概要
トレーディングカードゲーム『マジック・ザ・ギャザリング』の背景ストーリーの舞台となっている世界は、多元宇宙を舞台とした壮大なハイ・ファンタジー世界観を展開しており、カードのイラストやフレイバー・テキストでその一端を楽しむことがなっているほか、
日本語公式サイト「Magic Story -未踏世界の物語-」(外部リンク参照)では2014年以降、最新弾エキスパンション・ブロックの背景ストーリー小説を定期更新で紹介する試みが行われている。
マジック・ザ・ギャザリングの多元宇宙
霊気が満ちた無限の広がりを持つ久遠の闇という空間に、無数の次元と呼ばれる世界が存在する集合体を指す。
次元の種類は多種多様で、互いに異なる様相を見せ、その違いはまさに想像力の及ぶ限りの幅がある。多元宇宙に存在する次元の数は無限といえる。
次元ごとの生態系・文化に相違があるのはもちろん、全次元共通の物理法則すら存在しない。
唯一、魔法の原動力であるマナの存在だけが共通している。マナの在り方が次元の法則、環境、クリーチャー、魔法、社会あるいは生や死の概念にすら関わりを持ち、相互に影響を与えうる。
マナは土地に宿り、土地とのつながりを持つ者だけが土地からマナを引き出すことができる。
考え方としてはパラレルワールドというよりも、様々な異世界の存在する宇宙といったほうが正しい。
ちなみに次元間を移動する手段は非常に限られており、プレインズウォーカーのみが持つ次元移動能力プレインズウォークや次元と次元をつなぐ門ポータルや次元超越装置である次元橋などその他多数(ファイレクシアが侵攻時に使用した次元の門や飛翔艦ウェザーライト)が挙がる。
「ポータル三国志」は三国志、つまり現実世界の中国が存在する地球を舞台としており、当初は多元宇宙にある次元に含まれていなかったが、後に設定が変更され、名付けられていない次元、という扱いになった(ヘッドデザイナーの回答①、②)。
主な次元
(ここではあいうえお順に記載する。次元名に付記されているのは各次元に存在する勢力名)