概要
キョウリュウジャーが使用するキーアイテム「獣電池」の一種で、その内部にはゴッドクワガタの力を宿している。
これを所持するプリンスがキングガブリカリバーに装填し、キングキョウリュウレッドへと変身する際に使用される。
カラーリングはシュゴッドソウルやそのモチーフたる琥珀を思わせ、ゴッドクワガタの絵柄が描かれているその様は獣電池化したシュゴッドソウルのよう(ブランク時からこのカラーであり、他の獣電池とは一線を画す特別なものだったようだが未来で開発されたことが関係しているのだろうか)。
獣電池本体はプリンスが当初から所持していたものの、パートナーとなる獣電竜が兜武神デーボス率いるデーボス軍に捕らえられ、不在となっていたためにブレイブをチャージすることができず、長らく使えずにいた。
このことを知ったギラは、本来チャージすべきブレイブを「シュゴッドの力で代替できないか」と発案。自らクワガタオージャーに変身し”邪悪の王”として振舞い、プリンスを煽ることで一戦を交え、その過程で彼のブレイブを引き出すことに成功する。そしてギラの体内に宿していたゴッドクワガタが、プリンスを認めその力を分け与えたことで、晴れて変身アイテムとして使用可能になった。
理由については特に言及されていないが、ガブティラに装填することでバトルモードにできるという効果も発揮する。これにより、少なくとも2本のゴッドクワガタ獣電池が作中では存在することが判明している。
さらにこの獣電池を使ってキョウリュウジンに合体すると、5人での操縦でなくとも五連獣電剣を使用できるという特徴がある。
備考
以上の経緯から、ゴッドクワガタ獣電池は「獣電池でありながら獣電竜の力に依拠していない」というイレギュラーな存在であり、同時にシュゴッドと獣電竜が近しい存在であることを示唆する一つの材料ともなっている。
ガブティラにゴッドクワガタ獣電池が装填されるシーンでは、「K」のロゴが記された方、即ち他の獣電池とは前後逆向きとされている。
ただし、以降のガブティラやキョウリュウジンの戦闘シーンでは正しい向きで装填されているのが確認できる(CGのシーンのみ。スーツのシーンは流用の都合によりガブティラ獣電池のままである)。