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詳細編集

国王ラクレス・ハスティー???(※第20話以降、即位)
守護神ゴッドクワガタ
役割他国への軍事力の提供、5ヶ国をバグナラクから守る(本来)
国章クワガタ
気候比較的安定した気候描写に
交通蟻タクシーなど機械昆虫が移動手段
特徴中世欧州の街並み。中世都市のような城郭に囲まれ、中世建物とSF建物が混在。空や街に機械虫が共存。
テーマソングINFERNO

ただし、上の説明は初期設定も含まれている(本編ではダンゴムシ型のタクシー)



概要編集

工業が発展し、守護神が宿る最強国。国土はチキューの中央部に相当し、他の四大国に囲まれる格好になっている。


ラクレス王の秘密の第1話のナレーションでは【シュゴッダムは全ての始まりの国】、【最強を運命づけられた国】と言われていた。


服装や建物は中世ヨーロッパを髣髴とさせるものに、歯車機械等のスチームパンクデザインが取り入れられている。

国旗クワガタを中心に炎や王冠・2本の剣が描かれている。


各町ごとに円形の城壁で囲まれた、城郭都市ならぬ城郭国家と言うべき構造をしており、機械樹と呼ばれる木を髣髴とさせる巨大な工場が立っている。

空や街にはデミシュゴッドという小型シュゴッドと言うべきメカが行き渡り、国民の暮らしをサポートする。

工業国なので兵器も発達しているのか、兵力も五大国最強であり、緊急時には各国に兵士を派遣する事もある。

※ 先述の通り国中が城郭で囲まれている戦争に特化した国作りがされている等、軍事国家としての性質も含めて発展したと推測出来る。それでもバグナラクの巨大怪ジームには簡単に突破されてしまった。


レインボージュルリラ」なるシュゴッダム独自の食べ物が存在する。ギラの話を聞いてイシャバーナで再現が試みられたが失敗した。ギラの回想によると幼い頃に食べたゼリーのような食べ物らしい。


そのルーツは2000年前、とある星から逃れた人々を乗せて星の海を渡った宇宙船が着陸した場所だった事が暗示されている。その宇宙船を中心に乗組員の人々は生活圏を広げ五つの国より成る文明を築き、自分達の定着した星の名を『チキュー』と名付けたのだった。


トラブル編集

しかし、他国と違って国内の政治が腐敗している実態がある。王ラクレス・ハスティーが国民を道具として扱っており、配下の役人も重税の取り立てを行う等の悪政が行なわれた結果、貧富の差が激しく、身分が低い民には十分な食糧さえ行き渡っていないのが現状。

物語開始時点ではラクレスのカリスマもあって、それらの問題点が表向きに国民の間で共有されていないのも問題と言える。しかし、ギラを慕う子供達は薄々とだが疑念を抱き始めている模様。

当時の国王がラクレスかどうかは不明だが、「神の怒り」で襲撃されたイシャバーナの救援要請にサボタージュを決め込んだらしい。


また軍事国家であるが故に、その軍事力を向ける「敵」=悪として攻撃・蹂躙される存在を事実上の生贄として必要とするジレンマを、国家としての在り方に抱えている。これは上述の腐敗とも遠からず関連しており、力を持った側が守護の名目で気に入らない・目障り等と感じた相手に悪のレッテルを張って不当な暴力を向ける事態が発生する可能性ともなり、そしてそこから選民思想へと発展する懸念もある。

始まりの国にして最強国家と言う肩書だが、それは裏を返せば誰かを虐げてのマウント取りで「最強」と踏ん反り返っているに過ぎない、弱者に依存せねば存在意義が崩壊する時代に取り残された国とも解釈可能でありテクノロジー医療司法食糧をそれぞれ担う事である程度の相互協力関係が自然と構築された他の4大国とは正反対とも言えよう。

政権交代した事である程度改善に向かい始め、シュゴッダムの兵士達がキングオージャーの援護と市民の保護の為にバグナラクとの戦闘に参加する場面も出てきた。


ところが2年後、宇蟲王ダグデド・ドゥジャルダンの手で王様戦隊が半年間失踪させられた間に国民がダグデドの庇護下に甘んじ宇蟲五道化の手中に落ちた四王国から搾取された贅沢品を与えられて肥え太る、かつて以上の腐敗を漂わせる最悪最低の国に成り果て、同時に宇蟲王の実質的な支配下に墜ちたチキューの象徴ともなっていた。

しかも、実質ダグデドの傀儡である新たなシュゴッダムの王になっていたのは、かつて玉座を追われたラクレスであり、廻り回って彼が主張した『王とそれを担ぐ(目先の欲望に塗れた)愚民で成り立つ国』が実現してしまった光景でもあった。


