カード性能
マナコスト | (白) |
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カードタイプ | インスタント |
能力 | クリーチャー1体を対象とし、それを追放する。それのコントローラーは、そのパワーに等しい点数のライフを得る。 |
概要
通称は「ソープロ」「けんすき」等。
第1版「リミテッド・エディション」から登場している、MTG最強クラスの除去呪文。
どんな強力なクリーチャーでも、たったの1マナで除去してしまう。しかも「破壊」ではなく「追放」のため、原則としてそのゲームでは二度と使えない。
もちろんデメリットがついているのだが、それが対戦相手がライフを得るというもの。
原則として、TCGではライフがいくら回復しようと勝ちにつながらないため、アドバンテージとしての価値は低いものとされる。対して、こちらは相手の勝ち手段を永久に排除できるのだ。
すなわち、超強力な効果に対して、デメリットが低すぎる。
したがってこのカードは、黎明期の開発部が、ライフのメリットをよく理解していなかった例としてしばしば引き合いに出される。
第4版までスタンダードで猛威を振るい、現在ではエターナル環境で活躍している。
また下位互換には『流刑への道』などが存在する。
最もポピュラーな『流刑への道』は主にモダン環境の白絡みのデッキに多く差されている。
都市伝説
このカードは、クリーチャーを破壊したり消し去るのではなく、戦いをやめて平和に暮らさせるというフレイバーがつけられている。よって、このカードで除去されることを俗に農場送りと称した。
プレインズウォーカーたちの間では、多元宇宙のどこかに、除去された強力クリーチャーたちが畑を耕している村があるという噂が立っている。
かつては《アーナム・ジン/Erhnam Djinn》や《惑乱の死霊/Hypnotic Specter》が農民の筆頭だったが、エターナルに活躍の場を移してからは、《タルモゴイフ/Tarmogoyf》などが加わって賑やかになった。
しかし荒廃鋼の巨像やら各種エルドラージやらが送られてくる農場が、果たしてまともに運用できているのだろうか?
原典
He will judge between the nations and will settle disputes for many peoples.
They will beat their swords into plowshares and their spears into pruning hooks.
Nation will not take up sword against nation, nor will they train for war anymore.
彼(神)は国と国との間に立って裁きを行い、あまたの人々のために争いを鎮められるだろう。
彼らはその剣を鋤に、槍を鎌に打ちかえるだろう。
国は国に向かって剣を揚げず、彼らはもはや争いについて何も学ばなくなるだろう。
Pixivでの扱い
前述のとおり、クリーチャーたちが畑を耕しているイラストが多い。