概要
カードの種類の一つで、クリーチャーの像や絵画といったアイテムが描かれている。初登場はDMRP-21「王来MAX 第1弾 鬼ヤバ逆襲S-MAX!!」。
後述のように進化元として使ったり、クリーチャーに変身するといったギミックから、名前の由来は「魂」と「種(シード)」だろうか。
バトルゾーンに出した時に効果を発揮するものが多く、使用感は呪文に近い。
イラスト枠は四角形のフレームの中に呪文と似たかまぼこ型のフレームが更に収まる形となっている。また、「シンカライズ」能力を持つタマシードは縁取りの両脇に矢印が描かれている。
バトルゾーンに出すことが出来る非クリーチャーという点はクロスギアやD2フィールドと同じだが、「シンカライズ」能力を持つものはバトルゾーンにある間ならばその上に進化クリーチャーを重ねることが出来る。
また、DMEX-19までに登場した全タマシードは種族にレクスターズを持っているので、究極スター進化以外のすべてのスター進化クリーチャーに対応している。
クロスギアと同様にクリーチャーの攻撃で破壊されることがない為、スター進化を主力としたデッキでは場持ちの良い進化元として繰り返し使うことが可能。尚、通常の進化クリーチャーを重ねていた場合は、上に重ねていたクリーチャーが除去されると進化元になっていたタマシードも一緒に除去されてしまうので注意。
総じて、スター進化のサポートが主な運用方法となる。
ただし、クリーチャーと違って攻撃出来ない為、進化クリーチャーを採用しないデッキではD2フィールドや使い捨ての呪文に近くなる他、進化クリーチャーを主戦力としたデッキであっても【我我我ガイアール・ブランド】や【レッドゾーン】を始めとした速攻デッキには採用しづらい弱点もある。
他にも、クリーチャーではないため種族を指定する進化以外には対応していないことが多い。
(例:火文明のクリーチャー1体の上に置く)
マナ進化や墓地進化といった、バトルゾーン以外のカードを進化元に指定する進化クリーチャーにも当然非対応。
後にDM22-RP1では、カードタイプにクリーチャーを併せ持つことでこの弱点を克服したタマシード/クリーチャーが登場し、今後も増えていくと思われる。また、登場時効果を持つタマシードが多かった王来MAXとは打って変わり、常在能力を持つ代わりに種族とシンカライズを持たない《暴竜爵の爪》などが登場し、進化元という要素は薄れ、単純に「バトルゾーンに置ける新しい種類のカード」という要素が強くなっている。
背景ストーリーでの扱い
王来MAX
クリーチャーの魂が込められたアイテムとして描写されているが、出自はジョーカーズ、鬼レクスターズ、レクスターズでそれぞれ異なっている。
既存のクリーチャーが元になっているレクスターズのタマシードは、ジャオウガ率いる「鬼の歴史」の住人たちの「龍の歴史」への侵攻を察知した超獣世界が、それに対抗するための術として「龍の歴史」……即ち我々がよく知る、基本セットから連綿と続くデュエル・マスターズの背景ストーリーに刻まれた英雄たちの魂と力を物質化させたもの。
「鬼の歴史」のクリーチャーたちの猛攻に苦戦する「龍の歴史」のクリーチャーたちの窮地を救ったが、一部の英雄たちの魂はジャオウガによって奪われてしまい、鬼レクスターズへと変えられてしまった。更にそれを巻物に封じ込めてより力を凝縮することで、鬼レクスターズのタマシードも生み出されることとなった。
一方、ジョーカーズのタマシードはジャオウガによって破壊されたジョーカーズ星から瀕死の状態で宇宙空間に放り出されたジョーカーズたちを、ジョニーが救出する過程で救命措置としてスケッチブックに封じ込めたものとなっている。
また、漫画・アニメにおいては、鬼札アバクによってジョーカーズ星が破壊されたことでジョーカーズ達がジョーと離れ離れになってしまい、「離れていても心は一つ」という友情と魂の結晶としてジョニーを介してジョーに託された。また、星を爆破された直後のジョーカーズ達は背景ストーリーと同様に瀕死の状態となっていたが、タマシードを通してジョーの魂と繋がることで一命をとりとめている。
背景ストーリーの最終盤、ジャオウガが「龍」と「鬼」の二つの世界の均衡を保っていた「世界をつなぐ柱」を破壊したことで、「鬼の歴史」の侵食による超獣世界の鬼化とそれに伴う世界の崩壊が始まる中、火文明と水文明の化学力、闇文明の魔術、自然文明の兵力、光文明の統率力を結集して、自然文明に伝わる「世界の危機に備えて眠っている」とされる巨大な繭を乗せたロケットが天高く発射された。
超高高度へ到達した繭はどんどんと巨大化しながら薄く広がって世界中の空を包み込むと、超獣世界そのものを一つの巨大なタマシードと化し、その魂ごと鬼化を癒したのだった。
ゴッド・オブ・アビス
通貨やスポーツ用品など、超獣世界に存在する様々な道具をカード化したものと言う側面が強くなっており、フレーバーテキストでは各文明の文化について解説されていることが多い。
また、中には《NEXの手甲》のように、既存のクリーチャーが身に着けていたアイテムや武器も登場しており、王来MAXに引き続き、歴代クリーチャーの活躍を語り継ぐ媒体としての要素も存在する。
背景ストーリーには今までもクロスギアやドラグハートといったカードタイプと同名のアイテムが登場していたが、これらが特殊な技術で作られていた武具であるのに対して、GoA編以降のタマシードはそれらとは関係のない、超獣世界で日常的に使われている道具として主に描写されている。
pixiv百科事典に項目が存在するタマシード一覧
王来MAX
DMRP-21「王来MAX 第1弾 鬼ヤバ逆襲S-MAX!!」
DMRP-22「王来MAX 最終弾 切札!マスターCRYMAX!!」
ゴッド・オブ・アビス
DM22-RP1「ゴッド・オブ・アビス 第1弾 伝説の邪神」
特殊エキスパンション
DMEX-19「マスター・ファイナル・メモリアル・パック」
スタートデッキ
DMSD-20「キングマスタースタートデッキ ジョーのS-MAX進化」
DMSD-21「キングマスタースタートデッキ アバクの鬼レクスターズ」
DMSD-21「スタートWINデッキ 邪神・フロム・アビス」
関連タグ
進化クリーチャー スター進化クリーチャー タマシード/クリーチャー
アーティファクト(MTG)・エンチャント(MTG):デュエマの源流であるMTGに登場する、使用方法や用途に類似点が複数見られるカード。