概要
突然変異して生じた種(しゅ)。
別の「種」である以上は雑種に稔性(繁殖能力)が無かったり、棲息・生育範囲が異なっていたりするはずだが、あまり気にされないことも一般にはある。
ギャラリー
イラストとしては、左右でシンメトリーだが少し違うというデザインのものが多い。
これは、後述のMTGのカードイラストに由来するところが大きい。
MTGの「変異種」
トレーディングカードゲーム;マジック・ザ・ギャザリングにも同名のカードが存在するため、そちらのイラストにも同タグが使用されることがある。
初登場は1998年発売のエキスパンション:ウルザズ・サーガ
二人の魔術師が左右対称に並んだようなイラストだが、実際には片方は変身能力で化けている生き物であり、良く見ると一方には尻尾と羽が生えている。
カード性能
マナコスト | (3)(青)(青) |
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カードタイプ | クリーチャー ― 多相の戦士 |
パワー/タフネス | 3/3 |
(青): 変異種をアンタップする。 | |
(青): 変異種は、ターン終了時まで飛行を得る。 | |
(青): 変異種は、ターン終了時まで呪文や能力の対象にならなくなる。 | |
(1): 変異種は、ターン終了時まで+1/-1の修正を受ける。 | |
(1): 変異種は、ターン終了時まで-1/+1の修正を受ける。 |
サイズを変動させることができるほか、アタック後にアンタップして守りに備える、呪文や能力を防ぐ、飛行を一時的に得るといった多彩な能力をもつ。
能力起動には全てマナが必要な為。お世辞にも燃費がいいとはいえない。しかし、十分にマナを出せるだけの準備をしてから出せばそのままゲームセットに持っていくのも容易である。
昔のルールでは、5/1で戦闘ダメージを与えつつ自身が破壊される前に0/6になることで、5/5のクリーチャーをも一方的に倒すことができたが、ルールの改訂により現在はこのプレイングは出来ない。
ウルザ時代において青コントロールのフィニッシャーとして使用され、青い悪魔と恐れられた。マスティコアと並ぶウルザ・ブロックの強豪カードの1枚として語り継がれ、再録禁止カードに指定されている。
後のカードにも影響を与えており、変異種をオマージュしたクリーチャーも多数登場している。しかし環境の変化や全体的なカードパワーの上昇もあって、昔の変異種のような活躍は難しくなっている。