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MTG

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まじっくざぎゃざりんぐ

アメリカ合衆国ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社が製造・販売しているトレーディング・カードゲーム「Magic: The Gathering」の略称。日本における代理店は、ホビージャパン→旧タカラ→タカラトミーと変遷し、2012年以降はウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の日本支社が窓口となっている。

概要

アメリカ合衆国のウィザーズ・オブ・ザ・コースト社が製造・販売しているトレーディング・カードゲーム「マジック:ザ・ギャザリング/Magic: The Gathering」。各言語に翻訳されて販売されている。略称は多数あるが、pixiv内では主に「MTG」が使われている。一般的には、マジック、ギャザ、M:tGなどとも。

トレーディング・カードゲームの元祖であり、多額の賞金をかけた世界規模の競技大会も行われている。

ゲームとしての高い戦略性はもちろん、金属世界ミラディン、ゴシックホラー世界イニストラード、神道のような世界神河を含む、さまざまな次元を舞台とした世界観、美しいイラストなども特徴であり長年の人気を支えている。

特に世界観については近年、公式サイトで小説を連載する形式で掘り下げられており、ファンを増やしている。

ちなみに、売上世界一とされる遊戯王に登場するカードゲームの当初のゲーム名はMTGを踏襲した「マジック&ウィザーズ」だった。ストレートに言えば遊戯王に登場したカードゲームの元ネタがMTG。その関係なのか少年ジャンプでティーカのドラゴンと言うカードが載っていた事もある。後に、MTGの要素を組み入れたゲーム「デュエル・マスターズ」も登場する等、様々なTCGに影響を与えている。また、スマホゲームの開発プロデューサーも愛用されている。

歴史

最初期は世界初のトレーディング・カードゲームとあって一般層にトレーディング・カードゲームの概念が浸透しておらず、公式サイトがインターネット(商用インターネットというと日本ではマジックが発売開始した1993年に開始されたばかりであり、当時アメリカでも先駆的な試みであった)でトレーディング・カードゲームの概念を説明するところから出発した。発売年の翌年である1994年には世界大会が早くも開催され、1996年には後のプロゲーマーの先駆けとなるプロツアーも開始された。

しかし2010年代に入ると勢いが衰える。酷い時だと2017年の売上が前年比で54%にまで落ち込んだ。これにはプレイヤーの高齢化が指摘され、初期から遊んでいるプレイヤーは2023年時点で既に40代以上となっている。その年齢になると社会的にも研究、対戦、試合遠征に時間を取れない人の方が多い。

おおよそ1年半から2年で入れ替わるスタンダード制において最高レアリティとなる神話レアのカードを大量に必要とし、約3ヶ月に1度のペースでエキスパンションが発売される度に新しいカードを調達しなければならない資産ゲーもマジック離れに拍車を掛けた。

特に日本のような競技人口の少ない国においては現実世界における練習相手を探すだけでも一苦労である。

TCGが流行っている日本でもマジックギャザリングは遊戯王やポケカとは違い洋風のファンタジーで硬派でリアルな印象によりなじみがないため、新規ユーザーにも敷居が高い、ここが日本ユーザー増えない理由にもなっている。

更にはパソコン・スマホさえあれば無料で楽しめるアリーナの存在により、紙のマジックよりこちらの方が主流になったため、かなり紙の立場は追い詰められている。

メディアミックスが少ないのもマイナーであるのもユーザーを狭めている理由になっているため、危うい部分もある。

だがマジック公式側ではこうした向かい風の状況をなんとかするため、他のTCGや有名な日本人絵師を積極的に採用し他のTCGの参入を狙ったり、他のコンテンツとのコラボを取り入れる等といった近年のTCGの流行りを取り込みライトユーザーを呼び込んでいる。

紙衰退の理由となったアリーナにもユーザーを新規参入させた理由でもあり、アリーナから紙のマジックに入ったという話も少なくない。

公式の努力の甲斐あって現在でも熱心な競技勢が一定数存在し、日本がユーザーが仮に少なくても他の国に多くのユーザーがいるため、展開終了の恐れはなく今後発展し続いている。

二次創作

pixiv内では、登場するキャラクター・クリーチャーのイラストや対戦漫画など、多くの投稿が見られる。

擬人化や、他作品とのコラボによるオリジナル(自作)カード(特に東方Project)など(→東方MTG)も多いので、本家MTGのイラストのみを探す場合には、マイナス検索などで適宜不要なタグを削除していくと良い。

