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キンバエジーム

きんばえじーむ

キンバエジーム (KINBAEJIM)とは、『王様戦隊キングオージャー』に登場する怪人・怪ジームの一体。
目次 [非表示]

「こんなところにいましたか~! エッヘッヘッへッ!あっしは商人ですけえ。 鬼捕まえて、王族になって、ガッポガッポやで~!!」

「お宝発見やで~! 金銀財宝ザックザク~!」


CV:阿部敦

スーツアクター:神前元

登場話:第34話「シュゴ仮面の逆襲


データ編集

体長/187cm(異常成虫時/46.5m)

重さ/157kg (異常成虫時/390.9t)

分布/シュゴッダム(昼)

好物/金銀財宝

観察ポイント/バグナラクには、まだ密かに悪い怪ジームも残っていたようである。


概要編集

バグナラク残党勢力(正しくはかつての人類絶滅派とは無関係、というかダグデドの甘言に乗ってしゃしゃり出た連中)がシュゴッダムに送り込んだ、金属のような光沢がある虫「キンバエ」のBNAを備えた怪ジーム


かつて現れたバエジームとは近縁種なのか、頭部や胴体・2対4本の腕等が金色になっている以外は同一の外見。両腰に据え付けた『キンバエスライダー』で自在な姿勢制御も可能な高速飛行を行い、金の匂いがする所へ一目散に急行する、昆虫界のマネーキング

戦闘もバエジーム同様、キンバエの羽を模した金と白のグラデーションが効いた片手剣二振りによる強襲戦が得意な他、一獲千金を狙う心意気で掌から連射する紫の光弾・『カネク烈火』を昆虫最終奥義とする。


前述の様に、儲け話に目敏く利益の為なら周辺への被害もお構いなしで暴れる真似をし、周りを無意味に奈落へ落とそうとする、似非関西弁で喋る守銭奴な、自称商人

かつての旧バグナラク支配者みたいな過激思想も切実な願い等もまるでなく、文明社会にある一定数居るだろうちっぽけな欲望と犯罪思考しか無い、ただの悪党の一人に過ぎない


これには現バグナラクの王であるジェラミーも流石に呆れながら憤慨し、お仕置きだと言って躊躇わずに交戦。後に自分が不在の内に他の王様戦隊に討ち取られた結果になっても、自らの命で不届きの対価を払ったとの判断を下した様子。


こんな輩は本来、まともに警察・治安機構が働いている国ではすぐに捕まるかして無力化される等でまず表に出て来ないのだが、「人民の不和や悪意を煽り、腐敗させながら潰し合わせて愉しむ」ダグデドに完全支配されオモチャと化した、第34話時点のチキューを象徴しているかの様でもある。


活躍編集

第34話編集

新生デーボス軍を打ち倒した後、ゴッドコーカサスカブトに乗って地球を発ちチキューに帰還した王様戦隊だが、ウラシマ効果で外の時間が半年間進んでいた事でその間にチキューはダグデドの手に落ち、星の大気圏付近には黒いシュゴッドの大群が飛び交い、それを強引に切り抜けた先のシュゴッダム国内も、ダグデドが他国より略奪した贅沢品を新たな王・シュゴ仮面を通してタダで供給され堕落した国民で溢れる、最悪最低のディストピアと化していた。


その上で、『勝手に国を捨て半年間雲隠れしていた』との不名誉と共に信用を失った王達は、ダグデドの煽動で「捕まえたら宇蟲王の王族に取り立てられる“鬼ごっこの鬼”」として民達から追い回される羽目に。

その内、ゴローゲらのいるグループがジェラミーリタに迫るも、2人の背後へキンバエジームがサナギム達を連れて地中から出現。人間よりも遥かに力強い、バグナラクも鬼ごっこに参加した事で蹴散らされるのを怖がり踵を返して逃げ出したゴローゲ達を余所に、「いやぁ~、いただかせていただきます~!」と呟きながら品定め。その内に他の王様戦隊も集合したので、捕まえるべくサナギム達と共に襲い掛かり交戦に突入。


