概要
Amoeboid Changeling / アメーバの変わり身 (1)(青)
クリーチャー — 多相の戦士(Shapeshifter)
多相(このカードは、常にすべてのクリーチャー・タイプである)
(T):クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まですべてのクリーチャー・タイプを得る。
(T):クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まですべてのクリーチャー・タイプを失う。
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初出カードセットは「ローウィン」。クリーチャー・タイプは「多相の戦士」だが、「多相」能力によりすべてのクリーチャー・タイプを持つ。
タップだけで他のクリーチャーにすべてのクリーチャー・タイプを与えたり失わせたりするため、部族デッキの補助も妨害もできる。しかし、2マナ1/1という貧弱さのおかげで構築戦ではあまりお目にかかれない。
ローウィン・ブロックのリミテッドでは、部族を参照するカードが多いことから、意外なところで役に立つ面もあるだろう。
スリヴァーでもあるのをいいことに、スリヴァーデッキセットであるPremium Deck Series: SLIVERSに1枚紛れ込んでいる。スリヴァーデッキがこいつに対面した場合、舐めてかかると戦線をズタズタにされるおそれがあるので、早めの除去が肝心である。
ネタ的な人気
「ローウィン」発売前に非公式スポイラーが公開されると、その独特の表情がネタにされ、一躍別の意味で大人気のクリーチャーとなった。
愛称はアメーボイドたん。
当時はクリーチャー・タイプが「Maiden」で「Sister」でもあることもネタにされていたが、ローウィン発売時にクリーチャー・タイプが再編され、いずれもなくなってしまった。
独特の顔をしているが、この顔は「ローウィン」に登場する「変わり身」クリーチャー5種類に共通の特徴である。アメーバという独特の外形と独自のタップ能力もネタにされる要因だろう。
ライバル
ローウィン発売前、「レギオン」に「霧衣の究極体」というクリーチャーが存在した。
ローウィン前はこいつが唯一の「すべてのクリーチャー・タイプを持つクリーチャー」だったため、「ミュータントで忍者でタートル」などとネタにされることも多かった。
現在ではその役割をアメーボイドに譲っているが、レジェンドが特殊タイプになる前のカードであるため、アメーボイドとは違い伝説のクリーチャーである。
そのアドバンテージを生かし、Duel Deck: Ninja vs. Piratesでは忍者陣営と海賊陣営双方でメインの伝説クリーチャーに採用された…まあエイプリルフールの冗談だったんだけど。
また、すべてのクリーチャー・タイプである能力はキーワード能力「多相」ではなくベタテキストで設定されているため、多相を持つクリーチャーを破壊する効果に引っかからないのも利点である…そんなカードないけど。
究極体の明日はどっちだ!?