カードとしての能力
カード名 | 死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman |
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マナ・コスト | (黒/緑) |
カード・タイプ | クリーチャー — エルフ(Elf) シャーマン(Shaman) |
パワー/タフネス | 1/2 |
能力 | (T):いずれかの墓地にある土地カード1枚を対象とし、それを追放する。あなたのマナ・プールに好きな色1色のマナ1点を加える。 |
(黒),(T):いずれかの墓地にあるインスタント・カード1枚かソーサリー・カード1枚を対象とし、それを追放する。各対戦相手はそれぞれ2点のライフを失う。 | |
(緑),(T):いずれかの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを追放する。あなたは2点のライフを得る。 |
ゴルガリ団らしく、すべての能力が墓地を活用する能力となっている。
また、自分の墓地だけではなく相手の墓地にも作用させることが出来るので、デッキによっては動きを妨害することもできる。あと何気にエルフであるため、種族シナジーも期待できる。
黒か緑の1マナだけでこれだけの能力を持つクリーチャーは優秀であり、スタンダードでは数多くの黒や緑のデッキで活躍を残した。
…しかし、モダンやレガシーは違った。
モダン以下の環境ではフェッチランドなど、置こうと思えばすぐに墓地に置けるガードのオンパレードであり、さらにはタルモゴイフをはじめとした墓地のカードを活用するカードも数多く、対策も強化も出来るこのカードはただでさえ強かった黒緑を核としたジャンド、ジャンクデッキ等にさらなる力を与えてしまう事態になってしまっていた。
結果、環境はほぼこのカードが使える黒緑絡み一辺倒になってしまい、事態を重く見たWotCはモダンでは2014年2月7日(2月3日告知)に、レガシーでは2018年7月6日(7月2日告知)に禁止カードに指定した。
死儀礼のシャーマンを失ったジャンドやジャンクは、その後環境から消え去るかに思われたが、それでもグッドスタッフデッキとしての強みがあり、以前ほどではないが一定の強さは保たれている。
関連タグ
ゴルガリの墓トロール(ラヴニカ・ブロックで登場したゴルガリ団のカード。こちらもモダンフォーマット制定時、2011年5月19日よりモダン禁止カード指定を受けていたが、2015年1月23日より禁止解除。しかし2017年1月20日にモダン禁止カード再指定を受けてしまい、ゴルガリ団は新旧ラヴニカ共にモダン禁止カードを輩出してしまったモダンの問題児となってしまった。)