しかし、サナギム達はスパイダークモノスを始めとした5人に無力化され、捕縛。キンバエジームは高速飛行攻撃でキングクワガタオージャーを翻弄するも、ヤンマ/トンボオージャーがいつの間にか複製していたキングガブリカリバーを投げ渡した事で形勢逆転。真正面からの突撃を喰い止められての反撃で地上に降ろされた上で剣戟を浴び、オージャカリバーも合わせた一撃で地に伏せられる。それでも立ち上がって「商人舐めたら、あきまへんで~っ!」と叫びながら飛び掛かるも、相手が振り向きつつ放ったオージャブレイブフィニッシュに迎撃され、「そりゃあきまへんでお客様~っ!!」と言い残しながら遠くへ吹き飛ばされてしまった(ただし至近距離だったのでギラも巻き添えを喰らい、変身解除しながら地面に転がった)。


その後、捕縛したサナギム達にお仕置きを下すべくジェラミーが別行動した直後、異常成虫巨大化して再出現。「ブ~ン、ブ~ンやで~! この辺におったかもしれんな~、いやこっちの方かもしれんな~!」と呟きながら飛び昼間のシュゴッダム市街地にカネク烈火を投下、無差別爆撃で町諸共王様戦隊を焼き討ちしようとする。

その上で「いやぁ~、死んでもらえば儲けもん~!」などとほざきながら城壁に貼り付いて休憩していたが、対する王様戦隊5人は先の大気圏強行突破のダメージが回復し切っていないゴッドクワガタの代わりに、ミニティラの姿でこっそりギラに付いて来ていたガブティラを中心にシュゴッド4体を合体させ、キングキョウリュウジンを降臨させた。


「贅沢させてくださいや~!」

ギラ「なーっはっは! その肥え太った土手っ腹、食い千切ってくれるわぁ!」


唐突にサンバのステップを踏んで踊り出した相手の動きに釣られた所を、右肩のガブティラヘッドからの電気弾で先制を取られるも、難無くかわして高速飛行しながらのカネク烈火の弾幕で反撃。サンバのステップで弾幕の隙間を縫ってかわす相手の死角から飛び掛かるも、受け止められての勢いで投げられそうになったので受け流す動きで回避。「も~、お願いしますわ~!」と言いながら再び城壁へ貼り付くも、「五月蠅いハエだっ!」と毒付いたギラ/クワガタオージャーの操作によりシュゴッドソードでハエたたきの如くしばかれ、地面に叩き落される。

「勘弁してくださいよ~、あっしらも生活があるんでさ~!」とサンバのステップを踏みながら両手を擦って宣うも、「断る! 俺様の掌で踊れぇっ!!」とのクワガタオージャーの啖呵を皮切りに両者はサンバを踊りながら睨み合い。踊りながら投げ技を仕掛けるもカウンターのローキックで蹴っ飛ばされてしまう。


最期は「目の前にお宝が~…」と言いつつ立ち上がった所にキングキョウリュウジンの必殺剣が直撃、夢オチでしたぁぁっ!! バエェェ~ッ!!」と言い残しながら敗北・爆散した。


第46話編集

グローディ・ロイコディウムが蘇らせた、ゾンビ怪ジーム軍団の一体として登場。

ヒメノとジェラミーによって永遠の命に近しい力が秘められたジェラミーの「王の証」をグローディの肉体に移植され、高揚感に浸るグローディにグンダジーム共々蘇生させられた。


余談編集

  • スーツは一目瞭然だが、バエジームのリペイントで声も同じ阿部氏が演じている。ちなみにバエジーム登場から実に19話ぶりであり、第24話で倒されたザリガジームから実に10話ぶりの怪ジームである。

  • 劇中では事実上、ダグデドの甘言に乗ってその配下になった怪ジームだが、奇しくもダグデドを演じる石田彰氏は過去にハエモチーフのレギュラーキャラを演じている。
    • なお、キンバエは動物の死骸等の汚物にたかってそこに生じた病原菌を媒介する害虫としても知られており、それに儲け目的で群がる金の亡者も掛けたのが、キンバエジームの性格の元ネタと推測される。
    • 更にキングキョウリュウジンにハエたたき攻撃を喰らっているが、これのオリジナルに当たるキョウリュウジンハエ叩き器をモチーフに含んだデーボ・ペシャンゴ原典での初陣相手だった。

関連タグ編集

王様戦隊キングオージャー バグナラク

怪ジーム キンバエ 終盤一般怪人

バエジーム


本編最後の一般怪人

王様鬼キンバエジーム

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