神河次元について
2004年発売のエキスパンション:神河物語で初登場した新次元。
物質と定命の者が住む現し世と、神の住む隠り世の2つの世界が存在し、
人々は、自然や物質など万物に宿る「神」を崇め、共存して暮らしていた。
人間はもちろん、鼠頭の獣人である鼠人(鼠)・狐頭の獣人である狐人(狐)・樹海に住み鱗に覆われており四手二足で指は三本の大蛇人(蛇)・非常に長い手足を持ち甲羅を持った悪忌(ゴブリン)・雲の中に住み深い知識を持つ空民(ムーンフォーク)といった様々な種族が暮らす物質の世界である “現し世”と、最高神:大口縄率いる神々(精霊・妖怪等々含む。ゲーム上の表記はスピリット)の住む場所である“隠り世”という2つの世界がともに存在する次元である。
なお、神河ブロックの背景ストーリーは遥か昔の時代の出来事。
これ以降にエキスパンションの舞台になった事は無い為、現在の時勢は不明だが、
神河出身のPWが存在するため次元そのものは健在だといえる
キーワード
神
自然や物質に宿る存在。神河の人々の崇拝対象である。
神河の神は英語でも「Kami」表記、テーロスやアモンケットの神は「God」表記で表されて、
種族名でも「スピリット」とされている。
現し世と隠り世を隔てる「世界の帳」を司る神河最高の神として、大口縄(おおかがち)が存在し、
神河ブロックの物語では大口縄の元よりある「大切なもの」が奪われたことで人々と神の戦い、「神の乱」が引き起こされてしまう。
...ここまでが1200年前の神河である。
神河:輝ける世界/KAMIGAWA:NEON DYNASTY
『神河へおかえりなさい。前回訪れたときから、いろいろと変わりました』────公式サイトより
さて、現在の神河を訪れたプレインズウォーカー達の前には自分の目を疑うような光景が広がっていた。
神の乱終結から1200年の間に神河はネオン煌めく近未来都市の影で忍者達が暗躍するサイバーパンクと化していたのだ。
「いろいろ変わった」とかそんなレベルではない。
余談
初代神河ブロックはフレーバーは重厚であるが売れ行きの面で著しく悪く、ラバイア値という「次元に再訪する可能性の高さ」も10段階で数字が大きいほど再訪の希望が薄い指標で8とされていた。
しかし神河:輝ける世界への再訪を期に日本のポップカルチャーの採用、世界観を忍者や侍からニンジャやサムライという海外で人気のある方向性へ変更、前回の反転カードにシステムは似ているが評価は真逆の人気メカニズム両面を採用する等、設定面やメカニズム面など様々な面から徹底的な練り直しが行われラバイア値も4に変更、更に日本のイラストレーターによる特別版がたまに封入されるなど数多の工夫がされた。
売り上げは発売から2ヶ月程の4月の段階で1億ドルを超えなんと歴代トップ3に入る圧倒的な売上という結果を叩きだした。
関連タグ
ミラディン・ブロック → 神河ブロック → ラヴニカ・ブロック
外部リンク
『マジック:ザ・ギャザリング』公式サイトにおける神河次元の紹介ページ