概要
和名 | キンバエ |
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学名 | Lucilia caesar |
分類 | 双翅目 ハエ亜目(短角亜目) ハエ下目 ヒツジバエ上科 クロバエ科 クロバエ亜科 キンバエ族 キンバエ属 |
体長 | 0.6~1.2cm |
分布域 | 日本(北海道・本州・四国・九州・沖縄)、アジア、ヨーロッパ、北アフリカ |
成虫の出現期 | 5~10月 |
クロバエ科キンバエ属に分類されるハエの一種。
キンバエ族のハエの総称としてキンバエの名が使われることもある。
市街地でも見られる身近なハエだが、どちらかといえば森林を好む様で、森林内の方が個体数が多い。
金属光沢がある金緑色の体色から、その名が付けられたが、色彩変異が多く、青緑色や赤銅色の個体も存在する。
頭部の大半を占める大きな複眼は、オスは両目が接しているが、メスは離れる。
ミドリキンバエやヒロズキンバエなど、似た見た目の近縁種が多く、素人には識別は非常に困難。
市街地には種としてのキンバエより、近縁の別種達の方が多い。
成虫は花の蜜、花粉、果実、生ゴミ、動物の死骸・糞などを食べ、幼虫は動物の死骸を食べる腐肉食性。
犬のふんやロードキルされた動物の死骸、ゴミ捨て場などに集まっている姿を見た人も多いだろう。
不潔なイメージがある糞などに集まり、寄生虫やウイルスを媒介する可能性があることから、害虫として駆除される。