ギルドとは?
この項目における「ギルド」とは、TCG『マジック:ザ・ギャザリング』の背景ストーリーの舞台となる次元(異世界)の一つであるラヴニカに存在する「ギルド」と呼ばれる10の組織のうちの一つである。
シミック連合の概要
シミック連合とは?
シミック連合とは、次元そのものに文明の力が行き渡り、都市化され尽くしたラヴニカにおいて自然界の保護を担うのが本来のギルドの役割である。
……しかし、彼らは様々な生物に独自の生体改造を施すことによる自然の進化の誘導を行う実験を行っていることで知られる。
(『プレインズウォーカーのための「ギルド門侵犯」案内 その2』)(外部リンク参照)
ギルドの色
ラヴニカの各ギルドはギルドごとに2色が割り当てられているが、
緑青の2色がギルドの色として割り当てられている。
シミック連合の特徴
混成体
シミック連合の実験により生み出される複数種の生命体を混合させた生命体の総称。
シミック連合は主にこのような生体実験で知られる。
シミック連合の理念
水深の布告
ゼガーナが行った新たなシミック連合の成り立ちや理念を表明した演説。
(『水深の布告』)(外部リンク参照)
固着の原理
海藻が流されてしまわないように、過度な野心や独断による行き過ぎることを戒める理念。
湧出の原理
養分が枯渇した表層水が、その下の豊かな水と入れ代わる如く自然の流れに従い自分達の持てるものを世界に表明し普及させていくことを目指す理念。
ギルドマスター(ギルド指導者)
モミール・ヴィグ
ラヴニカ・ブロックの時代における「シミック連合」のギルドマスター。
「シミックの幻想家、モミール・ヴィグ」としてカード化されている。
(M:TG Wikiにおける「シミックの幻想家、モミール・ヴィグ」の項目)(外部リンク参照)
ゼガーナ
私たちは海の深みにある故郷に、永遠に繋がれ続けるでしょう。私たちはラヴニカの最高と最深との間の永続的な繋がりとなるよう努めます、どうか私達の助けとなって下さい。私たちは、シミック連合です。
ラヴニカへの回帰ブロックの時代における「シミック連合」のギルドマスター。
ラヴニカ・ブロックの後突如現れた、都市に埋もれ忘れ去られた海への陥没孔「ゾノット」を新たなシミック連合の拠点とし、各ゾノットの議長による「言論室」での合議制、言論室の代弁者としてギルドマスターを選出する制度を敷いてラヴニカ・ブロックの大規模なギルド間抗争においてギルドマスターと本拠地を喪ったシミック連合の再興・改革を行った第一ゾノットの議長。
「首席議長ゼガーナ」としてカード化されている。
(『水深の布告』)(外部リンク参照)
(M:TG Wikiにおける「首席議長ゼガーナ」の項目)(外部リンク参照)
他のギルドに対するシミック連合の態度
アゾリウス評議会
「評議会は好意的で先見の明を持っています。ですが慎重さと管理の無理強いがギルドを麻痺させています。これは不幸なことです。何故なら我々にとっては必要なくとも、地上世界はその統率力を必要としているのですから」
オルゾフ組
「我々とその使命にとって、これほど大きな脅威となるギルドは他にありません。オルゾフは知性を服従と富による強さに取り違えています。彼らは自然とラヴニカの人々にとって最大の敵です」
ディミーア家
「知識と洞察の何と残念な無駄遣いでしょうか。彼らは力と特権を買うために情報を通貨に変えることしかしていません。いずれ生命が、彼らの死んだような浅い目論みを征服するでしょう」
イゼット団
「彼らの試みは称賛し学ぶべきものですが、自然のシステムの軽視は彼らの思考が近視眼的であることを示しています。いずれ生命が、イゼットが創造できるものよりも賢明な解決策を発案するでしょう」
ラクドス教団
「我々は彼らを理解しないよう努めてきましたが、何故彼らが存在を許されているのかを理解しなければ――彼らが満たしているのは市民のどんな必要性なのか。それまでは、彼らは凶暴な獣として扱います。距離を取りなさい」
ゴルガリ団
「もし彼らが味方を欲するのであれば、我々が最も近しい者となるでしょう。ですが彼らは自然のサイクルの危険な面にあまりに集中しすぎています、それが彼ら自身に牙をむこうとも。彼らには力を持たぬ者に対しての忍耐を持ち合わせていません」
グルール一族
「彼らの基本的欲求が彼らを遠ざけてくれています。我々は辛抱強く慎重に適応し、彼らと同じ運命を被りはしません。ですが彼らが助力を求めてきた時は、拒みはしないでしょう」
ボロス軍
「情熱と組織の危険な掛け合わせです。彼ら自身の協定で行動していようと外部勢力の影響下で行動していようと、ボロス軍はその恐怖と欲求を効果的な攻撃に転換しています」
セレズニア議事会
「議事会は全体論を理解していますが、神秘主義の覆いが進歩を妨げています。我々は彼らの集産主義を尊重しますが、その独断主義は違います。我々は特殊化を抑制するよりも、それを保つべく努めます」
関連リンク
『マジック:ザ・ギャザリング』における緑青の勢力繋がり
- シミック連合
- クアンドリクス大学
外部リンク
『プレインズウォーカーのための「ギルド門侵犯」案内 その2』
『マジック:ザ・ギャザリング』公式サイトにおけるラヴニカ次元の紹介ページ