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ストリクスヘイヴン

すとりくすへいゔん

トレーディングカードゲーム、マジック・ザ・ギャザリングの拡張パック名および背景ストーリーに登場する学術機関の一つである。ここでは背景ストーリーの舞台となった施設を同じくする拡張パックについても解説する。
目次 [非表示]
  1. トレーディングカードゲームマジック・ザ・ギャザリングの背景ストーリーに登場する魔術学院。
  2. 同ゲームのエキスパンション名、『ストリクスヘイヴン:魔法学院』。背景ストーリーではどう拡張パックの名称の由来となった学園を舞台とした物語が描かれるカードセットである。

ストリクスヘイヴンの概要編集

アルケヴィオス次元に存在する魔法学院で、700年前魔法に長けた五体のエルダー・ドラゴンたちによって創設された。

若く有望な魔道士がアルケヴィオス全土から集まる魔法学問の中心機関となっている。


主な施設編集

大図書棟編集

この学府の中央に位置する図書館、別名「大図書棟」。

内部は広く、床から途方もなく高い天井までほぼ全ての壁に、書物が隙間なく並んでおり天井は高く天候が発生するほどで、船で渡らねばならない池や濠すら存在するほど広大。

神秘の魔法庫、『ミスティカルアーカイブ』には多元宇宙の開闢以来のあらゆる呪文の複製が保管されていると言われている。


ストリクスヘイヴン競技場編集

『メイジタワー』と呼ばれるストリクスヘイヴンの魔道生徒たちがチームを組んで行うスポーツが行われている。

ストリクスヘイヴンで最も人気のスポーツであり、大学だけでなくその外からも多数のファンが詰めかける程。


メイジタワールール

●2つのチームがストリクスヘイヴン競技場で対戦する。各チームは魔道士5人と1つの小型マスコット生物で構成される。

●競技場の端に立つ塔を各チームの所有とし、その頂上にマスコットを置く。

●相手チームのマスコットを奪い取り、自チームの塔の上へ運んだチームは1点を得る。

●プレイヤー、マスコット、観客、競技場、あるいは競技の基本ルールに危害を与える魔法は全て、無効化される。

●上記に該当しない魔法は全て、メイジタワー審判協議会による検討を条件として認められる。

●試合は3つのフェイズで構成される。各フェーズはメイジタワーの砂時計が空になるまで続き、おおよそ20分間である(時に砂の最後の数粒が、なかなか底に落ちないこともある)。

●第3フェイズが終了した時点で、最大の点数を保有するチームが勝者となる。


5つの大学編集

  • シルバークイル大学
専攻雄弁術
モットー『鋭いペン先、さらなる鋭知』
マスコット墨獣(インクで生み出された使い魔)
創始ドラゴンシャドリクス・シルバークイル

洒落ていて、威圧的で、意欲的なシルバークイルの魔道士は言葉の魔術を使う。言葉を手足のように使い戦闘詩や書き言葉の魔法的顕現から呪文を作り出し、ルーンのインクで宙に模様を書き込む。


  • プリズマリ大学
専攻精霊術
モットー『精霊とともに自己表現を』
マスコットエレメンタル
創始ドラゴンガラゼス・プリズマリ

芸術を好み、魔術を最高の自己表現の手段と考える芸術家な魔道士たち。彼らの呪文は、創造性の発露や緻密な芸術表現であり、プリズマリの者たちにとっては世界すべてが芸術の舞台である。


  • ウィザーブルーム大学
専攻本質学
モットー『自らの手で取り組め』
マスコット害獣
創始ドラゴンベレドロス・ウィザーブルーム

生者を癒し森を生やし、腐敗と死の力を使いゾンビワニを乗りこなす生と死の対立から力を引き出す生物学の専門家たち。


  • ロアホールド大学
専攻考古術
モットー『石を残らずひっくり返して探せ』
マスコット霊魂(スピリット)
創始ドラゴンヴェロマカス・ロアホールド

熱心な研究者と大胆な冒険家たち。歴史に熱中する情熱的な学者たちは、考古学的な工芸品に埋もれながら歴史的人物の魂を召喚するなどして過去について研究する。


  • クアンドリクス大学
専攻数魔術
モットー『数学こそ魔法』
マスコットフラクタル(※自然の幾何学模様を抽象化した人工生命体)
創始ドラゴンターナジール・クアンドリクス

創意工夫に富む自然数学者たち。彼らは幾何学模様、フラクタル、対称性を研究することで、自然の基礎的な数学を操る力を振るう。


エキスパンション『ストリクスヘイヴン:魔法学院』編集

スタンダード用のエキスパンション。2021年4月23日発売(アリーナやMOでは同月15日)。

「ゼンディカーの夜明け」「カルドハイム」同様に今回もモードを持つ両面カードが登場する。

新たに登場したメカニズムとして

  • 魔技:インスタントやソーサリーである呪文を唱えるかコピーするたび誘発する誘発型能力
  • 履修:ゲーム外(ルールやフォーマットを定めた試合ならサイドボード)から『講義』というカード・タイプ持つカードを手札に加える、もしくはカードを1枚引いて1枚捨てるという意味

が存在する。


また、背景ストーリーでの5つの大学に合わせ多色、特に対抗色が取り上げられているのも特徴。

大学色の組み合わせゲームでの特徴
シルバークイル大学白黒アグロ、+1/+1カウンター
プリズマリ大学青赤重いインスタントやソーサリー、それの使用を補佐するマナ加速
ウィザーブルーム大学黒緑ライフを参照とするものや回復、生贄
ロアホールド大学白赤墓地利用、スピリット
クアンドリクス大学青緑数字に関する効果、土地展開

その大学と関りが深いカードには各大学のシンボルの透かしが入れられている。


ミスティカルアーカイブ編集

マジックの歴史から厳選された63種類のカードが古文書を意識した特別なフレームとアートスタイルのイラストで収録されている。

ストリクスヘイヴン:魔法学院の各種ブースターパックに封入されるが、カード・セットとしてのストリクスヘイヴンには含まれず独自のエキスパンション・シンボルとコレクター番号を持つ。

背景ストーリー的には『ストリクスヘイヴンのあらゆる知識や呪文が収められた大図書棟に治められた多元宇宙の呪文の複製』という扱いになっている。


未開封のパックを開けてその場でデッキを作るリミテッドでは、封入していた場合のみ使用可能だが、あらかじめ自由にデッキを作る構築ではその同名カードが使用可能なルールでないと使用不可。

剣を鍬に対抗呪文暗黒の儀式と言った有名カードの特別イラストも収録されているが、スタンダードでは再録されていないので過去カードが使用可能なルールでないとデッキに入れることはできないとなっている(ただし、アンコモンで収録されたものはストリクスヘイヴン:魔法学院発売登場のスタンダードで使用可能なカードが選出されている)。


さらに63種類のカードには日本画バージョン『日本画ミスティカルアーカイブ』が存在する。日本語版しか存在せず、枠無し拡張アート仕様でカード名が縦書きとなっている。イラストも和風アートスタイルであり、日本人のイラストレーターが担当している(これに対して通常のミスティカルアーカイブはグローバル・バージョンと呼ばれる)。日本語版のドラフト・ブースターかセット・ブースターに、50%の確率でグローバル・バージョンの代わりに封入されている。コレクター・ブースターには言語に関わらず最低1枚が封入されている。


関連ページ編集

MTG

世界観

大学…モチーフ元


カルドハイム → ストリクスヘイヴン:魔法学院 → フォーゴトン・レルム探訪

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