主な住人編集

国王編集


王族編集


側近編集


研究者編集


市民編集


反逆者編集


先代国王編集


初代国王編集


シュゴッド編集


施設・土地編集

シュゴッダムの居城。詳細はリンク先参照。


ギラ達が暮らす施設。どうやら非現実的な頻度の徴税による経営難の模様。


余談編集

  • 国名の由来は「守護」「ゴッド」「キングダム」、住人の名前の由来は甲虫類のもじりと推察される(※参考1)。
    • 尚、王家の家名である「ハスティー」はデボン紀に生息していた節足動物「Rhyniognatha hirsti」が由来。


  • 全員が全員では無いが、ゴローゲを始めとした自分勝手な民の描写が多いので、視聴者の印象としてブッチギリで民度が低いと言われる事が度々ある。

  • 前述した「チキューのインフラを担わない軍事大国」たる構造はある程度意図的なものとされている

・軍事国家→見方を変えれば何らかの仮想敵の存在を前提としている。その仮想敵はバグナラクと思われていたが、より明確な敵の存在を前提としていた。その敵との2,000年以上に渡る戦いの最前線を担う国と考えると違った見方ができる。


テクノロジー・医療・司法・食糧といったチキューのインフラを何一つ担っていない空白地帯であることは、何らかの形で何らかの形でシュゴッダムが敵の介入を受ける、甚大な被害を被るような事態に陥った場合においてもチキューのインフラに影響を及ぼさないことも意味している。


逆に言えば、シュゴッダムを除く五王国はインフラを担っていることに加えてその国民性などからそれらに宇蟲王の介入を受けた場合、インフラの喪失に留まらない甚大な被害が見込まれる(ンコソパ・トウフ)国が含まれており、


下請け・属国としての関係を強いた二カ国はいずれも真の敵の創造物たるシュゴッドの制御技術、チキューを支える食糧という喪失が即チキューの民の危機に即決する国々でもあった。また、そのような隷属関係を強いることは、万一の場合はそれらの国の元請けにして宗主国たるシュゴッダムのみが滅ぼされることでチキューの民を生かし、宇蟲王に対抗し得る技術が再び産み出される土壌を死守するお膳立てでもあったともいえるのである。


表向きの暴虐、その上で生きる国民、その裏に秘められた数多の悲しみ。2,000年にわたる戦いの歴史を国という形に凝縮したもの、それがシュゴッダムと言えるのかもしれない


脚注編集

(※参考1)由来となった甲虫

キャラクター昆虫備考
ギラギラファノコギリクワガタヘラクレスオオカブトと人気を二分する世界最大のクワガタムシ。
ラクレス・ハスティーヘラクレスオオカブトギリシャ神話最大の英雄の名を受け継ぐ世界最大のカブトムシ。ただし、ラクレスの変身後の姿は…
ドゥーガドウガネブイブイ銅色の羽を持つコガネムシの仲間。
ボシマール不明テントウムシによく似た「キボシマルウンカ」(甲虫ではない)が由来という説が有力
コガネコガネムシ言わずと知れた甲虫類の一種
ブーンカナブン甲虫類の一種
ゴローゲゲンゴロウ水生の甲虫の一種
べダリアベダリアテントウテントウムシの一種でカイガラムシの天敵
コフキコフキコガネ翅が粉を吹いたような模様で彩られたコガネムシの仲間
コーサス・ハスティーコーカサスオオカブトアジア最大のカブトムシ
ナナホシナナホシテントウ日本で最も有名なテントウムシ

関連タグ編集

王様戦隊キングオージャー

チキュー ンコソパ イシャバーナ ゴッカン トウフ バグナラク/狭間の国バグナラク ハーカバーカ


選民思想:シュゴッダムの実態であり、ラクレスの思想を現している。また、第6話ではポピュリズムという側面も見せていた。


ディストピア:ラクレスが統治していた時代はこれに該当する。だが、その真相は……


リュウソウ族とある存在から「地球を守る」願いを託されて創造された種族。しかし平和を脅かす存在が現れなかったので力を持て余し、仕舞いには地球を巻き込んでの内乱を引き起こした事で創造者の失望を買い見捨てられてしまった。作中の世代は文明発展を捨てて小規模な集落で隠れ住む事を選んでいるが、一方で地球を守るという創造者に託された願いに向き合う者も現れていた。


宇宙幕府ジャークマター:宇宙のほぼ全土を征服する事を達した以降、「国家」(=組織の体制)へ与した者に支配担当惑星での搾取と身勝手な贅沢を黙認する』「国家上層部の役に立った者はより大きな搾取と贅沢を行える立場へ取り立てる」の手法を使って組織維持を行っており、第34話以降のシュゴッダム国民もこれとほぼ同じ手法で飼い慣らされていると考えられる。

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