概要
テーロス次元に住まう者達から崇められる、それ自身が生けるエンチャントである『神』と呼ばれる強大な存在の一つで、複数種類の海洋生物の特徴をあわせ持った女性神。
現状に満足することはないが、変化を急ぐこともない性格。望むのは緩やかで発展的な変化であり、常に地形を作り変え、制度をひっくり返そうとしている。今の現実には決して興味を示さず、口を開くときには必ず未来のことを語る。
穏和な性格でめったに怒らないが、ひとたび激昂したなら止めることはできない。彼女の怒りは荒れ狂う波のように増大し、村々を押し流し、そして潮流とともに鎮まる。
元々は『デケーラ』と呼ばれる二叉槍を手にしていたのだが、
プレインズウォーカー・キオーラの力を見たトリトン達(他次元でいうマーフォーク)が彼女をタッサの化身か使者だと勘違いし、キオーラはそれをいいことに利用、それに激怒したタッサはトリトン達の目の前で彼女を処刑しようと戦いに発展、最終的に岩と二叉槍に首を挟まれた状態にまでキオーラを追い詰める。
しかしここでキオーラが槍を掴んだままプレインズウォークしたため槍を持ち逃げされてしまった。
また、灯争大戦終了後に犠牲となったギデオン・ジュラを弔うため、ゲートウォッチを含むPWの有志連合の数人がテーロスに向かうことになるのだが、キオーラは「あ、私はパス。あそこにはヤバい神様が居るから。」(意訳)とテーロス行きを回避。そのままゼンディカーへと戻ってしまった。
そのため現在でもタッサの元にデケーラは戻ってない。
ちなみにテーロス次元のモデルはギリシャ神話。公式いわくタッサのモデルはポセイドンとアテナ。外部リンク参照
ゲームでの性能
タッサ含め、エキスパンション:『テーロス』で単色の神が5柱の「大神」、『神々の軍勢』『ニクスへの旅』二つあわせて多色の神が10柱の「小神」サイクルとして収録された
海の神、タッサ (2)(青)
伝説のクリーチャー エンチャント — 神
破壊不能
あなたの青への信心が5未満であるかぎり、海の神、タッサはクリーチャーではない。(あなたの青への信心は、あなたがコントロールするパーマネントのマナ・コストに含まれる(青)の数に等しい。)
あなたのアップキープの開始時に占術1を行う。
(1)(青):あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とする。このターン、それはブロックされない。
5/5
エンチャント兼クリーチャーという特殊なカードタイプでカード化。テーロスブロックで登場した初めてクリーチャータイプに神を持つ5種類のカードの内の1枚。(神河ブロックでも神は登場したがカード上ではスピリット)。信仰心ある人物だけ実体化して助太刀してくれるというのもある意味神様らしい。
ちなみに信心とは場に出てるカードのマナコストのマナシンボルを参照とする能力で
(青)(青)のエンチャント → 信心2
(1)(青)(黒)のクリーチャー → 信心1
といった具合にカウントする。
タッサの場合、占術1(ライブラリーの上から1枚のカードを見て、それらのうち望む枚数(0枚でもよい)を望む順番でライブラリーの一番下に置き、そして残りを自分のライブラリーの一番上に望む順番で置く)が毎ターンできるので、青マナを含むカードを揃えやすい。顕現してしまえば除去耐性有り・ブロックされないと勝負を決めれるフィニッシャーになる。ただし、青はクリーチャーのスペック控えめで呪文偏重型デッキになりやすい。デッキ構築の時点で顕現させるようにカードの種類はきちんと調節しよう。
デケーラ
こちらも『タッサの二叉槍』という名前のエンチャント兼アーティファクト・カードで収録した。
タッサの二叉槍 (2)(青)(青)
伝説のエンチャント アーティファクト
あなたがコントロールするクリーチャー1体がプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、あなたはカードを1枚引いてもよい。
(1)(青),(T):あなたの対戦相手がコントロールするクリーチャーは、このターン可能なら攻撃する。
クリーチャーが直接ダメージでドロー・強制アタック能力を持つ。どちらもクリーチャー主体のデッキのほうが活きやすい効果である。
関連タグ
テーロス次元の神々
大神
小神
- 都市国家の神、エファラ
- 欺瞞の神、フィナックス
- 殺戮の神、モーギス
- 歓楽の神、ゼナゴス
- 収穫の神、ケイラメトラ
- 通行の神、エイスリオス
- 嵐の神、ケラノス
- 苦悶の神、ファリカ
- 勝利の神、イロアス
- 彼方の神、クルフィックス