概要
工業の国シュゴッダムにある名前の通りコーカサスオオカブトを模した機械仕掛けの巨大な城。
クワガタが国の紋章であるにもかかわらず、城がカブトムシ系の昆虫を模しているという意味深なデザイン。
玉座は歯車がデザインされたもので、王室は5王国の国王会議にも使われている。
第1話ではバグナラク襲撃による非常事態とはいえ、市民のギラが簡単に玉座の間までたどり着けていたが、これはザル警備というよりは特定の根拠があるものとみられる。
余談
「スーパーヒーロータイム」のまた見てねの映像の時は、仮面ライダーギーツの登場人物がこの城の内部を訪れている。
城自体の大きさは駐機しているシュゴッド(クワガタを除く)と比べて玩具的に無理のなさそうなサイズ感となっている。
概要にあるように甲虫の形をしていることや、周辺のパーツが戦隊メカのディテールを持っていること、とどめに「ラクレス王の秘密」でみられた裏側の部分に明らかに変形用のヒンジが存在することもあって、「城自体が実は巨大なシュゴッドなのでは?」という考察もTwitter等で見受けられる。
関連タグ
ペタ城、フラピュタル城、ザイバーン城、タキタテ城:他の四か国の城
『ラクレス王の秘密』最終話、全てを知ったと思わしきラクレスがオージャカリバーZEROを王座の後方にあるとある穴にセットする。
すると城の歯車という歯車が動き出し、オージャカリバーZEROと彼の王冠が輝きに包まれオージャクラウンを顕現させた。
画面は変わってコーカサスカブト城……の、後ろ側。
誰も見ないようなその背面の一部分が赤く発光し、キングオージャーのマークを輝かせた。
そして第22・23話にて城そのものが超巨大シュゴッド・ゴッドコーカサスカブトで、更に超巨大ロボのキングコーカサスカブトへと変形できることが判明する。
しかし2000年も前に築城されたのもあって変形に必要な各部の歯車を始めとした駆動部分が尽く経年劣化・破損・脱落しており、特にコア部分は損傷が激しく、担当していたコフキが嘆く程であった。
シュゴッダム国民総出で集めた金属パーツとンコソパによる部品製造、ジェラミーによる運搬により復元が完了し、ギラとオージャクラウンランスによってキングコーカサスカブトとしての姿を取り戻した後はダイゴーグと戦闘。キングコーカサスカブトフィニッシュの一振りで叩き斬って撃破するのだった。
さらに第33話にてギラ達チキューの住民の祖先が別世界(キョウリュウジャーの世界)の地球の住民で彼らが星から星へと渡った移動手段にコーカサスカブト城が使われていた事が判明。それにより、コーカサスカブト城もといゴッドコーカサスカブトは宇宙船にもなる事が判明した。
終盤のデーボス軍との戦いにてゴッドクワガタとリンクしたギラの呼びかけに応じてカグラギの妹スズメの手により宇宙船として始動。ゴッドタランチュラを除く各国のシュゴッドと共にキョウリュウジャーの世界に来訪し、ヤンマ達を王鎧武装させる事に成功。戦いが終わった後はヤンマ達を乗せて元のチキューに帰還した。
第48話にて、ダグデド撃破の計画が間に合わなかった場合の計画である避難計画ゼロによりこのコーカサスカブト城やシュゴッドたちを用いてチキューの全国民を安全な別の星に移住させようとしたが、この計画を知った側近含め全国民が避難を拒否し反逆を起こしたことにより計画が破棄。移民船として利用することはなくなった。
天井の壁画について
「ラクレス王の秘密」でもピックアップされていた天井の壁画の正体は、チキューのルーツを示す壁画の前半部分の写し。
キングオージャーを中心とする絵の周囲にバグナラクとの戦いと、ジェラミーの父を除く5人の王による建国伝説が記されているが、壁画の下端、ゴッドコーカサスカブトの下に地球がわずかに描かれている。
さらにその横の文字は「そしてここから先は誰も知ることのない、この世界にとって重要な秘密を書き記そう」と書かれているのだが、続きの部分は欠けており「秘密」の正体はこの壁画のみでは読み取ることができなくなっている。
この続きに当たる部分はそもそもチキューには存在しておらず、地球に残された獣電戦隊の登場を予言する壁画がその正体である(両方の壁画の下端部分に地球が描かれ、合わせると一つながりになる)。
最終章三部作のスタッフ陣のオーディオコメンタリーにて明かされパイロットの上堀内監督と脚本の高野氏は大森P主体で壁画の設定は進められたため遊び心と思ってたが大森Pは遊び心ではなく狙いがあったと話しチキューの民は地球から移り住んだという設定は初期の頃から決まっており最終的に十周年を迎えたキョウリュウジャーのいる地球になったが本物の地球を守ってた先輩スーパー戦隊との共演のために入れておいたという意図があった事が明かされた。