なお、カードに使われているマナ・シンボルやタップ・シンボル、エキスパンション・シンボル等のデザインはウィザーズ社に権利が帰属している。オリジナルカードのイラストをpixivに掲載する場合、実際のカードで使われているこれらシンボルは使用しないことが望ましい。同様にスキャンしたカード画像のイラストc部分のみを挿し換えて掲載する等の行為はしない方が無難である。

遊び方に関しては公式サイトを参照(外部リンク

インターネット文化とMTG

近年ではネット対戦ツールはじめ、関連するアプリも多く作られており、対戦相手が近くにいなくとも遊べるのもMTGの特徴の一つ。

代表なのはMagic Online、通称MO

世界中の人がプレイしているため24時間いつでも対戦でき、現実世界のイベントとリンクしているイベントも多い。公式トーナメントの最高峰である世界選手権にもMagic Onlineからの出場枠が存在する。

ただしこちらは導入費用として$9.99、カード購入にも紙のカードと同等のお金がかかり、英語版しかないので注意。

2018年秋からMagic Arenaがリリースされた。2019年2月に日本語化したとき、爆発的にユーザーが増大した。今後はeスポーツの一環としてプロリーグなどが開催される。

スタンダードのカードのみが収録されているが基本無料のアイテム課金制である。(初期デッキは貰える。勝つ事で得るポイントをパックと交換できるので0円でカードを集めて遊び続ける事も一応は可能になっている)マジックのルールと世界観を纏めて体験することができる。

余談だが、日本での流通が一般化したころにパッケージを飾っていたカードの一つ《甲鱗のワーム》が、『氷河期の災厄の象徴』『7/6』『甲鱗様』などと呼ばれ、カルト的な人気を誇っている。(→甲鱗様wiki

実際の性能は…お察しください

Pixiv百科事典に記事のあるカード

色別あいうえお順。尚、設定上同一人物のため同一の記事にまとめられている場合、先にカード化されたものを基準とする。

多色

無色

他、記事のあるカードの俗称

デュアルランド 法務官 パワー9  Mox

主な拡張パック

オールドエキスパンション

  • アラビアンナイト(1993年11月発売)
  • アンティキティー(1994年3月発売)
  • レジェンド(1994年6月発売)
  • ザ・ダーク (1994年8月発売)
  • フォールン・エンパイア(1994年11月発売)
  • ホームランド(1995年10月発売)

以降、大型エキスパンション + 小型エキスパンション×2でブロックを形成する形式となる。

アイスエイジ・ブロック

  • アイスエイジ(1995年6月発売)
    • アライアンス(1996年6月発売)
    • コールドスナップ(2006年7月発売)

ミラージュ・ブロック

  • ミラージュ(1996年10月発売)
    • ビジョンズ(1997年3月発売)
    • ウェザーライト(1997年6月発売)

テンペスト・ブロック

  • テンペスト(1997年10月発売)
    • ストロングホールド(1998年2月発売)
    • エクソダス(1998年6月発売)

ウルザ・ブロック

  • ウルザズ・サーガ(1998年10月発売)
    • ウルザズ・レガシー(1999年2月発売)
    • ウルザズ・デスティニー(1999年6月発売)

マスクス・ブロック

  • メルカディアン・マスクス(1999年10月発売)
    • ネメシス(2000年2月発売)
    • プロフェシー(2000年6月発売)

インベイジョン・ブロック

  • インベイジョン(2000年10月発売)
    • プレーンシフト(2001年2月発売)
    • アポカリプス(2001年6月発売)

オデッセイ・ブロック

  • オデッセイ(2001年10月発売)
    • トーメント(2002年2月発売)
    • ジャッジメント(2002年5月発売)

オンスロート・ブロック

  • オンスロート(2002年10月発売)
    • レギオン(2003年2月発売)
    • スカージ(2003年5月発売)

ミラディン・ブロック

  • ミラディン(2003年10月発売)
    • ダークスティール(2004年2月発売)
    • フィフス・ドーン(2004年6月発売)

神河ブロック

  • 神河物語(2004年10月発売)
    • 神河謀叛(2005年2月発売)
    • 神河救済(2005年6月発売)

