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概要編集

巨大な5つの頭を持つハイドラの姿をしたアラーラ次元の魂。

次元が5つに分かれた影響で断片の1つナヤで眠りについていたが再び一つになった影響で目を覚ます。


間違いやすいが「大始祖」ではなく、「大祖始」である。


カード性能編集

マナコスト (白)(白)(青)(青)(黒)(黒)(赤)(赤)(緑)(緑)
カードタイプ伝説のクリーチャー — ハイドラ・アバター
パワー/タフネス10/10
能力プロテクション(すべて)
大祖始がいずれかの領域からいずれかの墓地に置かれる場合、代わりに大祖始を公開しそれをオーナーのライブラリーに加えた上で切り直す。

2009年発売のエキスパンション・コンフラックスに登場したプロテクション(すべて)という豪快な能力を持つ伝説のクリーチャー。

これによりブロックされないダメージを受けないエンチャントされない装備されない呪文の対象とならないという無敵状態。

自分自身も強化カードを一切受け付けないが、2回殴れば相手が死ぬ10/10という驚異的なサイズをもつので問題無い。


一応、対象云々関係なく発動する呪文は効くのでアレの系統の呪文があればコイツを相手に召喚されても凌げるものの、手札に無い時に出されると詰みである。


しかしどうやって出すかが問題。

(白)(白)(青)(青)(黒)(黒)(赤)(赤)(緑)(緑)というマナバード4枚じゃ全然足らない量と色拘束のマナコストを持つ。

墓地に置いて場に戻すカード使って・・・とやろうにも強制的にライブラリーに戻ってしまうのでその手も難しい。


それゆえこれを採用したデッキには

  • 緑のクリーチャーを追加コストで生贄に捧げるとライブラリーから緑のクリーチャー・カードを1枚探し、それを戦場に出す『自然の秩序』
  • 使うと相手も自分もアーティファクト・カードかクリーチャー・カードかエンチャント・カードか土地カードを1枚、戦場に出せる『実物提示教育

といったクリーチャーのマナコストを踏み倒すカードが仕込まれている場合が多い。(補足するとその二つが使用可能なフォーマットはレガシー及びヴィンテージ。)


召喚の難しさをいかにクリアするかがカギとなるカードである。



ちなみにフォーマットの一つ;モダンが新設された際、ちょっと特殊な形で活躍した。


『猛火の群れ』というカードは

赤2マナ+払ったマナの分、あるいはマナコスト払う代わりに手札から追放した赤のカード1枚のマナコストの数値分だけ、クリーチャーのパワーを1ターン上昇させるカード。

ミラディンの傷跡ブロックのクリーチャーの一部は感染という特殊能力を備えている。これは対戦相手に毒カウンターの形でダメージを与える能力。そして毒カウンターが10個溜まったプレーヤーは敗北する。

そしてカードの色はマナコストの色マナの種類で決まるので大始祖は赤のカード(厳密に言えば赤+4色)


つまり、大始祖と猛火の群れが手札にあって場に感染を持ったクリーチャーがいれば・・・

答えは語るまでも無いだろう

(※さすがに即効性が高すぎたのか、猛火の群れはモダン開始1年も経たない内に同フォーマットでの禁止カードに指定されました)。


関連タグ編集

MTG

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