概要
背景ストーリーにはエルドラージに対抗できる怪物を求めてテーロス次元にやってくる形で登場。
元はゼンディカー次元出身でマーフォークのプレインズウォーカー。
巨大な海蛇から妹・トゥーリを庇って飲み込まれた際の恐怖で覚醒したという過去を持つ。
青マナと緑マナの呪文に精通しており、クラーケンやリバイアサンなどの海に棲む巨大なクリーチャーたちを召喚し操ることができる。
また、テーロス次元の神から盗んだ二叉槍デケーラで海の潮汐を操ることもできる。
幼少時からゼンディカー次元の神話に登場するエメリア・ウーラ・コーシの三柱の中でも特にペテン師の神コーシがお気に入り(といってもその正体は神どころかとんでもない怪物なのだが)であり、そのためかテーロス次元で海の神の使いか化身ではないかと勘違いされたらそれをいいことに利用、海の神から二叉槍岩に繋ぎ止められてしまった際はそれごとプレインズウォークし強奪するといったしたたかさを持つ。
その一方で我が強く調子に乗りやすいトラブルメーカー気質。エルドラージと戦う同盟者軍に参加時には、神の武器デケーラの力に過信して単独攻撃し掛け同じ勢力に所属する PW たちを大きく慌てさせることになる。
ウラモグ・コジレックとの決戦の後、仲間たちを背に、足を踏み出した――怪物たちから取り戻した世界に向かって・・・
余談だが元々の名前は「キオーラ・アトゥア/Kiora Atua」
ただし、ニュージーランドに住んでいるマオリ族の言語でAtuaが「神」や「祖先」を意味する単語であり、Kioraもマオリ語の挨拶の言葉「kia ora」によく似ていることから、宗教問題を避けるために性だけでの呼び名「キオーラ/Kiora」で統一される。
ゲームでの性能
PWカード化された際、忠誠度大マイナス能力にダコ、 クラーケンなど海の怪物関連の能力を持つものが多い。
荒ぶる波濤、キオーラ
マナコスト | (2)(緑)(青) |
---|---|
カードタイプ | プレインズウォーカー — キオーラ |
初期忠誠度 | 2 |
能力 | |
[+1]:対戦相手がコントロールするパーマネント1つを対象とする。あなたの次のターンまで、それに与えられるすべてのダメージとそれが与えるすべてのダメージを軽減する。 | |
[-1]:カードを1枚引く。このターン、あなたは追加で土地を1つプレイしてもよい。 | |
[-5]:あなたは「あなたの終了ステップの開始時に、青の9/9のクラーケン・クリーチャー・トークンを1体生成する。」を持つ紋章を得る。 |
葛飾北斎を彷彿とさせるダイナミックな波が特徴的なイラストでエキスパンション:『神々の軍勢』に収録。[+1]能力で相手の攻め手一つを止めれるとはいえ、色が一部かぶっている某PW同様、初期忠誠度2と低めなので過信できない。しかし最短3ターン凌げば、毎ターン9/9のトークンが手に入るという強力な紋章を得ることができるのが強み。
深海の主、キオーラ
マナコスト | (2)(緑)(青) |
---|---|
カードタイプ | プレインズウォーカー — キオーラ |
初期忠誠度 | 4 |
能力 | [+1]:クリーチャーを最大1体と土地を最大1つ対象とし、それらをアンタップする。 |
[-2]:あなたのライブラリーの一番上から4枚のカードを公開する。あなたは、その中のクリーチャー・カードを最大1枚と土地カードを最大1枚あなたの手札に加えてもよい。残りをあなたの墓地に置く。 | |
[-8]:あなたは「クリーチャーが1体あなたのコントロール下で戦場に出るたび、クリーチャー1体を対象とする。あなたは『その戦場に出たクリーチャーはそれと格闘を行う。』を選んでもよい。」を持つ紋章を得る。その後、青の8/8のタコ・クリーチャー・トークンを3体生成する。 |
カードセットの1つ『戦乱のゼンディカー』にて、戦利品である二叉槍を持ち帰った状態でカード化。[+1]能力でマナクリーチャーやタップで能力を起動させるクリーチャーを複数回使用したり、[-2]能力で墓地にあるカードを参照とするカードのサポートしつつ手札補充したりとトリッキーな動きは出来るものの、前と違って自身の身を守れる能力を持たないので、初期忠誠度が上がったものの脆くなりやすい。ある程度クリーチャーを確保できるデッキに入れたい。
ビヒモスを招く者、キオーラ
マナコスト | 2)(緑/青) |
---|---|
カードタイプ | 伝説のプレインズウォーカー — キオーラ |
初期忠誠度 | 7 |
能力 | パワーが4以上のクリーチャーが1体あなたのコントロール下で戦場に出るたび、カードを1枚引く。 |
[-1]: |
カードセット『灯争大戦』青緑の混成カード(青マナ・緑マナどちらでもしはらってもよい)として登場したキオーラ。ただし今回のレアリティはアンコモン。誘発型能力はパワー4以上のクリーチャーでのドロー、忠誠度能力はパーマネントのアンタップ。
単体では役に立ちにくく、デッキ全体でシナジーを形成してやる必要のあるタイプのプレインズウォーカーだが、3マナと軽く、最低でも土地をアンタップすればマナ加速用に使えるため、かなり扱いやすい部類と言える。
混成シングルシンボルと、色拘束が非常に薄くデッキに入れやすい。灯争大戦のリミテッドでは赤緑にパワー4以上のシナジーが割り当てられているため、緑青にこだわるよりも能力を活かしやすいかもしれない。
なお、日本語版のブースターパックに限り、50%の確率で日本イラストレーター描き下ろしのオリジナルアート版プレインズウォーカー・カードが通常版の代わりに封入されており、
担当するのは山本章史氏(ユーザーページリンク参照)
関連タグ
外部リンク
『マジック:ザ・ギャザリング』公式サイトにおける「キオーラ」の紹介記事
『マジック:ザ・ギャザリング』公式サイトにおける「荒ぶる波濤、キオーラ」の壁紙ダウンロード