ギルドとは?
この項目における「ギルド」とは、TCG『マジック:ザ・ギャザリング』の背景ストーリーの舞台となる次元(異世界)の一つであるラヴニカに存在する「ギルド」と呼ばれる10の組織のうちの一つである。
ゴルガリ団の概要
ゴルガリ団とは?
ゴルガリ団とは、死体処理や困窮した人々への食物の供給を行うギルドである。
彼らは生と死という相反する価値を融合させたギルドであり、カビやキノコといった食物連鎖の末端に存在する腐食動物・分解生物による腐敗をはじめに、屍喰らいやアンデッドとしての使役などによって死や屍を糧とし、死を元に新たな生を生み出し、生から再び死を得、再び死によってまたより強き生を生み出す連環によって成長を続けるギルドである。
(『プレインズウォーカーのための「ラヴニカへの回帰」案内 その2』)(外部リンク参照)
ギルドの色
ラヴニカの各ギルドはギルドごとに2色が割り当てられているが、
黒緑の2色がギルドの色として割り当てられている。
黒の「全てのものには可能性がある」と
緑の「全てのものには自然界における役割がある」が組合わさった結果、
弱者救済を担当しているのだと思われる。
ギルドマスター(ギルド指導者)
石の死の姉妹
『ラヴニカ・ブロック』の時代における「ゴルガリ団」のギルドマスター。
「石の死の姉妹」としてカード化されている。
(M:TG Wikiにおける「石の死の姉妹/Sisters of Stone Death」の項目)(外部リンク参照)
ジャラド・フォド・サーヴォ
(イラスト前側の男性)
『ラヴニカへの回帰ブロック』の時代における「ゴルガリ団」のギルドマスター。
ラヴニカ・ブロックにおける激しいギルド間抗争の際、自身の心臓を貫かれるも屍術師(ネクロマンサー)としての術により自分自身の遺体に魂を憑依させる荒技によってリッチとして甦った。
「ゴルガリの死者の王、ジャラド」としてカード化されている。
(M:TG Wikiにおける「ジャラド・フォド・サーヴォ/Jarad vod Savo」の項目)(外部リンク参照)
ヴラスカ
『ラヴニカのギルド』の時期におけるギルドマスター。
ゴルゴンの女性であり、プレインズウォーカーでもある。
ボーラスの計略に加担した報酬として、前ギルドマスターであるジャラドを廃し、ゴルガリの女王として君臨している。
彼女がギルドマスターの座に着いたことで、以前のゴルガリでは虐げられていた種族のゴルゴンや、新参の半昆虫種族のクロールの立場が向上している。
現在も実質的なボーラスの配下となっているが、彼女には『意図的に忘れた』秘密があり、その鍵を握っているのは、イクサランでの冒険で好意を抱いた『彼』である。
他ギルドに対するゴルガリ団の態度
アゾリウス評議会
「アゾリウスにとって我々は表に出てこない存在、腹の虫であり悪臭だ。それでも我々は彼らの権力の土台となっている」
オルゾフ組
「オルゾフは卑しい幽霊だ。我々を土へと迎える連環から逃れ出ようと追い求めている。長く続くのは、腐敗をも超越しようという力を得ようとする彼らの傲慢だけだ」
ディミーア家
「ディミーアは我々と地下を共有し、我々の秘密を掘り出そうとしている。彼らは自分達こそが地底街を支配していると信じているが、彼らが統べるのは財産と地位を気にかける者達だけだ」
イゼット団
「イゼットが社会を発展させる手段はひどいものだ。彼らは連環を無視し破壊する。だが彼らは我々のように都市を維持し、有用な魔術を提供し構造の下の構造を支えている存在だ」
ラクドス教団
「ラクドスは死が身近なものだと理解している、だが連環を速め、くだらない最期を追い求めている。あのデーモンが破壊したものへと、我々は再び命を与えよう」
グルール一族
「グルールはこの都市の中で、荒々しき自然に生きる仲間だ。だが彼らには動き続ける偉大な連環への理解が欠けている」
ボロス軍
「ボロスは我々が決して理解することのない言葉を話す。彼らの闘争への献身はその言葉と標語にまで表れ、我々を混乱させ妨害している」
セレズニア議事会
「セレズニアは我々と同様に自然へと敬意を払おうと励んでいる、そして彼らの生命体系への献身は感心に値する。だが彼らは盲目的に死を怖れ、ありのままの死の前では役立たずだ」
シミック連合
「シミックはどんな蟲にでもわかるような、真実の縁を削ることに世代を費やしてきた」
関連リンク
ジャラド・フォド・サーヴォ(ギルドの指導者)
ヴァロルズ(ゴルガリ団代表の迷路走者に選ばれた構成員)
ヴラスカ(元ゴルガリ団構成員のプレインズウォーカー。現在は指導者の立場にある。)
死儀礼のシャーマン(『ラヴニカへの回帰』ブロックにおいて登場したゴルガリ団の構成員をカード化したクリーチャーカード。余談だが、このカードは2014年2月7日モダン禁止指定を受けており、また『ラヴニカ・ブロック』で登場したゴルガリ団のカード「ゴルガリの墓トロール」もモダンフォーマット制定時、2011年5月19日よりモダン禁止カード指定を受けていたが、2015年1月23日より禁止解除。しかし2017年1月20日にモダン禁止カード再指定を受けてしまったという経緯がある、ゴルガリ団は新旧ラヴニカ共にモダン禁止カードを輩出してしまったモダンの問題児でもある)
外部リンク
『プレインズウォーカーのための「ラヴニカへの回帰」案内 その2』
『マジック:ザ・ギャザリング』公式サイトにおけるラヴニカ次元の紹介ページ