ガブティーラ!
クワガタオージャー「降臨せよ、キングキョウリュウジン!」
ゴッドカマキリ!
ゴッドハチ!
ゴッドトンボ!
ゴッドパピヨン!
ハッ!ハッ!シーハッハ!
ハッ!ハッ!シーハッハ!
ハッ!ハッ!ハハハッ!
キング!キョウリュウジンッ!
スペック
全高 | 47.8m |
---|---|
全幅 | 49.0m |
胸厚 | 21.0m |
重量 | 3,450t |
スピード | 250km/h |
出力 | 1,600万馬力 |
概要
『王様戦隊キングオージャー』に登場する巨大戦力の一つ。
獣電竜のガブティラ(『獣電戦隊キョウリュウジャー』)を中心に4体のシュゴッド(ゴッドトンボ、ゴッドカマキリ、ゴッドハチ、ゴッドパピヨン)が合体して完成するキョウリュウジンの新たな形態である。
合体の際にはまず、クワガタオージャーがキングガブリカリバーのポンプを長くスライドさせ、記事冒頭にも示した号令を発することで合体態勢へと移行。
赤い雷に撃たれてミニティラから戻ったガブティラがキョウリュウジンへの合体待機状態になった後、その脚部が分離・変形して両腕となる。さらにゴッドハチとゴッドカマキリが脚部に背中にゴッドパピヨンとゴッドトンボが合体して完成する。ガブティラ側が先に変形する様はブレイブキョウリュウジンを連想させる。
合体中の待機音も従来のキョウリョウジンと全く同じだが、シュゴッド達は直に脚や背中に装着されるので、他の獣電巨人のように「ガブリンチョ」の音声は発せられず、第40話ではプリンスに「カミツキ合体」と呼称されているが本来はその都合上から該当しない。
また合体完了時の音声、およびBGMはどちらも新規のもので、「キング!」の部分は谷山紀章、「キョウリュウジン!」は千葉繁がそれぞれ読み上げを担当する、キングキョウリュウレッドの変身音声と同様のスタイルが採用されている。
コックピットは、クワガタオージャーのみ獣電巨人と同じステージ状になっており、残りの4人はキングオージャーと同様である。
作中には第34話より登場。シュゴッダムにて王達を狙うキンバエジームが巨大化し、暴れ出したことで王様戦隊は立ち向かおうとするが、チキュー帰還の際にダグデドの攻撃で負傷したゴッドクワガタのみまだ回復し切っておらず、キングオージャーでの出撃が困難な状態であった(※)。
そこに知らぬ間にゴッドコーカサスカブトに同乗し、彼等に付いてきたガブティラがミニティラの状態で現れ、ギラを通して自らの意思を伝えるとともにゴッドクワガタの代わりとしてキングキョウリョウジンに合体した。
(※ その他のロボ達についてもタランチュラナイトはジェラミーが拘束したサナギム達をバグナラクに連行していたために呼べず、キングコーカサスカブトもゴッドクワガタと同様にチキュー帰還時の戦闘や大気圏突入の際の損傷で動かせる状態になかった)
第40話では各シュゴッドらがおそらくダグデドの洗脳により暴走しており手が付けられない状態であったが、ガブティラを探しにチキューに来ていたプリンスの発案によりキングキョウリュウジンの合体司令で上書きするような形で強制的にシュゴッドの洗脳を解き、再度合体を実現させつつキングキョウリュウレッドが操縦した。
この辺はトバスピノが持つ「強制カミツキ合体」を彷彿とさせる。
能力
戦闘スタイルはキョウリョウジンともキングオージャーとも異なり、陽気なサンバのリズムを鳴らして踊りながら敵を自分のペースに巻き込んで戦う独自性の強いものとされている。
背中に大きな羽を背負って踊る姿は、まさにコステロ(羽飾り)を付けたサンバダンサーそのもので、キョウリュウジャーの変身システムの効果の応用なのか響き渡るリズムには聞いた者の身体が勝手に踊り出す効果も備わっている。
ゴッドアントが抜けた状態の「シュゴッドソード」は普通に剣として使う以外にも、剣先を持ってハエ叩きの様に振り回し、ゴッドパピヨンの翅で高所の敵を叩き落とす使い方も出来る。
また、ガブティラの口からは砲撃を放つことも可能である。
必殺技
- キョウリュウ&シュゴッド ブレイブフィニッシュ
ブレイブを全身に集中させてガブティラの口から熱い炎を放ち、それをシュゴッドソードに纏わせて敵を3回連続で切り裂く、灼熱の回転斬り。
第34話ではキングオージャーと同様に明確な技名は呼称されなかったが、第40話にてプリンスから呼称された。
技を繰り出す際には「キング バモラムーチョ!」の音声が発せられ、その後にガブティラが咆哮する。
