もかなり優秀である。
劇中での活躍
VSRF
3歳の時に、初めて地球に訪れ、以降は地球で両親と共に過ごす。8歳の時には、幼少期の思い出を忘れてクリーチャーは存在しないと思っていたが、勝太とのデュエルの後、幼い頃に自身の面倒を見てくれていたカツドンと再会し、クリーチャーが本当にいる事を信じるに至った。
8歳の時、幼馴染の輝ヒカルにデュエマで勝てなかった事から、父親の勝太に教えてもらおうとするが、デュエマを教える約束をした勝太は、翌日に姿を消してしまい、勝は勝太を探しつつ、自分で作ったオリジナルのカードを使って、勝太の友人やライバル、親族達にデュエマを挑み、勝ち負けを繰り返しながらも、徐々にデュエマの基礎を磨いていく事になり、輝にも勝利するのだが、輝は両親の都合へ海外に旅立つ事になった。
その後、勝が勝太を探しながら行っていたデュエマを仕組んでいた勝太本人と最後に対戦。敗北する事になったが、再びカツドンと共に旅に出る事になった勝太から、正式に主人公の地位を譲られる事になった。
デュエル・マスターズ(2017)
10歳になった勝は、クラスメイトのシャチョーにリアルビジョンでのデュエマをさせてもらえず、悔しい思いをしており、そんな時の帰りに、夜空の流星群に紛れて降ってきた意志を持ったカードデッキケースのデッキーと出会う。
彼に協力してもらう事で、勝はジョリー・ザ・ジョニーを始めとする自身が描いてきたクリーチャーを新文明・ジョーカーズのカードとして命を吹き込んでもらい、その運命は、大きな転機を迎える事になるのだった。
デュエル・マスターズ!
デュエル・マスターズ!!
デュエル・マスターズキング
デュエル・マスターズキング!
デュエル・マスターズキングMAX
彼のシリーズ『ジョー編』完結編。身長がかなり伸びており、中学生の勝太を彷彿とさせる雰囲気となっている。また、ドローバンクも勝太を彷彿とさせるものになっている。
ある日、鬼札アバクにジョー星を破壊され、デッキーまで奪われる。
そんな中、ジョーカーズは爆破によって吹っ飛んだだけであって死んではおらず、戻るまでかなりの時間が掛かる事を聞いて、ジョーカーズの皆から「タマシード」を受け取る。
アバクとの激戦、そしてデッキーが王来学園の復活と引き換えに普通のデッキケースに戻った後、仲間達との会話を経て、ある覚悟を決める。
「それで俺、卒業したら、デッキーの言葉を確かめるためにも、アバクの———!」
そう、ジョーはアバク達の通う王来学園に進学することを決めたのであった。
そして、最高の仲間達と最高のライバルとの最後のデュエマ、ジョーカーズ達との別れ、そして卒業を経て、デッキーの想いで蘇った王来学園に足を踏み入れる。
「わかってるよ、デッキー。全部ここからだよね。デッキーの想い、ちゃんと受け止めたからね!」
最終回エンディングでは、アバク、ハイド、ヒミコと楽しくデュエマをしている一面が見られる。
そして、EDラストの切札家のジョーの部屋には、デッキケースとアルバム。
ジョーと彼らの「キズナ」は、今も確かに輝いていた———。
「ただいま!」
使用するデッキ
作品ごとに使用するデッキが違う。
自ら書いた新たな文明「ジョーカーズ」のデッキ
- デュエル・マスターズ(2017)
マスターカード、ジョリー・ザ・ジョニー、後にジョーカーズ達も火文明の力を得てジョニーはメラビート・ザ・ジョニーとなる。
- デュエル・マスターズ!
滅びたはずの種族「ドラゴン」のマスターカード、ジョット・ガン・ジョラゴン。自然文明の力を得て、再びジョニーが加入し、ジョニーも自然文明の力を得、オラマッハ・ザ・ジョニーとなる。
- デュエル・マスターズ!!
新ルール「超ガチャレンジ」を活かしたデッキ。
ジョラゴンもガチャレンジクリーチャーになり、さらに水文明の力を得て、新たなマスターカード「ジョリー・ザ・ジョルネード」を生み出した。
そして零龍を倒すためにジョラゴンの本能を解放し、ジョギラゴンになる。
ジョニーも対抗策としてレインボーの力でジョギラスター・ザ・ジョニーになる。
自然文明の大長老にレインボーの力を注入され、チーム切札が誕生する。
最終話でキラの記憶を取り戻すため、サッヴァーク、ドラゴンズ・サイン、裁きの紋章を加えている。
- デュエル・マスターズキング
十王篇におけるジョーカーズのチーム、チーム切札を主軸とした火・自然のキリフダッシュデッキ。切札は勝熱英雄モモキング。
- デュエル・マスターズキング!
レクスターズを主力としたデッキ。初期は「キング」時代のチーム切札の路線を引き継いだ火・自然、アルカディアスの力を手に入れて以降は、初めて光文明のジョーカーズを生み出し、光文明を加えた3色デッキを使用している。そこからドキンダムXの力も手に入れてからは闇文明のジョーカーズも生み出し、晴れてジョーカーズが全ての文明で登場した。
- デュエル・マスターズキングMAX
鬼札アバクの鬼の槍によりジョーカーズ星を破壊された影響で沢山のクリーチャーを失った代わりに新カード「タマシード」を軸とする。
沢山の仲間と離れ離れになり意気消沈していた時にジョニーが3度目の帰還をし、完全にキラが使う光文明のデッキとなった。
その後、帰還したジョラゴンと自然文明の「タマシード」も加えた光と自然の2色構成のデッキを使用する。
これまで何やかんやで歴代主人公はシーズンが変わっても必ず火文明をデッキに入れていたが初めて火文明を入れないデッキで挑む事になる。
因縁の相手であるアバクとの最終決戦では、デッキーの力で戻ってきたジョーカーズ達をデッキに入れている。
余談
20年間の主人公声優に幕
2022年9月4日からは切札家と無縁の新主人公『斬札ウィン』が主人公の『デュエル・マスターズWIN』へ受け継ぐ。声優も一新した事で20年間に勝舞、勝太、ジョーとシリーズ連続で務めていた小林由美子は主人公ポジションに幕を閉じる事となる。
当然、多くの人が『デュエマ』を学ぶ時点で小林氏の名前を聞かない訳が無い為、「切札家の歴史」の終着と小林氏の『デュエマ』の役を終えた事を寂しく感じたファンは多い。
現時点では不明だがゲスト出演か新キャラクターで再登場する可能性も十分ある。
小林由美子さん、20年間、デュエルマスターズの主人公声優、お疲れ様でした。
まさかの(?)登場
「WIN 決闘学園編」35話では、巨大なラーメン池を平らげるためにカレンが「デュエマ忍法・大食いの術」でジョーの姿になっていた(ただし顔だけ。ラストスパートの際には前髪のアレ(「DM」の部分)を外してカレンの姿に戻った)。
関連タグ
ジョーの仲間たち
輝ヒカル…はじめてのライバルにして友達
ジョーの歴代切り札(パートナー)
デュエル・マスターズ歴代主人公