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ローウィン

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ろーうぃん

トレーディングカードゲーム『マジック:ザ・ギャザリング』のカードセット(エキスパンション)のひとつ。また、その舞台となった次元。

ローウィン(Lorwyn)は、

  1. 2007年10月に発売された『マジック・ザ・ギャザリング』のカードセット(エキスパンション)のひとつ。また、その舞台となった次元。
  2. ローウィンと、それに続く一連のカードセット「モーニングタイド、シャドウムーア、イーブンタイド」の総称(ローウィン・ブロックまたはローウィン=シャドウムーア・ブロック)

『ローウィン』次元の概要

穏やかな風景が広がる次元。人間の代わりに登場する小柄な人型生物・キスキンをはじめ、童話のような牧歌的な世界が特徴。

肥沃な自然と穏やかな夏がどこまでも続く平和な世界であり、太陽は沈むことがなく、西に落ちてから東に上るまでの間も常に薄明かりを注ぐ。島や山、沼などにも色とりどりの草花が生い茂っており、好奇心旺盛で迷信深いキスキンや新しいもの好きのボガートなどが生活している。 年に一度、オーロラが空にかかるときに「お話祭り」と呼ばれるキスキンの町キンズベイルに集まって物語を語り合う祭りがある。他の世界のように大きな戦争はないが、小競り合いなどは多くある。

主要部族

  • キスキン

小村で共同生活を営むキスキンは平和主義者だが、自衛的でもある。すべてのキスキンは思考の糸と呼ばれるテレパシーによる広大な連絡網を持っており、それにより濃密な社会的連携を取ることができる。

  • メロウ

他次元でマーフォークと呼ばれる種族。ローウィンの平和的な商賈として、メロウたちは川を旅して商品の交易を行ったり、魔法を使って旅人が危険な急流を渡る手助けをしたりしている。

  • ツリーフォーク

ツリーフォークは目覚めの時期に覚醒し、若木は移動する術と意識を獲得します。ツリーフォークは長寿の種族であり、彼らの辛抱強さと知恵はローウィン全土に知れ渡っている。

  • 巨人

ツリーフォークと並んで、巨人たちはローウィンにおいて最も大きく、そして知恵深い種族。彼らが引き起こす破壊は悪意ではなく、彼らの足下にいた小型の種族の存在に気付くことができなかったことによるもの。

  • 炎族

他次元でいうところのエレメンタル。

この威厳ある者たちは常に燃え盛る炎をまとっています。彼らは恐るべき戦士であり、炎を正確に放つことができる。

ボガート

他次元でいうところのゴブリン。

「婆(ばば)」が率いる部族で生活する彼らは、その多くは短い体躯と狂気をはらんだ眼を持っている。シャドウムーアの期間、彼らの外観はさらに野性味を帯び、そしてそのたわいないいたずらはより危険なものになっていきます。

  • エルフ

ローウィンにおける強圧的な支配者層。美しさと完璧さを病的なまでに求める彼らは、他の種族をこの地から排除しなければならない存在として考えている。

  • フェアリー

体が小さく、短命な妖精たちは、ローウィンに棲む他のクリーチャーたちの秘密を暴いたり、いたずらしたりすることで日々を楽しく過ごしている。

大オーロラ

ローウィンの世界に数世紀おきに訪れる自然現象。

これが起こると・・・

ローウィン・ブロックの概要

リミテッドでは独立したブロックとして扱われるが、構築ではこの次のシャドウムーア・ブロック(これもまたエキスパンションが2つ)とセットでローウィン=シャドウムーア・ブロックとして扱われる。ブロック構築やローテーションもセットである。

テーマは部族(クリーチャー・タイプ)。また、苦花といった1部のカードにはクリーチャーでないものの、クリーチャー・タイプを有するものも存在する。

そのデザインの徹底ぶりは、種族間の関係性を優先して、従来の色の関係性(友好色/対抗色、5色のバランスなど)を一部で崩しているほど。

ちなみにローウィン・モーニングタイドのどちらも種族をテーマとしているが、

ローウィンゴブリン、エルフ、キスキン、エレメンタル、マーフォーク、フェアリー、巨人、ツリーフォーク
モーニングタイドならず者、シャーマン、兵士、戦士、ウィザード、前8種族

と若干の違いがある。

多相

1部のクリーチャーが有する特殊能力。

定義は「このオブジェクトはすべてのクリーチャー・タイプである。」を意味する能力で、要はすべてのクリーチャー・タイプを持つという、霧衣の究極体の持つ能力をキーワード化したものである(ただし、霧衣の究極体は多相を持たない)。

当然ながら、クリーチャー・タイプを参照するカードとはことごとく相互作用を引き起こす。

プレインズウォーカー

カード・タイププレインズウォーカーのカードが初めて登場したのがローウィンである。ここではカードとしてのプレインズウォーカーを解説する。

自ターンのメイン・フェイズで、プレインズウォーカー・カードを手札から唱えることができる。場に出るときに右下に書いてある忠誠度に等しい数の忠誠カウンターが置かれた状態で戦場に出す。

[+1]等の表記で忠誠度能力と呼ばれる複数の起動型能力を持ち、どれか1つのみ1ターンに1回のみ起動可能。[]数値の分だけそのパーマネントに忠誠カウンターを置く(+の場合)、または取り除く(-の場合)。[0]となっている場合は忠誠カウンターの増減はない。

なお、通常のレジェンドルールとは違い、そのプレインズウォーカーが誰であるかを示すサブタイプ・プレインズウォーカータイプを各カードに存在し、同一のタイプを持つカードを2枚以上持てないという制約が存在する。(これに関しては後に変更された)。

ちなみに、元々プレインズウォーカーは未来予知の時点で実装されるはずのカード・タイプだった。

もちろんローウィン・ブロックの背景ストーリーには関わりません。あしからず。

関連タグ

MTG TCG

次元(MTG)

アメーバの変わり身

時のらせん・ブロック → ローウィン・ブロック → シャドウムーア・ブロック → アラーラの断片ブロック

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