概要
『王様戦隊キングオージャー』作中に登場する食べ物・料理。
第3話『我がままを捧ぐ』の回想シーンでその一部が明らかになり、赤橙色のゼリー状の食べ物の上に白い金平糖に見えるものが乗っているものだった。
ちなみに同話ではギラの話を元にイシャバーナのシェフ達が再現したが、こちらは赤橙色のスープに金粉が乗った物。ギラはその味を高く評価したが、あくまで「本物とは別物」と評した。
第4話『殿のオモテなし』ではリタがシュゴッダムの厨房で調べ物をしている場面があるが、恐らくレインボージュルリラについての記録と存在に関する何かについての可能性が高く、そこが引いてはギラの出生の秘密に繋がっている事情が暗示されている。
シュゴッダムの児童養護園で暮らす少年・ブーンは、レインボージュルリラを食べたがっていた。
ギラは「幼少期に食べたきり」と語っている他、ブーンの発言から少なくとも現在では、孤児院の子供達が日常的に食べられないぐらいには貴重な食べ物らしい。
また、ギラ曰く「いつか孤児院の子供達に振る舞いたい」とのこと。
その真実(ネタバレ注意)
その正体は 現在ではどこにも存在しない とされる料理。唯一10数年前にコーカサスカブト城にて供されていた記録が残されており、これがギラの正体にリタが気付く決め手の1つとなった。
第43話『覇王の大罪』では、先述の回想シーンをさらに深掘り。父のコーサス・ハスティーが跡継ぎのラクレスに命じてギラに食べさせた「ゴッドクワガタのシュゴッドソウル」の一部であり、
- ギラ本人が干渉だけでシュゴッドを動かせた
- キョウリュウジャーとのコラボ回である第32話『遭遇!キョウリュウ!』で、ギラの体内に宿していたソウルからゴッドクワガタ獣電池を生成させた
…といった描写と合致することとなった。
また、命名者はハスティー兄弟の2人であり、ギラはラクレスの隣で嬉しそうに「七色の味」、「じゅるりらしてる」という表現をして、ラクレスから
「じゃあ これの名前はレインボージュルリラだね」
と2人しか知らない呼び方だったこともあり、以前リタがギラの身辺調査をしている際に「コーカサスカブト城でレインボージュルリラという食べ物が提供されていたか?」と調べた際に確実な名称が出てこなかったのも、この為である。
そして、現在で子供に戻されて元の姿に戻った反動からかギラは頭痛を起こしてしまうも過去を思い出し、兄であるラクレスが自身の事を本当に大切な弟として人間として守ってくれていたこと、クワゴンがずっと自分の胸の中にいてくれた事を改めて悟る。
「ずっと守られてたんだ。クワゴンはずっとここにいたんだね」
余談
第1話から話題になっていたレインボージュルリラだが、第3話でそのビジュアルが明らかになると、Twitterでは「レインボージュルリラ作ってみた」なる投稿が散見されるようになった。
しかし、第43話にて真実が明かされると(詳細はギラ・ハスティーを参照)一部視聴者からは真実が真実とはいえ「劇物」等と呼ばれるようになってしまったほか間接的にギラの「孤児院の子供達に振る舞いたい」という夢が叶わぬものになってしまったことに嘆く声が上がった。
第43話の放送後、一部の界隈ではゼリーを食べて昆虫に近づくという劇中の台詞のインパクトからかゼリーを食すブームが生まれた。中には食べることで昆虫に近づこうとするネタツイートも散見された。
であるがしかし
話の論点を整理すれば、そもそも、【シュゴッドソウルを食材として調理する方法】それ自体が既にレシピとして存在している事実について完全な説明がついていない。
レインボージュルリラという名称はあくまで
ハスティー兄弟がつけた別称であり、正式なレシピ名は別にある可能性がある。
ギラに食べさせるにしても、前提条件として、シュゴッドソウルを個体から液体に加工した上で安全に体内に栄養として吸収しなければならない。
こんな具合でレインボージュルリラは第43話を経ても大いなる謎を抱えている。
また後にキングオージャーがサンリオとコラボすることになった際、ハローキティがギラと一緒にレインボージュルリラを片手に持っており、X(旧Twitter)にてハローキティを心配する声が(ネタ込みで)上がっていた。
幼少ギラ役の有山実俊君曰く撮影用に作られた食用のジュルリラの味は甘くも苦くもなく烏龍茶の味がするとの事。
関連イラスト
関連タグ
昆虫ゼリー:昆虫モチーフ作品のゼリー状の食べ物、ということで連想した人がちらほら、ギラの出生を踏まえると、その比喩は正しかったと言えるだろう。
ネタバレ注意⚠️
『王様戦隊キングオージャーVSキョウリュウジャー』
空蝉丸がギラの過去に介入し、ギラの「もっと食べたい」というぼやきに応えてレインボージュルリラを大量に与えてしまったことでとんでもない事態を引き起こしてしまうことに…。