バブロヴィア次元について
バブロヴィア最古の文書、カルタ・サイエンティア(『科学憲章』の意)の「科学を重視する姿勢」、「どんな種類の科学はどう行政組織を作るべきか」といった憲章を元に、それぞれ独自の解釈と発展を遂げた結果科学技術が大きく発展した反面、過度な科学偏重主義に陥った「小型装置団」、「S.N.E.A.K.職員」、「卑怯な破滅軍団」、「ゴブリンの爆発屋」、「交配研究所」の五つの行政組織からなる五頭政治の敷かれている次元。
『Unstable』発売に伴い、かの『未来予知』において登場した未知のメカニズム「からくり」を指す記述で知られる名(迷?)カード、「蒸気打ちの親分」の故郷に当たる次元であることも判明した。
(『ワールド・クラス』)(外部リンク参照)
※次元:『マジック・ザ・ギャザリング』背景ストーリーにおける異世界の一つのこと。
『マジック:ザ・ギャザリング』背景ストーリー世界は
「限りなく広がる多元宇宙の中に文字通り数え切れないほどの次元が存在し、大半の各次元の住人達は多元宇宙や次元の存在はおろか、自身の住まう次元以外の世界の概念すら認識することなく暮らしている」
という世界観である。
バブロヴィアにおけるキーワード
行政組織
バブロヴィアに存在する、それぞれ自身の理念に基づき、科学技術によって組織の理想を実現しようとする5つの勢力。
行政組織 | 色の組み合わせ | 詳細 |
---|---|---|
小型装置団 | 白青 | 技術が支配する統治組織。自分自身を改良し続けた結果、身体の九割以上を取り換え「大演算器」となった指導者である発明家、「カルビン・グランダーソン」に続き、自身を機械化改造によって改良した人々の組織である。 |
S.N.E.A.K.職員 | 青黒 | 泥棒が統治する行政組織。元は求人広告板を管理するための仕事だったが、求人広告板を管理する装置が開発されて以来、その装置を巡り犯罪に手を染め秘密のスパイとなった組織。スパイに執着しすぎた結果、互いをスパイし合っているという。 |
卑怯な破滅軍団 | 黒赤 | 少人数が支配する行政組織。元は世界征服を目指すヴィランの支援組織だったが、この次元のヴィラン達は総じて非常に過失率が高かったため、数多くのヴィラン達が支援を求めて集まり、ヴィランのライセンスを監督する組織となったという。 |
ゴブリンの爆発屋 | 赤緑 | 行政的権限はない。元はとある製鉄所が労働者として雇ったゴブリン達だったが、次第にゴブリンが氾濫していった結果本来の経営者も含むゴブリン以外の全社員が去って行き、からくり作りに執着するようになっていった。 |
交配研究所 | 緑白 | 聡明な者が統治する行政組織。指導者である「ジュリアス・ジェームソン博士」改め「ジュリアス・マゼモルフ博士」(自身の改造に伴い改名した)がある実験で発見した「DNA改造により他の動物の要素を人へ移植する技術」を元に「真の姿」を求めるあらゆる人の願いを叶えるためDNA改造手術を行い、「真の姿」を得た人々が平和に暮らすことのできる社会を提供することを目指す組織。 |
リス
かつてのバブロヴィアにおける科学実験においても、我々の世界同様白ハツカネズミが用いられていたものの、あまりにも多すぎる実験の結果絶滅してしまった。
そのため、交配研究所が主に必要とされるリスに着眼しDNAの研究を行い、改良実験も行われたという。
しかし、何故か一部には「DNA研究の結果、知的生命へ進化したリスによって密かに五つの行政組織が運営されている」と陰謀論じみた謎の疑惑を信じる者もいるようである。