ラヴニカ・ブロック

  • ラヴニカ:ギルドの都(2005年10月発売)
    • ギルドパクト(2006年2月発売)
    • ディセンション(2006年5月発売)

時のらせんブロック

  • 時のらせん(2006年10月発売)
    • 次元の混乱(2007年2月発売)
    • 未来予知(2007年5月発売)

ローウィン=シャドウムーア・ブロック

  • ローウィン(2007年10月発売)
    • モーニングタイド(2008年2月発売)
  • シャドウムーア(2008年5月発売)
    • イーブンタイド(2008年7月発売)

アラーラの断片ブロック

  • アラーラの断片(2008年10月発売)
    • コンフラックス(2009年2月発売)
    • アラーラ再誕(2009年4月発売)

ゼンディカー・ブロック

  • ゼンディカー(2009年10月発売)
    • ワールドウェイク(2010年2月発売)
    • エルドラージ覚醒(2010年4月発売)

ミラディンの傷跡ブロック

  • ミラディンの傷跡(2010年10月発売)
    • ミラディン包囲戦(2011年2月発売)
    • 新たなるファイレクシア(2011年5月発売)

イニストラード・ブロック

  • イニストラード(2011年9月発売)
    • 闇の隆盛(2012年2月発売)
    • アヴァシンの帰還(2012年5月発売)

ラヴニカへの回帰ブロック

  • ラヴニカへの回帰(2012年10月発売)
    • ギルド門侵犯(2013年2月発売)
    • ドラゴンの迷路(2013年5月発売)

テーロス・ブロック

  • テーロス(2013年9月発売)
    • 神々の軍勢(2014年2月発売)
    • ニクスへの旅(2014年5月発売)

戦乱のゼンディカー・ブロック

  • 戦乱のゼンディカー(2015年10月発売)
    • ゲートウォッチの誓い(2016年1月発売)

イニストラードを覆う影ブロック

  • イニストラードを覆う影(2016年4月発売)
    • 異界月(2016年7月発売)

カラデシュ・ブロック

  • カラデシュ(2016年9月発売)
    • 霊気紛争(2017年1月発売)

アモンケット・ブロック

  • アモンケット(2017年4月発売)
    • 破滅の刻(2017年7月発売)

イクサラン・ブロック

  • イクサラン(2017年9月発売)
    • イクサランの相克(2018年1月発売)

以降、ブロック制を廃止、各個独立したエキスパンションとする

独立したエキスパンション

  • ドミナリア( 2018年4月発売)
  • ラヴニカのギルド(2018年10月発売)
  • ラヴニカの献身(2019年1月発売)
  • 灯争大戦(2019年4月発売)
  • エルドレインの王権(2019年10月発売)
  • テーロス還魂記(2019年10月発売)
  • イコリア:巨獣の棲処(2020年4月発売)※日本を含む東アジア地域のみ。他地域は5月。
  • ゼンディカーの夜明け:(2020年月発売)
  • カルドハイム:(2021年1月発売)
  • ストリクスヘイヴン:魔法学院:(2021年4月発売)
  • フォーゴトン・レルム探訪(2021年7月発売)
  • イニストラード:真夜中の狩り:(2021年9月発売)
  • イニストラード:真紅の契り:(2021年11月発売)
  • 神河:輝ける世界:(2022年2月発売)
  • ニューカペナの街角:(2022年4月発売)
  • 団結のドミナリア:(2022年9月発売)
  • 兄弟戦争:(2022年11月発売)
  • ファイレクシア:完全なる統一(2023年2月発売)
  • 機械兵団の進軍(2023年4月発売)
    • 機械兵団の進軍:決戦の後に(2023年5月発売)
  • エルドレインの森:(2023年9月発売)
  • イクサラン:失われし洞窟:(2023年11月発売)
  • カルロフ邸殺人事件(2024年2月発売)
  • サンダー・ジャンクションの無法者(2024年4月発売)

他、記事の存在する特殊セット

関連ページ・外部リンク

日本語版公式サイト

ウィザーズ・オブ・ザ・コースト公式サイト

『マジック:ザ・ギャザリング』公式サイトにおけるカードイラストの壁紙ダウンロード

マナの泉:電撃オンラインのMTG特集サイト

HAPPYMTG:MTG専門店晴れる屋の運営する総合ポータルサイト

MTG Wiki

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