備考
- 本作の第2部突入と前後して、キングキョウリュウレッドと共にその存在が公式に明らかにされた存在で、『機界戦隊ゼンカイジャー』や『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』に登場したドンゼンカイオーに引き続いての、「異なる戦隊の巨大戦力同士が合体した戦隊ロボ」である。
- 最もドンゼンカイオーについては一応「ゼンカイ側との合体を前提に、当初より互換性を持たせた形でデザインされたロボである」という相違点も見られる。
- タランチュラナイトやキングコーカサスカブトと同様、例によってスーツは製作されておらずフルCGになっている。
- 他方で、足元などの一部に関してはキングオージャーのスーツを流用して撮影されているが、キョウリュウジンのスーツは使われておらず、キョウリュウジンが復活した際のスーツが映るシーンも、過去の映像の流用である。
- このキングキョウリュウジンの登場に合わせ、「DXキョウリュウジン FULLACTION VER」の発売もアナウンスされている。10月下旬に発売された同商品は、3体の獣電竜が変形合体する点こそ踏襲しながらも、放送当時のDX玩具の再販売では無く、『キングオージャー』のDX玩具に準ずる形で関節可動を強化し、さらにキングキョウリュウジンへの合体機構を追加した、新規商品として開発された。
- その都合上、オリジナルと比べて変形機構が簡略化されており、当時品に備わっていたサウンドギミックや、獣電池との連動ギミックは同商品には搭載されておらず、合体音声は別売の「DX キングガブリカリバー」の方に収録される形式が取られている。
- このFULLACTION VERの合体に対応した、DXウエスタンコンボ&カンフーコンボセットが2024年9月に、スピノダイオー版となるDXトバスピノ FULLACTION VERが同年の11月に発売予定となっている。
- ミニプラではプレミアムバンダイからリリース。こちらは新規造形のガブティラと劇中のCGモデルを参考に成形色を変更した四体のシュゴッドがセットとなる(コレらを用いての通常のキングオージャーを組み立てる時のクオリティーの差が心配になる…)。尚、ブログの記載では接続軸は合わせているため過去商品のステゴッチとドリケラとの合体で通常のキョウリュウジン(記載は無い物の恐らくウエスタンやマッチョ、カンフー等の派生形態も同様に)も一応は自己責任の上で再現可能との事。
- 上記で一応、自己責任としているのは、先述のドンゼンカイオーと違い、こちらは10年以上のスパンが空いている関係上、バンダイにて検査できる検体を確保できない限りは強度検査で問題が生じた場合、本商品のガブティラと過去商品の獣電竜、どちらに原因があるかが特定出来ず、連動性や品質を担保出来ないため。
- 後にステゴッチとドリケラは、色違いであるキョウリュウジン ダークVer.との同時収録という形でリメイクされた。劇中通りの変形プロセスの再現はもちろん、胴体から脚部にかけての黄色いラインやステゴッチの背びれ、ドリケラの角と尻尾がシールから成形色にアップデートされている。
- キングキョウリュウジンに合体する際のガブティラはよく見るとキョウリュウジンのメットが既に装着されていたり、口に獣電池を装填するスロットがなかったりと微妙に容姿が異なっている(メタ的な事情を交えれば上記の「FULLACTION VER」のガブティラに合わせた形である)。
- ガブティラは、過去にもトッキュウオーと合体するためにキョウリュウジャーレッシャーに変形したことがあるので、恐らくは今回もシュゴッドとの合体を可能とすべくガブティラ側が合わせたものと視聴者の間では解釈されている。
関連動画
はじめてのキングオージャー キョウリュウジン&キングキョウリュウジン編
関連タグ
俺余ってるだろ!:『侍戦隊シンケンジャー』に登場する台詞の一つ。前述した合体パーツの構成の都合上ゴッドクワガタが余ることから、ファンの中にはこの台詞を想起した声も散見された(作中では前述の通り、ゴッドクワガタの出撃が難しい際の代わりとしての登場となった他、実際にはクワガタだけでなくアント・クモ・テントウも余る)。
ビュンビュンマッハーロボトッキュウカスタム:翌年のコラボエピソードにおけるクロスオーバー合体。ちなみにこちらも上記の発言が現実化した。